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映画の心理プロファイル

『ビッグ』(1988 米)

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原題:『BIG』(102分)
監督:ペニー・マーシャル
出演:トム・ハンクス
    エリザベス・パーキンス
 ロバート・ロジア

トム・ハンクスがまだ“若者顔”をしていた頃の大ヒット作です。
撮影当時31歳ですからね、まだ老け込む歳じゃありません。

お話は、アメリカでは一般的だったらしい“移動遊園地”から始まります。
主人公のジョシュは12歳の男の子。悩みは他の男子と比べると、身長で見劣りがすること。
そのせいでジェット・コースターに乗れずガックリ。
ジョシュは、たまたま見つけた“望みをかなえる魔王”のボックスに願掛けをします。
「どうか大きくなれますように」。
すると、ボックスから“願いをかなえよう”というカードが。
それを見て大喜びで帰途につくジョシュ。
でもジョシュは気づいていませんでした。実は、ボックスの電源は入っていなかった!という事実を。

ジョシュ(T・ハンクス)が自分の変化に気づいたのは、翌朝のこと。
鏡に映る自分の姿を見てビックリ。
な、なんと30づらの大人に変身しているではありませんか。
魔王が本当に願いをかなえてくれたのです。
しかし、いくらなんでも12歳からいきなり30歳というのは成長のしすぎ。
当の本人が信じられないのですから、母親が信じてくれるわけもなく、
ジョシュは不法侵入者として母親に家から追い出されてしまいます。

途方にくれるジョシュを助けてくれたのは親友の(  )でした。
ジョシュは親友の手助けで、おもちゃ会社に就職、なんとか都会で一人暮らしを始めます。
体は大人ですが、心は12歳の子供。だから発想は柔軟だし、
子供が求めるおもちゃがどんなものかは手に取るようにわかります。
その柔軟な発想で次々と新しいおもちゃを開発。その活躍は社長(R・ロジア)の耳にも届き、
ジョシュはとんとん拍子に出世していきます。
(社長と意気投合し、おもちゃ売り場の大きな鍵盤の上を2人でステップを踏みながら踊るシーンは秀逸でした)

そんなジョシュに目をつけたのは社長だけではありませんでした。上昇志向の強い同僚のスーザン(E・パーキンス)です。
スーザンにとって男を手玉にとるのは朝飯前。
ジョシュも自分の魅力でメロメロにして、思い通りにコントロールしようという魂胆で彼に急接近します。
ところがジョシュ君、体は大人ですが、心は子供。
自分の魅力がまるで通用しないジョシュにスーザンは唖然。
そして、いつしか純粋な心を持つジョシュに、心惹かれるようになっていきます。
まさにミイラ取りがミイラになっちゃった感じ。
だけど、しつこいようですがジョシュ君、体は大人でも心は子供なんです。
さて、この恋、どうなっちゃうのでしょうか・・・・。

それにしても恋愛経験豊富なスーザンが、なぜジョシュに心を奪われてしまったのでしょう。
それはジョシュがスーザンの目には“特別な男性”に映ったから。
「あの人、他の男とは違う」
そう思った時こそ、恋の出発点なのです。
好きな人の心をつかむには、まず、相手の目をひくこと。他の人とは違うと印象づけることが肝心なんですね。
それを心理学では『顕著性効果』といいます。
  
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by kiyotayoki | 2004-10-19 14:36 | 映画(は行)