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映画の心理プロファイル

『ヘルボーイ』(2004 米)

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原題:『HELL BOY』(132分)
監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
原作:マイク・ミニョーラ
出演:ロン・パールマン
    ジョン・ハート
    セルマ・ブレア
    ルパート・エヴァンス

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あの怪優ロン・パールマンが主演するというので前から観たかった作品。
やっと観ることができました。
原作はアメリカン・コミック。アメコミのヒーローといえば、スーパーマン、バットマン、スパイダーマンが御三家でしょうか。
この3人がコミックに初登場したのはスーパーマン(1938)、バットマン(1939)、
比較的新しいスパイダーマンでも1962年ですから皆さんけっこうなご高齢。
そこへいくとヘルボーイが初登場したのは1993年ですから、スーパー・ヒーロー界ではピッカピカの1年生って感じ。

余談ですが、1954年、スーパー・ヒーローたちはある心理学者によって窮地に追い込まれたことがあります。
学者の名はF・ワーサム博士。
博士は、コミックブックの害毒を糾弾するため本を出版。
それがきっかけで、まるで赤狩りのようにコミックブック排斥運動が全米で巻き起こり、
コミックブックの休刊・廃刊が相次いだらしいのです。
なんとも罪つくりな心理学者がいたもんです。
でも、結果的にはそれがコミックファンの欲求に火をつけ、翌年にはまた前にも増したコミックブームがやってくるんですが。

さて映画のほうは、悪魔の子にして心優しき異形のダークヒーロー“ヘル・ボーイ”の活躍を描く
アクション・アドベンチャー。
お話は、第二次世界大戦末期の1944年10月9日深夜からスタートします。
まず登場するのはナチスドイツの小隊と、なんとロシアの怪僧ラスプーチン。
敗色濃厚なナチスは起死回生を狙い、ラスプーチンと手を組んで冥界から邪悪な龍神を召喚しようと
計画していたのです。
しかしそれはアメリカ軍が武力で阻止。ラスプーチンは開きかかった異界に呑み込まれて消滅してしまいます。
けれど、異界に空いた穴から、小さな生き物がこちらの世界に迷い込んでいました。
それが幼き日の“ヘルボーイ”。
赤い皮膚、頭には2本の角、お尻にはシッポ、そして奇妙な石の右手を持った子鬼か子悪魔のような幼児、
それがヘルボーイでした。
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そんな奇妙な子を親代わりになって大切に育てたのが超常現象学者のブルーム教授(J・ハート)。
教授は大統領命令でできた「超常現象調査防衛局(BPRD)」を指揮しながら侵略者たちから
人類を守る戦士にヘルボーイを育て上げます。

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外見はたくましく、けれど心は優しい怪物に成長したヘルボーイは
同僚である水棲人間のエイブ・サピエンと、自然発火能力を持つリズ・シャーマンと共に悪に立ち向かうことになります。
このヘルボーイ、容貌は怪異(ちょんまげまで結ってるし)だけど、スーパーヒーローの伝統で、
こと女性に関してはとっても奥手。
リズのことが大好きなのになかなか素直になれません。でもって、
新任の世話係マイヤーズとリズが仲良くしてると、内心は嫉妬の嵐。
でも、いつまでもいじけてるスパイダーマンと違って、キメる時はキメてくれます。
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「俺はキミに2つの約束をする。
今より醜くならない。
そして、キミを愛し続ける。ずっと」

ね、言ってくれるでしょ☆


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by kiyotayoki | 2005-05-01 11:21 | 映画(は行)