「ほっ」と。キャンペーン

映画の心理プロファイル

『ポリー my love』 (2004 米)

a0037414_9463797.jpg
原題:『ALONG CAME POLLY』(90分)
監督・脚本:ジョン・ハンバーグ
出演:ベン・スティラー
    ジェニファー・アニストン
    フィリップ・シーモア・ホフマン
    アレック・ボールドウィン
    ハンク・アザリア

“子役は大成しにくい”というのが定説になっていますが、実際はどうなん
でしょうか。考えてみれば、大人の役者だってスターになれるのはほんの
一握りなんですし・・・。

この映画には、そんな“子役は大成しない説”を裏付けるようなキャラクター
が登場します。
このところバイプレーヤーとしていい味を出しているフィリップ・シーモア・ホフ
マン扮するサンディがその人。サンディはかつて名子役として名をはせた男。
でも今は売れない役者、っていうか素人劇団でやっと役をもらっている身。
でっぷり太り無精ひげを生やしたその風貌はからは、昔の面影は微塵も感じ
られません。
でも当人は昔の栄光が忘れられないのか、ニセの撮影クルーを仕立てて、
さも自分がまだ現役俳優であるかのように振る舞ったりもします。
この手の人、芸能界のはずれのほうにホントにいそうですよね。

そんな男を親友に持つのが、このお話の主人公ルーベン(B・スティラー)。
職業は保険会社のリスク査定員。死亡するリスク、倒産するリスクを算定し
て、そのクライアントが保険に加入させるに値する相手かどうかを判定する
のが仕事。そんな職業のせいか元々そうなのか、ルーベンは超慎重な性格
で、仕事同様生活すべてをリスク査定し、リスクのない選択しかしません。
そんな超安全主義のルーベンが大失敗をしてしまうのです。
それは結婚。こともあろうに新婚旅行先で新妻がダイビングのインストラクター
と浮気しちゃった上に、「本気になっちゃったの」とのたもうた。

旅行先からひとり淋しく帰ってきたルーベンは茫然自失の日々。
そんなルーベンを哀れに思った親友サンディは、彼をパーティに引っ張り出し
ます。そこで偶然出会ったのが中学時代の同級生ポリー(J・アニストン)。
そうです、去年あのブラピと離婚した彼女です。
今回、彼女の顔をよく見たら、誰かに似てる。で、誰かなーって頭をひねって
たら突然そっくりさんの顔が浮かんできました。
ジェニファーって、ダスティン・ホフマンに似てるんですね(本人が聞いたら
怒るでしょうけど)。
傷心のルーベンにはポリーが女神に見えました。
で、慎重派のルーベンにしては珍しく自分から彼女にアタック。
ところが、このポリーがルーベンとは性格も趣味・嗜好も正反対!
とってもリスクの高い女性だったものだから、さあ大変・・・・。
しかも、2人がいい感じになってきたところで、浮気した妻が戻ってきて
ヨリを戻そうと言い出します。
ルービンは2人を天秤にかけて悩みます。
リスクは大きいけど大好きなポリーをとるか、それとも自分を裏切ったけれど
生活していくリスクは小さい妻を選ぶか・・・・。
優柔不断なルービンは、仕事と同じ要領でパソコンに2人のデータを打ち込
み、パソコンに2人を査定してもらおうと考えます。
でもね、データって案外アテにならないものなんです。
例えばこんな心理トリックがあります。
「東京のある女子校では、全校生徒の3割強が教師と不倫関係にある」
こんなデータがあったらビックリしますよね(しない?)。
でもこれ実はビックリすることではないんです。東京の女子校というと先入観
で都会の女子校を思い浮かべますが、東京にだって過疎村があります。
実はこの女子校、全校生徒が3人の学校。そのうちの1人が教師と不倫をし
ていたら、データ上は「全校生徒の3割強が不倫してる」になっちゃう。
データだけを鵜呑みにしちゃうと大勘違いしてしまうことがあるということです。
[PR]
by kiyotayoki | 2005-01-24 09:28 | 映画(は行)