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映画の心理プロファイル

俳優そっくり犬vol.37

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ウィリアム・ホールデンといえば、
『サンセット大通り』(1950)
『第十七捕虜収容所』(1953)
『麗しのサブリナ』(1954)
『慕情』(1955)
『戦場にかける橋』(1957)・・・と、
50年代を代表するような作品に出ているハリウッドスターの一人。
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『第十七捕虜収容所』ではアカデミー主演男優賞も受賞しています。
なのに、いまひとつ印象が薄いなぁと感じるのはなぜなんでしょう。
二枚目ではあるけれど、“とびきりの”ってわけではないし、どこをとっても“普通感”が漂っているせいかなぁ。
その点、後期の作品『ワイルドバンチ』(1969)は、作品の力もありますが、ホールデン自身にも渋さと哀愁が加わって、個性と存在感をかもしだしておられました。そして、晩年になればなるほど、渋さと哀愁にはある意味磨きがかかっていきます。
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個性と存在感、これは『そっくり犬』的にも非常に重要なポイント。これがない俳優さんは、似た犬がなかなか見つかんない。
なので、今回の『そっくり犬』は若い頃のホールデンには似ていません。
渋さと哀愁が加わった晩年の、いや、亡くなって棺桶に入ってからのホールデンに似ている犬(そんなのあり??;)かな~^^;。





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by kiyotayoki | 2006-03-29 12:21 | 俳優そっくり犬