映画の心理プロファイル

Fragments(かけら)というショートフィルム

YouTubeで
こんなショートフィルムを見つけた。




これ、ニコンのデジタルカメラの宣伝用にフランスで作られたものらしいけど、
ついつい引き込まれてしまい、最後まで見てしまった。

想像するに、50歳前後のこの男は離婚経験者で、幼い頃に別れたままになっている娘がいるんだろう。
そんな男の家に写真の断片が送られてくる。
やもめ暮らしが長いようだけど、几帳面なのか部屋はすっきり整理整頓されている。
その几帳面さが断片(かけら)集めに発揮されるんだね。

断片の最後のパーツが“のど”の部分だというところがまた憎い。
男にとっての娘は幼い頃のイメージのままだから、完成した女性の顔を見てもピンとこない。
送り主もそれは知っている。
だから、娘の証しである“のど”の部分を最後にしたんだね。

最後のパーツを手にした男があせるあまりにドアを閉め忘れるシーンもさりげなく入れてあって、
そのおかげで娘は苦もなく部屋に入ることができ、感動の対面と相成る。
いやいや、ちゃんと考えてあるなぁ。


それにしても、男が写真のかけらでジグソーパズルをやっている間、娘はどうしていたんだろうね。
娘としてみたら、思惑通りに男が行動してくれているかどうか心配だったと思うし。
向かいの建物からでも盗み見していたんだろうか。
それとも、宅配業者やハウスキーパーを装って一度や二度、男の部屋を訪れていたりして・・・。


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by kiyotayoki | 2012-05-10 08:08 | 閑話休題