『二郎は鮨の夢を見る』(2010 米)
すしの技を極めようと探求し続けるその姿を追ったドキャメンタリー映画
『二郎は鮨の夢を見る』(原題:「JIRO DREAMS OF SUSHI」 米)を観てまいりました。
まず驚いたのは、ナレーションがないこと。
日本人がこういうドキュメンタリーを撮ったら、つい親切心(お節介)で
ナレーションを付けたくなっちゃうところだ。
二郎翁とそれをサポートする人々の証言と、
アートフルな映像にマッチした音楽で綴られる
静謐なる82分、堪能しました。
映画を見終わった後、その足で数寄屋橋交差点のそばにある『すきやばし次郎』へ行ってみた。
今観たばかりの映画のロケ地を見る機会なんて滅多にないと思ったから。
この日は、雨交じりのお天気だったのだけど、幸いなことに映画館(ヒューマントラスト有楽町)からは
地下道を伝っていけばたどり着ける。
完全予約制(食事代も高い)なので、中に入ることはできない。
ちょっとお行儀が悪いけど、入り口扉から中を覗いてみた。すると・・・
おお、ご主人がいらっしゃる♪
最近は体調のいい日だけお店に出られるそうだけど、
御年87才、
いつまでもお元気で、職人芸術を極めていただきたいものです。