映画の心理プロファイル

『プリズン・フリーク』(2006 米)

ついつい観てしまうサッカー(ワールドカップ)の試合の合間に、
これまた、ついつい観てしまった映画。
決勝トーナメントの1回戦って、夜11時頃から1試合、そして深夜3時過ぎから1試合というのが
パターンになっていたので、そのあいだ2時間ほど時間をつぶす必要があったのです(寝りゃいいのに^"^;)

最初は、『プリズン・ブレイク』の映画版?
と思ってみはじめたのだけれど、似ても似つかぬユルいコメディで(だったら寝りゃいいのに^"^;)
だけど、ついついお話に引き込まれ、とうとう最後まで。
案外拾いものだったかなぁと思っちゃったコメディ作品でした。

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原題:『LET'S GO TO PRISON』(89分)
監督:ボブ・オデンカーク
原作:ジム・ホグシャー
脚本:ロバート・ベン・ガラント他
音楽:アラン・エリオット
出演:ウィル・アーネット
   ダックス・シェパード
   シャイ・マクブライド

刑務所を舞台にした映画というと、『終身犯』(1961)『暴力脱獄』(1967)
『ロンゲストヤード』(1974)『アルカトラズからの脱出』(1979)『ショーシャンクの空に』(1994)
『デッドマン・ウォーキング』(1995)『グリーンマイル』(1999)・・・・と、印象に残る、しかも感動作が多い。
だけど、こちらは感動はこれっぽっちもしません。でも、なんとなくニタニタできます。

TVシリーズの『プリズン・ブレイク』は兄を助け出すため刑務所に入るお話だったと思うけれど、
こちらは復讐のために入るというところがまず掴みになってる作品。

刑務所とシャバを行ったり来たりのジョンは、釈放された暁には自分を有罪にした判事へ復讐するつもりでおりました。
ところが、いざその機会が巡ってきたら、判事はすでにこの世の人ではなかった。
そこで、軽く方針転換。復讐の矛先を判事のドラ息子ネルソンに定め、まんまとネルソンを罠にハメて刑務所送りにしてしまう。
だけどジョンの腹の虫は、ネルソンを刑務所送りにしたぐらいじゃまだ収まらなかった。
そこで、自分もわざわざネルソンが収監される刑務所へ再入獄。コネを使って彼の同室になり、
友達になったフリをして様々な手を使って復讐を開始します。

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2人の服の色の違いにお気づきでしょうか。新品のきれいなオレンジ色の囚人服をきていれば新人、着古して色の抜けた服を着ていればベテランと、色の違いだけで判断できちゃうんですね。
ジョンは何度も務所入りをしてるベテランなので、新品は絶対選びません。
だって、新人は狙われやすいからです。特に、SEXに飢えた男どもから。
案の定、なまっちろくてツルンとしたお肌のネルソンは、さっそくそういう連中から目をつけられます。
中でも、ひと目でネルソンを気に入っちゃったのがこの男、黒人の囚人たちを束ねる大男のバリー。
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ジョンは、復讐の第一弾として、こっそりネルソンをバリーに売り渡します。
抵抗するスベを知らないネルソン。嗚呼哀れ、ネルソンの貞操はもはや風前の灯火か・・・
ま、そこはコメディなので、あまり心配することはないんですが(^^

その一方で、ジョンは所内のネオナチグループにもネルソンを売り込みます。
このグループのボスに失礼を働いた囚人は、半殺し以上の制裁を受けてしまうのが常だから。
それもまんまと成功。
「やった~!これで俺の復讐も成就できるぞ♪」

ところがどっこい、お話は予想に反してジョンの望まぬ方向へ急旋回していくことになるんですが、それは見てのお楽しみ。

とにかくスタッフもキャストもテレビ畑の人が多いせいか、ライト感覚のコメディに仕上がっておりまして。
ダックス・シェパードって犬みたいな名前の俳優さんも、それからネルソンを演じるウィル・アーネットもいい味出してるし、どこかで見たような顔なんだけど、そのどこかが思い出せない。
で、2人のキャリアを調べてみたのだけれど、出演してるのは未公開のコメディ作品ばかり。
この手の軽いコメディって、はなかなか映画館じゃお目にかからないんですよね、残念ながら。
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by kiyotayoki | 2010-07-01 10:53 | 映画(は行)