人気ブログランキング | 話題のタグを見る

映画の心理プロファイル

『ユーガットメール』(1998 米)

本屋さんをぶらついていたら、『スターバックス大解剖
というムック本が目に止まりました。
パラパラとめくってみたところ・・・
スターバックスが初めて日本に進出したのは10年と半年前の1996年夏だったんですね(ってことは年に1回行くか行かないかぐらいだな^^;)。
もうひとつお勉強になったのは、スタバの店員さんの呼称である“バリスタ”は伊語で、「バール(bar)」で「サービスする人(ista)」。これには“エスプレッソをいれる人”という意味もあるんだって。世の中知らないことだらけだなぁ。

と、そんな記事を読んでいたら、ある映画を思い出しました。
それが『ユーガットメール』(1998)。
映画の中にスタバが登場するんです。わざわざ出てくるってことは、当時はNYでもまだ目新しかったってことかな?
で、帰ってきてTVをつけたら、なんと『ユーガットメール』をやってるじゃありませんか♪
「これはセレンディピティ(幸せな偶然)に違いない!」
と、仕事もせずについつい最後まで観てしまいました(吹き替え版)。
『ユーガットメール』(1998 米)_a0037414_23243348.jpg
原題:『YOU’VE GOT MAIL』(119分)
監督:ノーラ・エフロン
脚本:ノーラ・エフロン
    デリア・エフロン
音楽:ジョージ・フェントン
出演:トム・ハンクス
    メグ・ライアン
    グレッグ・キニア

映画館で観た当時は、「2人共フケたなぁ」と思ったもんですが、久しぶりに観てみたら「あれ、2人ともまだ若いじゃん」。
当然ですね、あれから8年も経ってるんですから。
NYのアッパーウエストサイドで小さな絵本屋さんを営むキャスリーン(M・ライアン)が、このところ楽しみにしてること、それがインターネットで知り合ったメル友とのチャット。
一応、一緒に暮らしている恋人(G・キニア)がいるんだけど、会話はかみ合わないし、なんだか惰性で暮らしている感じ。それより、親身になっていろんな悩みに応えてくれるメル友(ハンドルネーム:NY152)のほうにシンパシーを感じるキャスリーンなのでした。
そんな彼女の目下の悩みは、店の近所に本の大型ディスカウントショップ『FOX』がオープンすること。この大型書店の出店で廃業に追いやられた店が何軒もあったからです。
でも、まさかその『FOX』の代表者が、密かに想いを寄せているNY152だとは知る由もありません。それはNY152と名乗っていたジョー(T・ハンクス)とて同じこと。
そんな2人が出会っちゃったことから、このちぐはぐな恋はスタートすることになるんですね。

この映画、実はリメイクなんですよね。
オリジナルは、『桃色(ピンク)の店』(1940)。
コメディ映画の名匠エルンスト・ルビッチ監督作品で、主演はジェームズ・スチュワートとマーガレット・サラヴァン。すごく評判のいい映画なのに残念ながら未見。500円DVDのラインナップにあるので探しているんですが、まだ入手できていません。早く観たいなぁ。
この映画の原題が『THE SHOP AROUND THE CORNER』。で、これがメグのやってる絵本屋の店名になってる(オリジナルもそうなのかしらん)。

『ユーガットメール』(1998 米)_a0037414_13411100.jpg

《印象に残った台詞》
「人は、ストレスや心配事があると、あとで後悔することを口走る」(byジョー)


オープニングの「puppy song」と恋の結末にかかる「over the rainbow」を歌っているのは、「without you」でお馴染みのニルソン。
そして、エンディングテーマ「anyone at all」を歌っていたのはお久しぶりのキャロル・キングでした。
by kiyotayoki | 2007-02-17 13:07 | 映画(や行)