映画の心理プロファイル

『バロン』(1989 米)

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原題:『THE ADVENTURES OF
BARON MUNCHAUSEN』(125分)
監督:テリー・ギリアム
脚本:チャールズ・マッケオン
    テリー・ギリアム
出演:ジョン・ネヴィル
    サラ・ポーリー
    エリック・アイドル
    ジョナサン・プライス
    ロビン・ウィリアムズ
    ユマ・サーマン

見る人の想像力・空想力を刺激しないではおかない映画です。
『ほら吹き男爵の冒険』として知られるミュンヒハウゼン男爵の奇想天外にして奇妙奇天烈、そして欣喜雀躍してしまうファンタジー。
テリー・ギリアム監督作品はこれ以前に『バンデットQ』(1981)というこれまた不思議楽しい作品を撮っていますが、両作品は一卵性双生児のように似た部分が多分にあります。
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また、モンティ・パイソンの仲間エリック・アイドルが出ているのはファンには嬉しいかぎり。
あ、そうそう出演者で驚いたことが。
この作品では、サラ・ポーリーという9歳の女の子が重要な役をやっています。この子がダコタ・ファニングちゃんも真っ青って演技を披露してくれるんですが、この子役はその後どうなったんだろうと調べてみたら・・・。
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あ~らビックリ!『死ぬまでにしたい10のこと』(2003)や『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)で主役を張ってた女優さんが彼女の成長した姿だったんですね。
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この作品にはデビュー間もないユマ・サーマンが出ていますが、若い頃の彼女と成長したサラは姉妹かと思うほどソックリ。

舞台は18世紀後半、トルコ軍に攻められて籠城を強いられているドイツの港町。長引く戦争で疲れ切った人々にとって唯一の楽しみは、崩れかけた劇場でやっている『バロンの冒険』という芝居を観劇することでした。その芝居が佳境に入った時、一人の老人がすごい剣幕でステージに上がり込んできます。
「インチキ芝居はやめろ!我こそは本物のミュンヒハウゼン男爵なるぞ!」
突然の本物の登場に騒然とする場内。そこにトルコ軍の砲撃が始まって町は大混乱。
「町を助けて!」と懇願する座長の娘サリー(S・ポーリー)の願いを聞き入れた男爵は、町の女性に呼びかけて下着を供出させ、それで気球をつくって町を脱出します。目的は昔の仲間探し。
男爵にはかつて、韋駄天のバートホールド(E・アイドル)、怪力のアルブレヒト、千里眼で鉄砲の名手のアルドファス、息で何でも吹き飛ばしてしまうクスタバスといった『Mr.インクレディブル』に出てきそうな超人の従者がいたのです。彼らさえいれば、トルコ軍など恐るるに足らず。
と、勇躍旅に出た男爵がサリーと向かった目的地は、な、なんと月!まさに、ほら吹き男爵の面目躍如たる展開!
前にもご紹介しましたが、人の脳はウソをついている時のほうが、本当のことを話している時より活性化することが米国の研究チームによって明からにされています。つまり、ホラを吹いている時って脳が活性化してる、天才的に働いているということ。
私たちもたまには男爵のような面白いホラを吹いて、固くなった頭を柔らかくする必要があるのかも^^;。
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by kiyotayoki | 2005-08-18 12:43 | 映画(は行)