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映画の心理プロファイル

ロンドン・ダンジョンの怖~い広告

半月ほど前のネタで恐縮だけど、英国の首都ロンドンの地下鉄に設置されたとある広告が、
“怖すぎる”という理由から撤去されたというニュースがあった。

その怖すぎる広告というのは、イギリスのお化け屋敷“ロンドン・ダンジョン”の液晶ディスプレイ広告。
1553年から1558年にかけて300人以上のプロテスタントを生きたまま火あぶりにかけたイングランド女王、
メアリー1世が恐ろしいゾンビにかわるというもの。
その映像がこちら( )。個人的にはそれほど怖くなかったんだけど、心臓の弱い人はどうでしょう(;^^ゞ。



それにしても、人はなぜわざわざ怖い思いをしたがるのでしょうね。

精神分析学の生みの親であるフロイト博士はこう言っています。
「人には2大欲求がある。一つはエロス、生の欲求。そして、もう一つはタナトス、死の欲求である」
人は「生きたい」という欲求と同じくらい「死にたい(破壊したい)」という欲求も持っているというのです。
エロス欲求があるからこそ人類は生を謳歌し子孫を残そうとするし、タナトス欲求があるからこそ自殺もしてしまうし殺人や戦争も起こしてしまうということ。
けれど、タナトス欲求は一度発動してしまうと取り返しがつかない。ひとつしかない命をそう易々とは手放せませんものね。
そこで、人はその代償として、死の疑似体験をすることで満足しようとするのかも。
だからお化け屋敷やホラー映画に人は恐る恐る、でも喜々として殺到することになるのでしょうか。

人がわざわざ怖いものを見たがる傾向があることは、脳科学的にもこんな説明がなされています。
恐怖に関する脳の研究によると、恐怖によって活性化する脳の神経系は、快感に関連する神経系と同じらしいのです。
快感と恐怖という一見正反対の感情には共通部分があるということ。
しかも、お化け屋敷やホラー映画は身の安全が保証されているので、純粋に恐怖だけを“楽しめる”。
だからなんでしょうかね、人がわざわざ怖い思いをしたがるのは(^^ゞ。
さて、あなたはいかがでしょう。


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        ウォッカベースのカクテル“ブラッディ・メリー”。名前の由来は、そう、あのメアリー女王です。
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by kiyotayoki | 2010-07-29 20:11 | 閑話休題