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映画の心理プロファイル

『ホール・パス/夢の独身許可証』(2011 米)

オーウェン・ウィルソン(左)って、若い若いと思っていたけれど、もう42歳なんだね。
そのせいか、それとも中年という役柄のせいか、この映画ではいつもの若々しさは封印されております。
この人、一応イケメンの部類に入ると思うんだけど、コメディ映画の出演が多い。
おとぼけキャラが持ち味。
ただケイメンが災いしてか、それほどはじけた役はやらないので印象はちょっと薄めかな。

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原題:『HALL PASS』()
監督:ピーター・ファレリー、ボビー・ファレリー
出演:オーウェン・ウィルソン
    ジェイソン・サダイキス

『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟とオーウェン・ウィルソンがタッグを組み、
中年男2人の悲しい性(さが)を描いたドタバタコメディ。
親友同士のリックとフレッドは、お互いに長年連れ添っている妻がいる。
だけど、若い女性に目が行きがちでどうも夫婦関係が上手くいかない。
そこで妻たちは2人に対して、1週間だけ結婚生活から離れて何をしてもいいという許可証
(=Hall Pass)を与えることにするのだけれど……。

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ホール・パスというのは初めて耳にした言葉。
本来は学校なんかでトイレなどへ行く際、
生徒が教師からもらう許可証のことを意味する言葉らしい。
だけど、この映画では、
一週間だけ結婚を解消し、独身の時のように好き勝手に過ごしていいし、
その間に起こったことは一切詮索しませんという
男性にとってはまことに嬉しい許可証の意味で使われていおります。

だけど、なぜそんな許可証を妻が出そうと思ったのか。
それは心理学者の女友達の入れ知恵でありました。
その友人がこう言うんですね。
「あなた、リアクタンスって心理、知ってる?」

リアクタンスというのは、「心残りの心理」とか「ないものねだりの心理」と訳されています。
人は自分の意見や態度を自由に決定したいという動機を持っているんだけど、それが脅かされると自由を回復したくなるんですね。
だから、浮気するなと言われると、「浮気をする」って自由を回復したくなって他の女によろめきたくなるし、
どうぞご勝手にという態度をとられると逆に「女房ひとすじ」って自由を回復したくなって浮気に抵抗を示すようになっちゃう。
そういう心理が働くから、たとえホールパスを与えても夫はなかなか浮気はできないし、
かえって女房の大切さに気づくはずだと心理学者の友人はアドバイスをしたんですね。

で、結果はというと・・・。
これを書くとネタバレになっちゃうので、書けないんだなぁ、残念ながら。
(な~んて書くと何げに結果が気になるでしょ。それはあなたにリアクタンスの心理が芽生えたからだと思われます^^ゞ)

お話自体は、わりとしっかりとしたラブコメに仕上がっておりました。
もちろん、ファレリー兄弟らしい下ネタも要所要所にちゃんと用意されており、
ちょいと目を疑うシーンも!

そうそう、この作品、エンドロールがすべて終わるまで
立ち上がってはいけないタイプの映画だということは書いておいたほうがいいでしょうね。
もし、DVDでご覧になる場合でも、どんなオマケ映像があるか気になる方はそこんところ、お忘れなく(^_^)v

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by kiyotayoki | 2011-10-08 19:07 | 映画(は行)