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映画の心理プロファイル

『ダ・ヴィンチ・コード』(2006 米)

原題:『THE DA VINCI CODE』(150分)
『ダ・ヴィンチ・コード』(2006 米)_a0037414_23183850.jpg
監督:ロン・ハワード
原作:ダン・ブラウン
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
音楽:ハンス・ジマー
出演:トム・ハンクス
    オドレイ・トトゥ
    イアン・マッケラン
    ジャン・レノ
    ポール・ベタニー

遅ればせながら『ダ・ヴィンチ・コート』を観てまいりました。
夜8時の回だし、公開されて1ヶ月は経つし、もう空いているのかと思ったら大間違い。ザッと見た感じ8割以上は埋まっていました。しかも、六本木という場所柄か約8割は女性客(!)。男性はカップル客に多く、ボクみたいに1人で観に来てる客は希だったかも(^^;。

映画の内容については、すでにあちこちのブログに書かれているので改めて記す必要はないでしょう。なので『映画の心理プロファイル』的に気になったところだけ。
『ダ・ヴィンチ・コード』(2006 米)_a0037414_061598.jpg
イアン・マッケラン扮するティービングの館で、ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』の画像を前にしてティービングとラングドン(T・ハンクス)がソフィー(O・トトゥ)に講釈を始めるシーン。
絵に女は描かれているかと問われてソフィーは「みんな男よ」と即答。
それを聞いてリーディングがニヤリ。例の話(矢印の弟子は実は女=マグダラのマリアであること)を得々と語り始めます。
そのやりとりを聞いていてラングドンが「スコトマだ」とつぶやくのです。
スコトマとは「心の盲点」「思い込み」という意味。
『最後の晩餐』はキリストと十二使徒が描かれた絵だという思い込みがあるから、まさか女が描かれているとは思いも寄らない。ティービングはその盲点をついてみせたんですね。

こういう思い込み(スコトマ)って、よくありますよね。
これはこうだと思い込んでしまってると、他の選択肢は考えられなくなるというか、そんな選択肢があること自体アタマから消えちゃってる。だからそれを指摘されると愕然としちゃう。

去年の暮れ、小中学校時代の幼馴染みと偶然出会って今年の春久しぶりに同窓会に参加させてもらいましたが、まさかその時代の幼馴染みが30人以上も東京近辺に住んでるなんて思いもよらずビックリしたもんです。通ってた熊本の中学校って一学年200人足らずだったし、学生時代ならいざ知らず、まあいるとしても5、6人だろうっていうスコトマがあったんですね。
あなたにもそんな経験、ありませんか?
by kiyotayoki | 2006-06-30 10:10 | 映画(た行)