映画の心理プロファイル

『ホッタラケの島  遙と魔法の鏡』(2009 日)

TVをつけたら、たまたま始まるところで、ついつい最後まで観てしまったアニメ作品。
キャラクターがビニール製のお人形のように見えるこの手のCGアニメは、あまり好みじゃない。
なのに惹き込まれてしまったのは、ホッタラケの島の世界観がとてもカラフルで夢いっぱいに表現されていたからかな。
『不思議の国のアリス』や『モンスターズ・インク』、それから『ロボッツ』の世界観が好きな人、
また“ホッタラケ”経験のある人にはおすすめの作品です。

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(98分)
監督:佐藤信介
脚本:安達寛高 佐藤信介
主題歌:スピッツ「君は太陽」
声の出演:綾瀬はるか
     沢城みゆき

ホッタラケは「ほったらかしにしたもの」という意味のようだ。
かつては大事にしていたのに、いつの間にか忘れ去られて、どこへ行ったのかわからなくなってしまったもの。
それが”ホッタラケ”。
そして”ホッタラケの島”は、人間たちがホッタラケにしたものでできている島なのです。

主人公の遙は幼い頃に大好きなお母さんを病気で亡くしてしまう。
時が経ち、遥も16歳の女子高生に。仕事に追われる父親にはついつい冷たい態度をとり、
家出と称してはお祖母ちゃんの家を訪ねてしまう遙。

そんな遙の“ホッタラケ”は、母親から貰った大事な手鏡と縫いぐるみの人形。
いつの間にか身の回りから消えていて、どこを探しても見つからなくなってしまっていた。

お祖母ちゃんの家へ向かう道すがら、ふとお母さんから聞いた昔話を思い出し、お稲荷さんに
なくなった手鏡が見つかるようにお祈りをした遙は、そこで奇妙な生き物を目撃してしまう。
キツネのような顔だけど、ちゃんと服を着ている。
その生き物を追って行くうちに、遙はおかしな世界に迷い込んでしまう。
いよいよ冒険の旅の始まりだ。
この辺りは、アリスを彷彿とさせる展開。
だけど、ホッタラケの島が個性的で魅力的なので、二番煎じ感は薄い♪
どんな風に魅力的かは、実際にご覧になっていただければと。

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遙が目撃した奇妙な生き物の名前はテオ。
テオたち“ホッタラケの島”の住人たちは、人間たちが“ほったらかし=ホッタラケ”にしたモノを、いらないモノと決めつけて、せっせと島に運び込んでいたのでした。
遥は、母の手鏡もここにあるはずだと確信。テオを無理やりお供に巻き込み、2人で手鏡捜しを開始するのだけれど、もちろん一筋縄ではいかなくて・・・。


映画を観ながら、僕のホッタラケといったら、さて何だろう・・・と、頭を巡らしてみた。
幼かった頃、姉貴と一緒にお人形さん遊びをした時のカエルやシチズンのマスコット人形、
いつの間にか遊ばなくなったけれど、あれはどこへ行っちゃったのかな。
東京へ出てきてからも、引っ越しをするたびに、何かなくなったような気がするし。
そういったものがみんな“ホッタラケの島”に運ばれていて、島の人たちに使ってもらえているのだとしたら、
それはそれでちょっと嬉しいことではあるかな(^^ゞ


今年の夏の大ヒットムービー『トイストーリー3』も、別口の“ホッタラケの島”送り
になったオモチャたちの脱出劇みたいなので、ぜひ観てみたいなぁ。

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by kiyotayoki | 2010-08-16 18:12 | 映画(は行)