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映画の心理プロファイル

『フォーガットン』(2004 米)

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原題:『THE FORGOTTEN』(92分)
監督:ジョセフ・ルーベン
脚本:ジェラルド・ディペゴ
出演:ジュリアン・ムーア
    ドミニク・ウエスト
    ゲイリー・シニーズ
    アルフレ・ウッダード
    ライナス・ローチ
    アンソニー・エドワーズ 

ネタバレしないように書くのに苦労する映画ですね、これ。
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簡単にいうと、撮影当時43才位だったであろうジュリアン・ムーアが走って走って走りまくる映画です。
かなり走っても息切れしないところがスゴイ!

でもこれじゃスポ根モノと勘違いしちゃうかも^^;。
深読みすれば、“息切れしない”ことが主人公の置かれた状況を説明してるのかもしれませんが(^^;)。

“記憶喪失モノ”というジャンルを作ったら、結構作品が集まりそうですよね。最近は、「徐々に記憶が消えていくお話」が流行ってるみたいですし。
この作品もそのジャンルに入るのかも。なにしろタイトルが『フォーガットン』ですし(この音の響きは耳に残りますね^^)。

ムーア扮するテリーは14ヶ月前から深い悲しみの中にいました。飛行機事故で9才になる最愛の息子サムを失ったからです。でも、夫(A・エドワーズ:『ER』のグリーン先生)をはじめ周囲はサムのことに触れたがりません。まるで忘れたかのよう。それに憤りさえ感じるテリー。
ところがある日、夫がとんでもないことを言い出したのです。「うちには子供なんていない」と。しかも、かかりつけの精神科医(G・シニーズ)までが「子供はあなたが創り出した妄想だ」と。
その上、サムが存在していた証拠(写真やビデオなど)までが家の中からすべて無くなっている。
過去の新聞データからも飛行機事故の記録は見つからないし、近所の人にまで「子供?何をおっしゃってるの?」と怪訝な顔をされる始末。
果たして自分がおかしいのか、それとも裏に何か大きな陰謀が・・・・?

「どんなに頑張っても追加の情報が得られない場合は、第一印象に頼ったほうが好結果が得られる」という心理法則がありますが、せっぱ詰まったテリーはその法則通りに自分の直感を信じて行動を起こします。
・・・と、序盤はすごく面白くなりそうな展開。
さて、このあとは・・・。うーん、やっぱり見ていただくしかないですね。
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ちょいとネタバレで、
見た後の私の第一声はというと、
「これは深刻バージョンのMIBだな(^^;)」
でした。
by kiyotayoki | 2005-11-11 16:04 | 映画(は行)