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映画の心理プロファイル

『パーフェクト・ストレンジャー』(2007 米)

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原題:『PERFECT STRANGER』(110分)
監督:ジェームズ・フォーリー
原作:ジョン・ボーケンキャンプ
脚本:トッド・コマーニキ
音楽:アントニオ・ピント
出演:ハル・ベリー
    ブルース・ウィリス
    ジョヴァンニ・リビシ
   
男なら(たぶん女性でも)みんな、主演のハル・ベリーのいかにも女らしい優美なシルエットやしぐさしに釘付けになるんじゃないだろうか・・・。
スリリングで心のダークサイドを扱ったサスペンスでありながら、そう思えるほど彼女の魅力が前面に出た作品になっておりました。
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撮影時、彼女は40歳。だけど、そうは見えないナイスなバディ♪
もっとも、そうじゃないとこの役は務まらない。だって、その魅力で女性には目の肥えた広告代理店の大物社長ハリソンをメロメロにしなきゃなんない役なんですから。
ハリソンを演じるのはブルース・ウィリス。まだまだ若~いハル・ベリーと比べると、正直フケたなって感じ。

ジャーナリストの彼女(ロウィーナ)が、身分を偽り派遣社員としてハリソンの会社に入り込んだのは、幼なじみのグレースが殺された事件に彼が絡んでいると睨んだから。死んだグレースとハリソンは、実は不倫の関係にあったのです!

「あったのです!」な~んて妙に力んじゃいましたが、この後のストーリーに触れていくと、「ラスト7分11秒で、あなたは絶対だまさる」と銘打たれた本作のネタばらしをする危険性も出てくるので、やむなく、あくまでやむなくですよ、ちょっと横道にそれることにします(^~^;

グレース殺害に使われた毒は何だったと思います?
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答えは、ベラドンナ
魔術書かコナン・ドイルあたりの小説にでも出てきそうなトラディショナルな毒薬です。久しぶりに耳にした名前だけど、ベラドンナに含まれるアトロピンという成分には瞳孔を広げる効果がある、つまり「おめめキラキラ美人」になれるというので、一時期、西洋の上流階級の女性たちが好んで使っていたというのは有名な話。赤ん坊が愛らしく見えるのも、瞳孔が開いていて大きなおめめが余計にパッチリと見えるせいでもありますものね。ただ、使い過ぎで失明したり、中には命を落とした人もいたらしい。
最近では顔のシワをとる美容整形の一つにボツリヌス菌の注入治療があるというので耳を疑ったけど、毒も使用する量や目的さえ間違えなければ薬にもなるってことなんでしょうね。

そうそう眼科の治療で、瞳孔を開くのに使われてるのも硫酸アトロピンって点眼薬。
瞳孔が開くと、ピントがボケたり、余計な光が目に飛び込んでくるので眩しかったりするんだけど、映画のほうも展開の速い演出や、主人公の過去の断片的な記憶の挿入などでかなり幻惑されます。で、ピントがボケたところで結末の7分11秒へ突入していくって感じ。

そのどんでん返しにカタルシスを感じるかどうかは、観る人によるかなぁ・・・。

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by kiyotayoki | 2007-10-05 11:18 | 映画(は行)