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映画の心理プロファイル

『バットマン ビギンズ』(2005 米)

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原題:『BATMAN BEGINS』(140分)
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
原案・脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
出演:クリスチャン・ベイル
    マイケル・ケイン
    リーアム・ニーソン
    モーガン・フリーマン
    ゲイリー・オールドマン
    渡辺 謙
    ケイティ・ホームズ
    ルトガー・ハウアー他

評判が良かった上に出演者の顔ぶれが豪華なので、
レンタル開始を心待ちにしていた作品です。
ゴシックホラーは英国人俳優にかぎるとよくいいますが、その系譜に連なる当作品でもそれが踏襲されているようです。主演のクリスチャン・ベイルからしてイギリス人ですしね。
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バットマンシリーズとしては8年ぶり、5作目。今回はブルース・ウェインがどんな幼少時代を送り、いかにしてバットマンになったかが陰影の濃い映像で描かれていきます。

ある日、幼馴染みのレイチェルと遊んでいて誤って井戸に落ちたブルース少年は、暗がりから群をなして飛び出してきたコウモリに襲われ、トラウマになるほどの恐怖を味わいます。
意外なことに、バットマンにとってコウモリは恐怖の対象だったんですね。
その上、両親が目の前で射殺されるというショックが重なり、彼の心には悪への憎しみと、えも言われぬ恐怖心がいばらのように絡みついてしまった。

それを解きほぐしてくれたのは、ヒマラヤ奥地で巡り会った“影の同盟”という闇の組織。その頭目が渡辺謙扮するラーズ・アル・グール。でも出番はあまり多くありません^^;。
ブルースを心身共に鍛える指南役はリーアム・ニーソン扮するデュガード。
デュガードによって、ブルースは悪と闘う力と、恐怖に打ち勝つ強靱な心を身につけるんですね。バットマンとしての基礎はここで培われたって感じ。

自分の中の深い闇を昇華させゴッサムシティに戻ってきたブルースは、表向きは金持ちのプレイボーイとしてゴシップ誌を賑わせながら、自宅ではせっせとバットマンの衣装や装備づくり(案外手作りだったのね)に励み始めます。

それをサポートをするのは、父の代からウェイン家に仕える忠実で頼りになる執事アルフレッド(今回からは名優M・ケイン。大物過ぎてどうかなと思いましたが、さすがにいい味出してます。ウィットに富んだセリフも絶妙!)。
それに、父が遺した会社の応用科学部の窓際社員フォックス(M・フリーマン)。このフォックスが装備関連の技術面を強力サポートしてくれたおかげで、生身の人間であるブルースが無敵のスーパーヒーローになり得たんですね。

今回の敵は、堕落した人間から地球を救おうとする(つまりそういう人間を抹殺しようとする)組織。それが実は“影の同盟”だったんですね。けれど、ブルースはそういう人間も、そしてそういう人間に苦しめられている人々も救いたいと思ってる。これじゃ対立せざるを得ませんね。

「人は価値観の近い人を友に選ぶ」という心理法則があるように、ブルースは自分と同じ考えを持つ幼馴染みで検事補になっていたレイチェル(K・ホームズ)とゴードン刑事(G・オールドマン:最近いい人役が多いですね)と力を合わせて、腐敗したゴッサムシティを荒療治していくことになります。
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俳優陣では、久しぶりにルトガー・ハウアーの元気な姿を見ることができたのは嬉しいかぎり。  今回はブルースの会社乗っ取りを図る幹部の役でしたが、もし続編ができたら復讐に燃える役でまた出てきてくれるかも(^_^)v。  
 
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そうそう、主演のクリスチャン・ベイルって、スピルバーグ監督作品『太陽の帝国』の主人公の子だったんですってね。いやあ、知らなんだ。
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by kiyotayoki | 2005-11-16 11:57 | 映画(は行)