お蔵探しとカラーバス効果
「お蔵なんて都内じゃ見かけたことないのに、
なんでそんなに簡単に見つけられるの?なんか秘訣でもあるの?」
特別、秘訣なんてものがあるわけじゃないけれど、
あるとしたらカラーバス効果が働くからじゃないかなと。
カラーバスを英語で書くとCOLOR BATH。
BATHは「浴びる」、つまり「色を浴びる」という意味。
例えば、「今日は赤を意識しよう」と考えて街にでると、
普段はあまり意識することのなかった、看板や車、郵便ポストなどなど
街中に存在するありとあらゆる赤いものが目に飛び込んでくるようになります。
これはある一つのことを意識することによって、意識していることに関する情報が無意識のうちに自分のアンテナに引っかかってくるようになる現象です。
この効果が働くのは色だけじゃなく、例えば「監視カメラ」を意識しながら街を歩くと、不思議なほど監視カメラが目に入ってくる。
都会じゃこんなにあちこちから監視されてるんだぁってビックリするほどです。
人間の目は、対象を意識するだけで、その対象だけにフォーカスが当たるようにすることができるんですね。
だから、お蔵を意識しながら歩いているだけで、自然とお蔵が目に飛び込んできちゃうというわけ。
これ、とても便利な効果なので、時々使っております。
ついこないだも、「そういや最近、公衆電話を見かけないけど、家と駅の間にいくつあるんだろ」と思い立って意識して歩いてみたら、意外なところに1つあるのを見つけました。
携帯電話の普及で、公衆電話は随分と減ってしまったけれど、意識して歩けば、あるところにはまだちゃんとあるんですね。
逆にいうと、意識しなければ、そこにあるのに見えなくなっちゃうものも沢山あるということ。
(公衆電話も意識するまで全然目に入っていなかったし^^;)
気をつけなくっちゃ(;^^a