映画の心理プロファイル

木枯らし吹く日に、市川監督逝く。


木枯らしが吹きつける凍てつく日に市川崑監督が亡くなった。
92歳、80本近い監督作品があるので、世代によって思い出す映画は様々だろう。
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監督の作品で個人的にまず思い出すのは、
実は映画ではなく、
テレビで放映されていた『木枯し紋次郎』だ。

「上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれて・・・」
という芥川隆行さんの渋い名調子で始まる斬新な股旅物だった。

中村敦夫演じる紋次郎は、それまでのヒーロー像をぐしゃがしゃっと壊してくれたし。
とにかくクールで、娘っ子がやくざに絡まれていても、
「あっしには関わりのねえことでござんす」という台詞を残して去ってしまうような男。
だけど、結果的にはその娘っ子を助けることにはなってしまうのだけれど。
無手勝流もいいところの荒っぽい殺陣も魅力だった。

調べてみたら、市川監督は監修だけでなく、第1シリーズの1話~3話と18話の演出も手がけているという。

久しぶりに観てみたいし、上条恒彦の歌う『だれかが風の中で』も久しぶりに聴いてみたいけど、追悼番組じゃやってくれないだろうなぁ、『木枯し紋次郎』・・・。
ちなみに主題歌の作詞は、監督の奥さん和田夏十さんだったんだな(作曲は小室等)
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by kiyotayoki | 2008-02-14 12:41 | TV