大胆不敵な水墨画に描かれた可愛いワンちゃん
これはNHKのハイビジョン放送でやっていた“異端の水墨画”を紹介する3回シリーズの番組タイトル。
水墨画というと、山水画や花鳥草木を描いた暗くて枯れた絵といったイメージがあるのだけれど、
番組ではそんな常識を覆す、ぶっ飛びの絵を生み出した画家たち3人を紹介してくれていた。
その3人とは、室町時代に活躍した雪村(せっそん)、江戸中期の白隠(はくいん)、長沢芦雪(ながさわ・ろせつ)。
模倣が得意な日本人、と揶揄されることが多いけれど、
なんのなんの、こんな個性的で大胆な筆遣いをする絵師たちが水墨画の世界にもいたんだと知って嬉しくなってしまったのでした。
下の画像は、第一回「はみだ師 とびだ師」の主役・芦雪の『白象黒牛図屏風』(の一部)。
大きな画面いっぱいに描かれた黒牛、
よく見ると、その大きなお腹のところに小さな白い生き物が。
これ犬なんだって。
しかし、このリラックスぶりはどうだろ(^ε^)
思わず、このワンちゃんで“そっくり犬”をやってみたくなっちゃったじゃないですか♪
芦雪さんはこんなワンちゃんも描いておりました(花鳥蟲獣図巻)。