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映画の心理プロファイル

カメラマンKさんの宝物 ハッセルブラッド

近所に住むカメラマンのKさんは、月に一度は必ず電話をくれ、
自宅に招いて美味しい手料理でもてなしてくださる僕にとっては神様のような人だ。
この方がいなかったら、僕の食生活はかなり貧しく偏ったものになっていたに違いない。

Kさんは、元々は雑誌の編集をしていた亡妻がいつも仕事を依頼していた方。
料理の写真を撮るのが得意な方なんだけど、料理の腕もプロ並みの方なので写真に撮るどんな料理も自分で作ってくださる。
料理を作ってくれた上に、撮影もしてくれ、しかも、撮影後にはその料理をふるまってくれるのだから、
これほど有り難いカメラマンはいないのではないか。

普通、撮影用の料理って、見栄えや写り栄えを重視するので、味付けは問題外だし、
オイルを塗ったりして、実際は食べられないものが多いという。

だけど、Kさんは最後にみんなで食べられるように、しかも見栄え・写り栄えがするように作ってくれるのだから嬉しいでしょ。
家が近いので、撮影後には僕もちゃっかりお邪魔して、お裾分けをいただいたものだった。
その恒例の行事が、亡妻との仕事がなくなった今でも続いているのだから、ホントに感謝感謝なのです。

つい先日の連休にも電話をいただいたので、その夜に飲むお酒(ビールやワイン)を手土産にしていそいそと出かけた。

この夜のメニューは、冷やしたビールと相性ぴったりの餃子と手羽先、それに生ハムサラダと明太子のクリームパスタ。
いつもながら満腹満腹♪
またまたホントにご馳走様でした。

いつしかKさんのカメラマン修業時代の話になり、
僕が興味本位で、「最初に買ったカメラは何だったんですか?」と水を向けたら、
Kさんがおもむろに奥の部屋から持ってきたのが、このカメラだった。

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ハッセルブラッドというスウェーデン製のカメラで、当時数十万したという。
苦労人のKさんは、昼間は写真学校に通いながら、夜は深夜まで水商売の仕事をして貯めた金で、思い切って買ったんだという。
スウェーデン製のカメラというのも初めて見たけど、両手でホールドして真上から覗き込み、
右の親指でフィルムを巻くという独特のフォルムがいかにもプロって感じで、
思わず「カッコイ~♪」って口走ってしまった。

スウェーデン鋼の美しいボディ。完全機械式。そしてカールツァイスのレンズ。
しかもシャッター音が太くて柔らかで、それを聞いただけで心が躍ってしまった。
カメラにハマる人って多いけど、その気持ちがわかるような気がいたしました。

後で知ったけど、ハッセルブラッドは、月旅行に携帯されたカメラとしても有名なんですってね。
1962年から1975年までの14年間に延べ60台のハッセルブラッドが宇宙に行き、
貴重な記録を残してきたとのこと。

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YouTubeに、「My Swedish Girl!」なんてタイトルの映像があったので、ご紹介。
恋人呼ばわりするくらい、このカメラに惚れ込んでいる人って世界中にいるんだな。


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by kiyotayoki | 2011-07-20 09:47 | 閑話休題