師走の個展めぐり
どれも都内なので、日を分けてふらっと巡って来た。
まずは、仕事でもお世話になっている南幅俊輔さんの写真展『猫旅』(北品川「ぎゃらりー連」にて)。
旅で出逢った野良猫たちの生き様をフレームに収めた作品が壁いっぱいに展示されておりました(12日に終了)。
野良ちゃんらしく、不敵な面構えの猫たちがズラリ!猫好きにはたまらない写真展でした。
続いて、わりと近所だったので自転車を飛ばして行って来たのは、造型作家・茂井健司さんの個展
『“170”-空に立つ-』(神宮前トキ・アートスペース 19日まで)。
鏡を使った作品を連作されていた茂井さんが今度は透明なガラスを使った体験型の造型物にトライされていた。
強化ガラスが使われているので、このガラスの部屋に靴を履いたまま入ることができる。
天井にはプロジェクターが設置されていて、上からプログラミングされた様々な映像が投影される仕掛け。
確かに“空に立った”気分でありました。
最後は、友人の娘さんである荻野夕奈さんの作品展。こちらは、新橋にある喫茶店の壁をアートスペースにしての個展だった。
(新橋カフェ・ド・ルノン 30日まで)
淡い色彩で、日本画のような油絵。以前の作品は精緻さが際立っていた感じだったけれど、
今回拝見した作品は様々な実験的な試みがなされていて興味深かった。
どんな変化を見せていくのか、これからが楽しみな若手芸術家です。