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映画の心理プロファイル

『ピアノ・レッスン』(1993 豪)

仕事中のBGMとして、最近はピアノの曲をよく聴いているんですが、映画のサントラ盤の中にも印象的なものがいくつもあります。

たとえば、この『ピアノ・レッスン』。
ジェーン・カンピオン監督の出世作です。

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原題:『THE PIANO』(121分)
監督・脚本:ジェーン・カンピオン
音楽:マイケル・ナイマン
出演:ホリー・ハンター
    ハーヴェイ・カイテル
    サム・ニール
    アンナ・パキン

19世紀の半ば、スコットランドから未開のニュージーランドへ写真結婚で嫁いだエイダ(H・ハンター)という女性の物語。
エイダは6歳の時から口がきけず、ピアノが彼女の言葉でした。だから、輿入れに持ってきたのは愛用のピアノ。その大切なピアノを、夫のスチュアート(S・ニール)は重すぎるという理由で浜辺に置き去りにしてしまったのです。
ピアノはその後、原住民に同化している男ベインズ(H・カイテル)の手に。
ピアノは、エイダにとっては“自分の声の代わり”であり“自分の分身”。
エイダはなんとかそを取り戻そうとしますが、ベインズが出した条件は“自分にピアノを教えてくれれば、レッスン1回ごとに鍵盤を一つずつ返す”というものでした。
しぶしぶそれに応じたエイダでしたが・・・。

ベインズとピアノを通して交わっていくうちに、エイダの心の垣根が一枚一枚剥がれていくさまが作曲家マイケル・ナイマンが紡ぎ出したピアノの調べとともに表現されていくところが、この映画の見どころ聴きどころ。
映画ではホリー・ハンター自身がピアノを弾いていたそうですが、サントラ盤のほうの奏者はナイマンその人。
どちらがいいかは、難しいところ。
ぜひあなたにも映画とサントラを聴き比べていただきたいな。

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by kiyotayoki | 2007-02-22 12:34 | 映画(は行)