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映画の心理プロファイル

『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005 英・独)

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原題:『V FOR VENDETTA』(132分)
監督:ジェームズ・マクティーグ
脚本:ウォシャウスキー兄弟
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演:ナタリー・ポートマン
    ヒューゴ・ウィーヴィング
    スティーヴン・レイ
    ジョン・ハート

最近やたら多い“コミック”が原作の近未来SFです。
舞台は独裁的な政権が国民を支配・コントロールする近未来のイギリス。
この舞台設定で思い出すのは、トリュフォーの『華氏451』(1966)。ブラッドベリ原作で活字の存在しない近未来の思想管理社会を描いた作品でした(華氏451度を摂氏に直すと233度。これは紙が発火する温度なんですよね)。舞台は同じイギリス。
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似たような設定の映画は他にもあります。
『1984』(1984)もそう。こちらはオーウェル原作で、やはり全体主義政府に支配された英国社会を描いています。
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面白いのは、この映画で支配される側だったジョン・ハートが『V~』では支配階級のトップを演じていること。しかも、『華氏451』と『1984』のどちらにも出ている英国人俳優シリル・キューザックの娘シニード・キューザックが『V~』に出てる(きゃっ、マニアック)。
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な~んてことを書くと、使い古された設定だから二番煎じかなと思うかもしれませんが、これが結構イケるんです♪
なにしろ、独裁国家を破壊するために暗躍する謎のテロリスト“V”のキャラが際立ってる。
夜間外出禁止令を破ったイヴィー(N・ポートマン)が危機に陥った時、助けてくれたのはVでしたが、だからといってVは“正義の人”ではありません。かつて自分を強制収容所送りにし人体実験に使った者たちへの復讐心で煮えたぎっている男なのです。復讐を遂げるためには助けたイヴィーでさえ手駒として使う、そんな冷酷な一面を持つダーク・ヒーロー、それがV。
だけど、エプロンをつけてイヴィーに朝食を作ってくれるお茶目で優しい一面も垣間見せます。その朝食、トーストの上に卵(?)を落として、それをフライパンで表裏焼いたものなんですが、料理名ってあるのかなぁ。
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仮面をかぶっていることもあり、『オペラ座の怪人』とキャラがシンクロしてる感じ。一度も仮面を取ることはありませんが、演じているのは『マトリックス』のエージェント・スミスでお馴染み、ヒューゴ・ウィーヴィング。
こっちの映画でもちゃんと増殖してくれます(^^。

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そのVにからむイヴィーも、ナタリー・ポートマンの熱演でちゃんと立ったキャラになっています。このところ立て続けに印象的な役をやってる彼女ですが、まだ24歳なんですね。これからの活躍がますます楽しみな女優さんになりました♪

まだ始まったばかりの映画なので内容についてのコメントは控えたいと思いますが、GWに映画を観に行こうと思っている方にはオススメの1本ですよ(^_^)v。
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by kiyotayoki | 2006-04-28 12:57 | 映画(は行)