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映画の心理プロファイル

時の経つのが年々速くなるわけ

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子どもの頃と比べると、時間が矢のように速く過ぎ去る・・・
これ、大多数の人の実感だと思います。
1日なんてあっという間、1年だってあれよあれよという間に過ぎてしまう。
子どもの頃は、あんなに1日って長かったのに・・・。

けれど、冷静に考えてみると、子どもの頃も今も時の刻みは一定です。
地球の自転が速くなったわけでもない。
ということは、「年をとればとるほど時の経つのが速く感じる」のは、大いなる思い込みということになります。
でも、なぜ、そう感じてしまうのか・・・

心理学的に考えると、どうやら僕たちの中に出来上がるスキーマがクセ者のようです。
スキーマというのは、人が生きていくうえで得た知識や経験などの集合体のこと。
僕たちは、物事をスキーマを通して見たり判断してる。
たとえば、新しい携帯電話に替えてもなんとか使いこなせるのは、過去の経験から「携帯とはこういうもの」ってスキーマが出来上がっているから。
物事を一から考え直す必要がない、とても便利な機能です。
経験を積めば積むほど、年をとればとるほど、僕たちはスキーマで物事を解釈し行動するようになる。それほど考えることなく無意識にこなしてしまう。いつの間にかやっちゃってる。だから、その間の時間を短く感じてしまう。

初めて行く場所って、行きは地図を確かめたり、人に聞いたりしながらたどり着くので、とても時間がかかった気がするけど、帰りは“行き”ほど時間がかからない気がするでしょ。
それは、“行き”で、あなたの中にルートのスキーマが出来上がったから。 
だから、実際にかかる時間はそれほど変わらないのに、帰りは時間を短く感じちゃう。
つまり、経験すればするほど、年をとればとるほど、人はスキーマで行動するようになるので、時間を短く感じるようになるというわけ。
すべからく経験済みの、同じことの繰り返しの毎日じゃ、一日を短く感じて当然ってこと。

大人からすれば、子どもたちの経験は知れたもの。やることなすこと経験していないことばかり。スキーマができていないから、どんなことをするにも時間がその時間どおりにかかる。だから、1日がたっぷりあるように感じるんでしょうね。

ってことは、大人になったボクたちが子どもの頃に味わった“たっぷりな1日”を取り戻すためには、「自分のスキーマにない新しい経験をする」必要があるってこと。
好奇心を忘れず、今までにない方法で新しいことをする。
たとえば、行ったことのない土地へ、試したことのない方法で旅をする。
そうすれば、子どもの頃に味わった濃密な時間がそのときだけは取り戻せるってことかな。

これがなかなか難しいんだけど・・・(^~^;

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ヒットシリーズ『24』の1日がと~っても長く感じる(^^;のは、
スキーマにないことだらけの事件にジャック・バウアーが遭遇しちゃうせい
・・・ってことかな(^~^。
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by kiyotayoki | 2007-06-29 09:19 | 閑話休題