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映画の心理プロファイル

『フライトプラン』(2005 米)

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原題:『FLIGHT PLAN』(98分)
監督:ロベルト・シュヴェンケ
脚本:ピーター・A・ダウリング
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ジョディ・フォスター
    ピーター・サースガード
    ショーン・ビーン
    マーリーン・ローストン

見逃しそうになっていた作品ですが、
映画の日だったので千円で観ることができました。
旅客機の中で忽然と姿を消した我が娘を救出するために孤軍奮闘する母親の姿をスリリングに描いたお話です。
母親を演じるのは、芸歴36年のジョディ・フォスター(43歳)。
ジョディ扮するカイルは夫と6歳になる娘とドイツで暮らすアメリカ人航空設計技師。この日、カイルは娘と2人で空港へ。事故死した夫の遺体と共に里帰りするためでした。
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搭乗した旅客機は、カイルもその一部を設計した最新鋭のジャンボジェット機。
傷心の2人のせめてもの慰めは、遺体とはいえ親子3人でアメリカへ帰れること。
とろこが、カイルが仮眠から目覚めると、寝ていたはずの娘の姿が消えている。トイレ?それともラウンジで遊んでいるのだろうか?スチュワーデスの手も借りて探しますが、発見できない。
不安が高まり、だんだんヒステリックになっていくカイル。いよいよサスペンスの始まりです。

サスペンスというのは「宙ぶらりん」という意味。人の気持ちを宙ぶらりん、つまり不安定な状態にしていくのがサスペンス作品。主人公の不安定感が増すほど、観ている側もそれに感情移入して不安感が増してきます。
人は不安になると、『親和欲求』が高まる、つまり誰かに頼りたくなります。でも、隣の人にしがみつくわけにはいかない。だから、主人公にしがみつくような気持ちでストーリーを追っていくことになっちゃうんですね。
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そういう意味では、小気味よく人の気持ちを不安定にさせてくれる映画でした。密室なのに、どうして娘がいなくなったのか。その謎を解く楽しみもありますしね。

そうそう、映画を観ていて、ひとつ「反省するべきかなぁ」と思ったことがあります。
カイルと娘が車の後ろ座席に乗るシーンが2回出てくるんですが、その2回ともシートベルトをがっちり装着しちゃう。日本人はまずやらないことです。だけど、後部座席でシートベルトをせずにいたために起きる死亡事故ってかなりあるそうですし、日本は特に諸外国に比べて装着率が悪いらしい。車の中でサスペンスを味わう必要はないんですから、愛する人の命を守るためにも後部座席でのシートベルトの着用、心がけたいもんですね。
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by kiyotayoki | 2006-03-02 19:25 | 映画(は行)