映画の心理プロファイル

大人になるってムズカシイ

朝、何気なくテレビを見ていたら、
歌舞伎役者の松本幸四郎さんがこんな風なことを語っていた。

「大人って何だろうと考えたとき、僕は
甘え上手の甘えさせ上手』なんじゃないかと思ったんです」

それを聞いて、思い当たったことがある。

昨日は、ある仕事がひと段落ついたので、一緒に苦労した友人とお疲れ様会をやろうと原宿で待ち合わせをした。
原宿で会ったのは、友人の知り合いが個展を開いていてそこに顔を出す必要もあったから。

その会場へ向かう途中、友人がポロッと「今、お金がなくて・・・」と口にした。
この日は慰労会だったし、年長者のボクとしては最初から”おごり”のつもりだったので、それをふうんと聞き流しちゃった。

でも、いま考えれば、そのとき一言フォローが必要だったんだろうな。
「わかった、わかった、今日はおごるからぁ」なんて冗談めかして言うとか、
「よしっ、お互い緊縮財政のおりだ。今夜は平禄寿司(表参道にある回転寿司屋さん)で祝杯だぁ」と、低予算ですむ夕食を提案するとか。
相手のことを考えれば、それを言うべきだったんだろうな。
言ってれば、友人も素直に”おごってもらう”気持ちになれたかも。
そうしていれば、その後の気まずい展開もなかったかも(どんな展開かって?^^;)。

だけど、言えなかった。っていうか、そんなこと思いつきもしなかった。
ってことは、昨日のボクは”甘えさせ上手”じゃなかった。
松本幸四郎さんの定義に従えば、大人じゃなかったということ。

ああ、もういい歳なのに、
大人になる、大人でいるってホントに難しい。。。






つい”大人”ってことにこだわってしまったのは、たまたまこんな本を見つけていたからでもある。
a0037414_117401.jpg

大人の太鼓判~これができれば一人前~』(辰巳 渚著)

大人って何?という疑問から始まって、
「大人ってどういうものかわからない」「今のままで困っていないけど、いつかは大人にならなきゃいけない気もする」・・・そんな人のために大人の定義が具体的に76個列挙されてる。
たとえば、
「休日の行動は自分で決められる」
「携帯電話を忘れてもうろたえない」
「人の力を借りられる」
「電車のなかで騒いでいる子どもを叱れる」
「好きな日本人画家を挙げられる」
「守りたいものがある」・・・etc

それに答えていくと、大人度が判定できるというもの。
やったらきっと点数悪いだろうな(^^;

だけど、あとがきに「たまに大人をやめてみたっていい、
休んだっていい」と励ましてあって、ちょっとホッとする本ではあります。
[PR]
by kiyotayoki | 2007-09-06 11:44 | 閑話休題