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映画の心理プロファイル

『ハード・プレイ』(1992 米)

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原題:『WHITE MEN CAN’T JUMP』(115分)
監督・脚本:ロン・シェルトン
出演:ウェズリー・スナイプス
    ウディ・ハレルソン
    ロージー・ペレス
    ティラ・フェレル

『クライング・ゲーム』と同じ年に公開された映画で、印象に残っている作品の
ひとつです。ていうか、個人的にバディ・ムービーって割と好みなんです。

この映画でバティ=コンビを組むのは、ウェズリー・スナイプスとウディ・ハレル
ソンの2人。当時、29歳と30歳ですから、スクリーンから2人の若いエネルギ
ーがあふれ出してきます。

舞台はアメリカ西海岸のベニスビーチにある青天井のバスケットコート。
シドニー(W・スナイプス)は2on2のストリートバスケの賭け試合で稼いだ金で
妻のロンダ(T・フェレル)と子供を養っている男。だからバスケの腕はプロ並み。
そこへある日、バスケ好きの白人がやってきます。
シドニーからすれば白人はジャンプもろくにできない連中(原題もこれ)ですから
カモが向こうからやってきてくれたようなもの。
そこで、ビリー(W・ハレルソン)と名乗ったその男をおだてて賭け勝負をやらせ
ることに。
ところがビックリ、ビリーは見事にシュートを決め、賭けはシドニーの完敗。
実は、ビリーも素人のフリして相手を油断させて賭け金をせしめるセミプロの
ハスラーだったのです。
一杯食わされた形となったシドニーは、ビリーの腕を見込んでコンビを組もうと
申し出ます。シドニー同様金に困っていたビリーは、同棲しているグロリア(R・
ペレス)の反対には耳を貸さず、二つ返事で承諾。
以来、2人はコンビを組んで、賞金稼ぎに精を出すようになります。

2人は口八丁手八丁で賞金を稼ぎまくりますが、そこは勝負事、肝心な時に
負けては借金を増やすはめに。そこで2人はスポンサー付きのトーナメントに
出て優勝賞金を狙うことにします。今までになく真剣な2人。ガチンコ勝負です
から当然です。そして、2人は実力で見事に優勝賞金5千ドルをゲット!
やるときゃやります、この2人。おかげで友情指数もうなぎ登り。
男はメンツを重んじ、自尊心を高めたがる生き物。だから、メンツと自尊心を高
め満たしてくれる友人には『好意の返報性』が働いて最大限の好意を返そうと
します。人種の壁を越えて2人は“マブダチ”になったのです。

これで終わればめでたしめでたしだったんですが、
懲りない2人にさっそく悪いクセが・・・。
山分けした金を賭けて一発勝負!と2人の間で話が即、まとまっちゃった。
結果はビリーの負け。賞金はすべてシドニーの手に。
あらら、さっそく“マブダチ”解消です。
それを聞いてグロリアは激怒、家を出ていってしまいます。そこへやってきた借
金取りにビリーはヤキを入れられ、もうボロボロ。弱り目に祟り目とはこのこと。

さて、ビリーは立ち直れるのでしょうか。
シドニーは“マブダチ”を放っておけるのでしょうか。
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by kiyotayoki | 2004-11-22 11:59 | 映画(は行)