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映画の心理プロファイル

『プリンス&プリンセス』(1999 仏)

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原題:『PRINCES ET PRINCESSES』
(70分)
監督・脚本:ミッシェル・オスロ
音楽:クリスチャン・メイル

アニメーションの歴史の中では初期のもので、後には廃れてしまったものと思っていた影絵アニメーションが現代のフランスでも作られていたんですね♪

作ったのは『キリクと魔女』で知られるフランスの映像作家ミッシェル・オスロ。
絵が案外シンプルだなと思ったら、もともとはTV用に作られたものを再編集、王子と王女を題材にした6話をオムニバスアニメに仕立てたものだそう。だからか絵の完成度は前回紹介したロッテ・ライニガーには劣るものの、現代的でエスプリの効いたおとぎ話の世界は魅力的。
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収録されているのは、「プリンスとダイアモンド」「少年といちじく」「魔女」「泥棒と老婆」「冷酷なプリンセス」「プリンス&プリンセス」の6作品。

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時代設定は古代エジプト時代から西暦3000年の未来まで物語によって様々。面白いのは「泥棒と老婆」の舞台が19世紀初頭の日本であること。葛飾北斎の浮世絵に触発された作品で、フランス人が好むジャポニスムが色濃く反映してる感じ。

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by kiyotayoki | 2005-12-20 22:47 | 映画(は行)