映画の心理プロファイル

『バラ色の選択』(1993 米)

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原題:『FOR LOVE OR MONEY』(96分)
監督:バリー・ソネンフェルド
脚本:マーク・ローゼンタール
    ローレンス・コナー
音楽:ブルース・ブロートン
出演:マイケル・J・フォックス
    カブリエル・アンウォー
    アンソニー・ヒギンズ

NYが舞台だし、ひょっとしてブロンズブル君が出るかもと期待して観てみました(ず~っと録画したまんまだったし、この際にと思って^^;)。

その期待はハズレたけれど、新たな「NYで出くわしたい場所」を見つけちゃったな。
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それは、ルーズベルト島
マンハッタン島とクイーンズ地区の間を流れるイーストリバーの中州みたいな島。
気づかなかったなぁ、こんな島があるの。

マイケル・J・フォックス(当時31歳、世間はパーキンソン病の発病など知る由もない頃ですし、彼も元気です)扮するダグはNYの一流ホテルのやり手コンシェルジュ(接客係)。
とにかくフットワークが軽いし、客の望みは何ても叶えてくれる。
入手の難しいブロードウェイミュージカル(当時はミス・サイゴンがイチ押しだったんだな)だって、魔法のようにポケットからチケットを取り出して渡してくれるし、人気レストランの予約だってちょちょいのちょい。買い物だって、ホテルで売ってる定価の商品は勧めない。わざわざ下町まで客を連れてって格安品を買わせてくれる。こんな人がいてくれたら、旅行者は大助かりだ。
もちろん、すべて善意でというわけではなく、喜んだ客がたんまりくれるチップが目当て。下町の安売り店からもしっかりキックバックをもらってる。give and takeの見本だね♪
で、豪勢な暮らしをしているかというと、本人は安アパート暮らし。

したたかな男だけど、そうやって懸命にお金を貯めているのは、自分の夢を実現させるため。
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その夢が、ルーズベルト島南端にある廃屋状態の古いビルと敷地を買い取って自分のホテルを建てること。
そこからの眺めがいいの!目の前にマンハッタンのビル群が迫って見える。
だけど、都会の喧噪からは川で隔てられてる。見上げれば、きっとクイーンズボロ橋が見えるはず。夕暮れ時にでも、ここからマンハッタンを眺めたら素敵だろうなぁ。
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ダグがホテルにしたいというこの廃屋、調べてみたら、元は病院だったらしい。
でもって、映画のロケ地としてもよく使われてる。
たとえば、『陰謀のセオリー』(1997)でメル・ギブソンが拉致・拷問されるのがココだし、『スパイダーマン』(2002)で最後の対決をするのもココ、らしい。

それにしてもこのルーズベルト島、マンハッタンの直近なのに、島だから外界と隔絶されていて、治安も良くて環境もいいらしい。行く方法は、ロープウエイか地下鉄。ここをベースにニューヨーク巡りしたら楽しいかな♪

ダグは、貯めた4万ドルで敷地の使用権を買っている。後は、ホテルを建設するためのスポンサーを探すだけ。そのスポンサーになってくれる英国人実業家と知り合ったダグは、彼のご機嫌をとるためにありとあらゆる便宜を図ります。愛人との密会の場として、何の証拠も残らないスィートルームを提供したりもする。
ところが、その愛人というのがダグの片思いの彼女だったものだから、彼の葛藤が始まります。
スポンサー(金)をとるか、彼女(愛)をとるか。
この辺りの展開は、90年代版『アパートの鍵貸します』(1960)って感じ。
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片思いの彼女アンディを演じるのは、『セント・オブ・ウーマン』でアル・パチーノとタンゴを踊ったガブリエル・アンウォー。
ここでの彼女の役どころは、ダブルバインド状態になって、不倫の恋から抜け出せないでいる女の子。
「妻とは離婚する」という彼の言葉を信じたいけれど、実際は裏切られてばかり。なのに分かれられない女心。まさにダブルバインドの罠に絡め取られている感じ。

果たして我らがマイキーは、そんな彼女を罠から救い出し、バラ色の未来を選択できるのでありましょうか・・・(そりゃできるよね。ラブコメだもん♪)。

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by kiyotayoki | 2007-07-21 08:31 | 映画(は行)