『シャーロック・ホームズ』(2009 米)
個人的なシャーロック・ホームズのイメージは、この方、ジェレミー・ブレット版ホームズで定着してしまっている。
80年代にNHKでやっていた英国製のテレビドラマで、
当時は毎週楽しみに見ていたものだし、この人ほどホームズを
体現した人はもう出てこないんじゃないかと思ってた。
それだけに、今回の意外とも思えるロバート・ダウニー・Jrを器用してのホームズは、
さて、どうなのか、興味津々で映画館へGOしたのでした。
原題:『SHERLOCK HOLMES』(129分)
監督:ガイ・リッチー
脚本:マイケル・ロバート・ジョンソン他
音楽:ハンス・ジマー
出演:ロバート・ダウニー・Jr
ジュード・ロウ
レイチェル・マクアダムス
ロバート・ダウニー・Jrのホームズは、ホームズにルパン三世を足して2で割ったようなキャラクター・・・、いや、かなりルパン三世に近いキャラクターでありました。
頭脳明晰なのはもちろんだけれど、ユーモアのセンスや敏捷性だってルパン三世に負けちゃいない。
とにかく、やんちゃなホームズなのです。
しかも、ルパンが峰不二子に弱いように、ダウニー・ホームズもアイリーン(R・マクアダムス)の前では冷静さを欠いてしまう。
なので、つい気を許したばかりに、目が覚めたらこんな目に遭っていたりする(汗;)。
そう考えると、W主演のような形のジュード・ロウ扮するワトソン博士も、
なんか次元大介に似たキャラクターのような気がしてきちゃう。
アイリーンは、まさに峰不二子みたいなキャラだし。
じゃ、銭形警部の役割のキャラはっていうと、ええ、見かけはちょっと違うけどちゃんといらっしゃる。
キャラとして見当たらないのは、石川五ェ門役ぐらいか。
というわけで、ルパン三世が好きな人なら、この映画も楽しめると思います。
ま、これはこれでアリなのかなと思わせるホームズ映画でありましたよ(^_^)v
評判さえ良かったら続編を作る気満々の終わり方だったしなぁ。