映画の心理プロファイル

散りゆく桜とチャールトン・ヘストン


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“灯台下暗し”って
こういうことを言うんだろうな。

ご近所なのに
一度も行ったことのなかった
神田川沿いの桜の名所を
初めて歩いてきた。

神田川沿いの桜並木は、毎年楽しませてもらっていたけれど、歩くのはいつも対岸のほうで、公園側は終ぞ歩いたことがなかった。未体験ゾーンだったのです。

中学時代の同窓生たちと
江戸川橋駅で待ち合わせて、
神田川沿いの桜並木(江戸川公園)をてくてく、てくてく。

桜の花は、7割方はもう散っていて
葉桜になりかけていたけれど
天気も良くて、絶好のお散歩日和。

お弁当が食べられる場所を探して
まず、元は熊本・細川藩の下屋敷だったという「新江戸川公園」へ。
しっとりとした日本庭園で、雰囲気は抜群だったんだけど、「シートを広げることは禁止」ということで、やむなく江戸川公園へ戻り、の辺りでシートを広げ、散りゆく桜を愛でつつの昼食タイムとなった。

・・・なぁんて暇ネタを書いていたら、新聞の記事が目に飛び込んできた。

チャールトン・ヘストンが亡くなったって。

最近でこそ、全米ライフル協会の会長としてのこわもて&タカ派的な側面しか表に出ていなかったけれど、チャールトン・ヘストンといえば映画史に残る男優、というか、歴史の教科書に載っていても不思議に思わないような人でありました。
なにしろ、『十戒』(1956)、『ベン・ハー』(1959)、『エル・シド』(1961)、『華麗なる激情』(1964)、『アントニーとクレオパトラ』(1971)、『三銃士』(1973)・・・と、ヘストンが演じた歴史上の人物は数知れず。歴史劇といえばチャールトン・ヘストンって感じで、西洋の歴史上の人物はみんなヘストン顔をしてるんじゃないかと思ったほどでしたから(^^;。

でも、個人的にチャールトン・ヘストンの出演作で思い出に残っているのは、以下の3本。
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まずは、やっぱり『猿の惑星』(1968)。

これは強烈なインパクトを放ったSF映画でした。
まもなく公開される『クローバー・フィールド』の予告編で、巨大な首がゴロンゴロンと転がってきたのを見てビックリした人は、この映画も是非観て欲しいな。
ヘストンは、史劇だけでなくSF映画のヒーローでもあるのです。

その1年前に公開されたこの作品、
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『ウィル・ペニー』(1967)も、個人的に印象深い映画です。

人生に黄昏を感じ始めた男を主人公にした西部劇で、クリント・イーストウッドの『許されざる者』(1992)をちょっと彷彿とさせる作品。


そして、もう一本は
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『ソイレント・グリーン』(1973)
2022年という設定だから、もうまもなく訪れる近未来のお話。地球温暖化を先取りしたようなSF映画でした。
環境が破壊され、食糧難に陥った近未来のニューヨークが舞台の映画で、老優エドワード・G・ロビンソンの遺作ともなった作品。
真相を知ったヘストン演じる刑事が愕然とするシーンが印象に残っております。
このまま環境が破壊され続けると、この映画で描かれたような世界が現実化しないとも限らない・・・ってところが怖~い。

どんな映画でも、その存在感は他を圧倒するものがあった俳優さんでした。
ご冥福をお祈りいたします。
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by kiyotayoki | 2008-04-07 18:42 | 閑話休題