映画の心理プロファイル

『ゴッドファーザー』(1972 米)

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原題:『THE GODFATHER』(175分)
監督:フランシス・F・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ
脚本:フランシス・F・コッポラ
マリオ・プーゾ 
音楽:ニーノ・ロータ
出演:マーロン・ブランド
    アル・パチーノ
    ジェームズ・カーン
    ジョン・カザール
    ダイアン・キートン
    ロバート・デュヴァル 

コッポラ32才、ロータ60才、ブランド47才、パチーノ、31才、カーン32才、カザール36才、キートン25才、デュヴァル40才・・・・、監督・俳優等の当時の年齢を書き出しただけでも、若い才能と熟練の技が時と場を得て絶妙のハーモニーを奏でた作品なのだなぁと改めて思わせてくれます。
今回は、ちょっと前に見た香港映画『インファナル・アフェア2』と重ね合わせながら興味深く見ました。

オープニング。夏の陽射しがふり注ぐコルレオーネ邸の屋外。そこで華やかに繰り広げられているのはマフィアのドン・ヴィトー・コルレオーネの娘コニー(タリア・シャイア:コッポラの実妹)の結婚式。
一方、ブラインドが下ろされた暗い邸内では、ドンが友人の頼み事に耳を傾けている。
光と闇のコントラスト。それがこの映画全体の基調をなしている感じ。
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この重厚な物語の主人公は、ヴィトーの三男マイケル。
父ヴィトーのような人生を否定しつつも、運命のいたずらでコルレオーネファミリーの後継者になっていく彼の苦悩と屈折した心理を、当時まだ無名だったアル・パチーノが熱演しています。が、それだけに暗く、重たくて正直言えば決して好きにはなれないキャラクターです(^^;)。

そんなマイケルが父に重症を負わせた男ソロッツォと汚職警官をレストランで談合中に射殺するという有名なシーンがあります。
緊張で顔をこわばらせるマイケル。この時、殺される2人に少しでも心理学の知識があれば、ヤバイ状況であることを悟ったかも。
というのも、マイケルの顔は左側しか笑っていなかったから。作り笑いの場合、右利きの人では笑顔は左側にしか表れない場合が多いのです。
「顔の左側に注目せよ」
これは心理戦の鉄則なのです。
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by kiyotayoki | 2005-10-16 22:06 | 映画(か行)