映画の心理プロファイル

銀ブラならぬ“銀ブロ” ♪

銀座の街をブラブラあるくことを「銀ブラ」というけれど、
この言葉ができたのって大正デモクラシーの時代なんだそうな。
モダンボーイ、モダンガールが銀座を闊歩していた時代から、銀ブラはすでにおしゃれの代名詞だったんだね。

そんな銀座に、昭和の香りのする「銭湯」がまだ2軒残っているというので、
銀ブラならぬ銀ブロ体験をしてまいりました。

銀座に残る銭湯は、銀座湯と金春湯の2軒(昭和40年代には6軒あったそう)。
今回出かけたのは、銀座8丁目にある春湯(こんぱるゆ)
創業はなんと文久3(1863)年!

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昭和31年までは木造だったらしいのだけれど、その後、今の5階建てのビルに改築、現在に至っているんだとか。
それでも築55年だから、充分に古い。
暖簾の掛かった入口から奥に入って行くと下足箱の並ぶスペースが見えてきた。

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靴を脱ぎ、下足箱に靴を入れて右手にあるドアから脱衣所へ入ろうとしたら、あららっ
中からお婆さんが「お先に失礼しますよ」と言いながら出てくるじゃありませんか。
わわっ、女湯のドアを開けちゃったのか?
慌てて確認したけど、ドアにはちゃんと男湯と書いてある。

どうやら、出てきたお婆さんは、この金春湯の女将さんだったようだ。
思うに番台を交代する時間だったんだろう。ホッ。

風呂代450円を番台に座るご主人(さっきの女将さんの息子さん?)に払い、服を脱いで、いよいよ浴場へ。

正直な感想を言えば、狭いです。古いです。湯船だってあんまり大きくない。やっと足が伸ばせる程度だ。
だけど、お湯の出はいいし、清潔感はあったな。
それに、タイルに描かれた錦鯉をあしらった壁絵もなかなかの味わいだったし(撮影不可だったので下の画像は借り物です)。
地価の高い銀座だもの、450円で汗が流せてのんびり湯船につかれるんだから、これ以上贅沢を言ったらバチが当たるかも?

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心身共にスッキリして、暖簾をくぐり、再び炎天下の通りへ・・・
と、思ったら、存外涼しい。雨が降ったせいか、それとも気流が変わったのか?

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銀ブロはできた。
だけど、気になっていたことがひとつあった。
前日、金春湯さんのホームページを見て、「へぇ~、そうなんだ」と思ったことがあったのです。
それは銭湯に付き物である煙突
5階の屋上にある上に、ビルが建て込んでいるので、下(地上)から見ることはできないと書いてあったのだ。

そう書いてあると、無性に見てみたくなるんだな、これが。
そこで、この銀ブロの提案者であり、一緒に湯船にもつかった友人につき合ってもらって、煙突を見ることができる場所を探すことにした。
探すこと約10分。
金春湯の向かいにあるビルの非常階段を7階分ほど登って、金春湯ビルを見下ろしてみたのがこの風景。

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ムムッ、煙突らしきものは・・・な、ない。
ホームページで見た煙突がどこにもないじゃないの。
煙突が立っていそうなところにあったのは、ステンレス製の小さな煙突だけだった。
がっかり。せっかく風呂に入って汗を流したのに、7階分階段を登ったせいで、また汗がふき出してしまったし(つき合ってくれた友人にも申し訳なし^^;)





自宅に戻って調べてみたところ、
嗚呼、なんということ・・・
金春湯の煙突は、クリーンエネルギー化(ガス化)と地震対策のために
2年ほど前に解体されてしまったのだそうな。

残念だけど、2年前ということは先見の明があったということですね、女将さん。
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by kiyotayoki | 2012-08-05 17:09 | 閑話休題