映画の心理プロファイル

『クレイマー、クレイマー』(1979 米)

a0037414_2312773.jpg
原題:『KRAMER VS.KRAMER』(105分)
監督・脚本:ロバート・ベントン
原作:アヴェリー・コーマン
出演:ダスティン・ホフマン
    メリル・ストリープ
    ジャスティン・ヘンリー
    ジョージ・コー
    ジェーン・アレクサンダー

子役シリーズ、せっかくなのでもう1本。
子役男優で、これまでアカデミー助演男優賞にノミネートされたのは3人。
『シェーン』(1953)のブランドン・デ・ワイルド君(当時10才)、『シックスセン
ス』(1999)のハーレイ・ジョエル・オスメント君(当時10才)と、この映画の
ジャスティン・ヘンリー君(当時7才)だけだといいます。
a0037414_12341444.jpg
ニューヨーク、マンハッタンのアパートメントで暮らす3人の
家族のお話です。一見、どこにでもいる普通の幸せそうな
家族。でも、いきなり破綻が訪れます。妻のジョアンナ(M
・ストリープ)が家を出ていってしまったのです。
夫のテッド(D・ホフマン)にしてみれば青天の霹靂。あまり
にも突然のことだし、第一出ていく理由がわからない。
でも、妻にしてみれば悩みに悩んだあげくの行動でした。
互いに言い分は山ほどありましたが、その結果一番の被害を被ったのは息子
のビリーだったでしょう。
まあ、今では日本でも当たり前になってしまった、“ありふれた”離婚劇。
でも当時としてはセンセーショナルな題材でした。
家事全般は妻任せだったためテッドにはフライパンの置き場所さえわからず、
息子の大好物であるフレンチトーストの作り方もチンプンカンプン。
某情報番組の名物コーナー「やってTRY!」の亭主版を見てるよーな感じ。
慣れない家事と育児に時間と負担がかかるため、テッドは仕事にも支障をき
たすように。
それでもなんとかやりくりして8ヶ月。やっと2人の生活が落ち着いてきたとこ
ろで難題が勃発。出ていった妻が息子を引き取りたいと申し出てきたのです。
結局、裁判沙汰になり、権利を主張するため非難合戦が始まります。
原題は『KRAMER VS.KRAMER 』ですが、KRAMERって苗字は
CLAIMERをもじったのかもしれませんね。

ここで、互いの弁護士が使ったのが『バズテクニック』という心理テク。
相手が答えられない・答えにくい質問をわざと次々に投げつけ、答えに窮する
姿を見せつけることで裁判官の印象を悪くさせようとするテクニックです。
いやホントにこの手の裁判って醜い争いですよね。その場に息子のビリーが
いなかったのが唯一の救い。
さて、裁判の行方は・・・。
そして、親子の絆を保つことはできるのでしょうか。
[PR]
by kiyotayoki | 2005-02-08 15:59 | 映画(か行)