映画の心理プロファイル

『キスキス、バンバン』(2005 米)

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原題:『KISS KISS,BANG BANG』
(103分)
監督・脚本:シェーン・ブラック
原作:ブレッド・ハリディ
音楽:ジョン・オットマン
出演:ロバート・ダウニー・Jr
 ヴァル・キルマー
 ミシェル・モナハン


ruijiさんグロリアさんも触れていらっしゃったけど、この映画と同名の作品って、なぜかいくつもあります。
ポール・ベタニーが若い殺し屋を演じて印象的だった『キス★キス★バン★バン』とかね。
しかも「Mr.kiss kiss bang bang」って曲まであって、シャリー・バッシーなんかが歌ってる(「007 サンダーボルト作戦」の挿入歌らしい)。
kiss kiss bang bangには何か特別の意味があるのかしらん???
こういう時、英語が母国語じゃないのが恨めしくなっちゃう。

原作者のブレッド・ハリデイは1940~50年代に活躍したハードボイルド作家。
この映画の元になったのは、彼の創作した赤毛の探偵マイケル・シェーンが活躍する一編「Bodies are where you find them」(1941)みたいです。
それを考えると、勝手な想像だけど、ハードボイルド小説にはkiss(色事)とbang(銃撃戦)が付きものだってことで、「kiss kiss bang bang=ハードボイルドもの(野郎)」って意味があるんじゃないかな。
実際はどうなんだろ。英語の得意な方がいたら是非教えていただきたいな。

そんなタイトルがついたこの映画、事件そのものはいかにもハードボイルド調。
だけど、実体はオフビート感あふれるサスペンスコメディって感じ。
好漢ロバート・ダウニー・Jr扮する主人公からして、ちょっと風変わりなキャラだし。
NYで空き巣を働くケチな泥棒だったんだけど、警官に追われて逃げ込んだ先が俳優のオーディション会場で、たまたま与えられた役が“泥棒”だったので、「真に迫っている」と一発合格。ハリウッドでスクリーンテストを受けることになっちゃう。
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そんな主人公ハリーが、知り合ったゲイの探偵(V・キルマー)と幼なじみの駆け出し女優(M・モナハン)と共に、ある事件の真相を追ううちにどんどん深みにはまっていくお話。
ヒロイン役のミシェル・モナハンって、どこかで見たことがあると思ったら、『MI:3』でトム・クルーズの奥さんを演じた女優さんなんだね。だけど、ダウニー・Jrと2人が同い年という設定は、かなりムリがあったゾ(^^;実年齢、11も違うし)。

それにしても、ロバート・ダウニー・Jr、声だけ聞いていたら、ダスティン・ホフマンじゃないかと思うほど声のトーンといいしゃべり方といい彼に似てる。
体型や、なで肩なところも似てるし、芸達者で、役作りにこだわりを感じるところも似てる。
人は誰かに似てるって言われるのを嫌うから、本人は否定するかもしれないけれど、若い頃はダスティン・ホフマンを目標にしてたんじゃないかしらん。
なのに、ホフマンはオスカー俳優、自分はなかなか認められない。
一時期、酒や薬物依存になったのは、そのあたりも原因だったりして・・・・なぁんて勝手な深読みをするのはこれくらいにしておきましょうね(^~^ゞ

《珍銃 ミニデリンジャー》
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銃器類には詳しくないけれど、この映画には面白い拳銃が出てきます。
それがこのミニデリンジャー。
デリンジャーというと、2連発の小さな銃のイメージしかなかったけれど、これは手のひらサイズなのになんと5連発
ヴァル・キルマー扮するゲイ探偵が護身用に隠し持っているのがこの銃で、面白~い使われ方をします。
ちっちゃくて可愛いけど、22口径。
十分、殺傷能力あり(^^;
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by kiyotayoki | 2007-07-10 09:54 | 映画(か行)