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映画の心理プロファイル

『午前2時のWOW効果』

グロリアさんが取り上げていらっしゃった「魂の闇夜にあっては、つねに午前三時である」というスコット・フィッツジェラルドの一文で思い出した言葉、
それが

午前2時のワウ効果

この言葉の意味をご紹介する前に、フィッツジェラルドのことをちょっと。
大学でアメリカ文学でも専攻すると必ず読まされるんでしょうけど、
この手の小説はあまり読まないので名前を知ったのは映画で、でした。
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ロバート・レッドフォードが主演した『華麗なるギャツビー』(1974)の原作『グレイト・ギャツビー』の作者がフィッツジェラルド。大昔に観たっきりですが、脚本はコッポラだったんですね。『ゴッドファーザーPART2』と同じ年に公開されています。
1920年代のアメリカの上流社会の光と影を描いた作品ですから、時代的にはダブってる部分がありますね、両作は。

仕事のストレス、過度の飲酒などでフィッツジェラルドはご多分にもれず不眠症に悩まされていたそうな。で、悶々としながら時計に目をやると決まって午前三時。その時に覚えた絶望感を「魂の闇夜にあっては、つねに午前三時である」という文学的な表現で文章にしちゃったところはさすがという感じ。
そういえば、こないだ居候猫のミミに起こされて眠れなくなったのも午前三時だったっけ(^^;。

じゃ、『午前2時のワウ(驚嘆)効果』も不眠症に関する言葉かというと、
さにあらず。
これはカナダのある心理学者の説なんですが、夜中の2時頃は宇宙と自分が一体となったような神秘的な気分を味わいやすい時間帯であるというのです。ただし、「静かな部屋でひとり、読書や考え事をしながら起きているとき」という条件付きですけどね。実験によると、被験者の15人に1人が「とても深遠な体験をした」と答えたんだとか。
あいにく、そんな体験は一度もしたことがありませんが、原因は脳内の神経伝達物質であるセロトニンの分泌量が下がるためではないかと考えられているそうな。
セロトニンの減少は不眠症の原因にもなると言われていますからね。
セロトニンっていろんなことをしでかすヤツですね、まったく。
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by kiyotayoki | 2006-11-02 14:27 | 閑話休題