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映画の心理プロファイル

Comme D’habitude

いつだったか、「われよりほかに」のるぶさんが、
長谷川きよしさんの新しいアルバムのことを取り上げていらっしゃった。
アルバムの中には、「Comme D’habitude」という曲が入っているということも。

「Comme D’habitude」は、あの「マイ・ウェイ」のオリジナル曲だということは聞いたことがあった。
けど、それがどんな歌詞で、誰が歌っていたのかはまったく知らなかった。

すぐに調べようと思っていたのに、いつの間にか日が過ぎてしまった。
それをやっとさっき思い出したのでした。

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「Comme D’habitude(コム・ダピチュード)」は、クロード・フランソワという人が1967年に作った歌だったんだね。
知らなかったけど、この方、フランス人なら知らない人はいないという60~70年代を代表するポップシンガーなんだとか(その頃の人で知ってるフランス人男性ポップシンガーといったらミシェル・ポルナレフぐらいだものなぁ^^;)。
1978年、39歳で自宅のバスルームで感電死するという悲劇的な最期をとげたこともあり、ある意味伝説的な存在となっている歌手だという。
若くして死んだこともあるけど、フランスじゃプレスリーみたいな存在だったらしい。
フランク・シナトラのものだと思っていた「My Way」は、この曲を聴いて感動したポール・アンカが詩をつけて1969年にシナトラにプレゼントしたものだったんだね。

「マイウェイ」のほうは、シナトラが歌うことを想定してか、
男性的雄大さで人生をめちゃポジティブに歌い上げる歌詞になっているけど、
さて、「Comme D’habitude」のほうはというと・・・



僕は起きて、君を起こそうとする
でも君は目覚めない いつものように
僕はシーツを君にかけなおす
君が風邪を引きはしないかと心配になる
いつものように
僕の手が君の髪の毛を愛撫する
ほとんど無意識のうちに
いつものように
君は寝返って僕に背を向ける
いつものように

それから僕は急いで服を着る
僕は寝室を出て行く いつものように
たった一人でコーヒーを飲む
また遅刻しそうだ いつものように
音も立てずに家を出て行く
空は灰色だ いつものように
寒い、僕は襟を立てる
いつものように

それから一日中
それらしく振舞うのさ いつものように
微笑むつもりだよ そうさ いつものように
笑いさえ するつもりだ いつものように
そうして僕は日々を生きている
そうさ、いつものように

それから一日が終わり
僕は帰るだろう いつものように
君は、君は出かけていていないだろう
そしてまだ帰ってこない いつものように
たった一人で僕は眠る
大きな冷たいベッドで いつものように
そして流す涙を
僕は誰にも見られないようにする
いつものように

いつものことなんだ、夜までも
僕は、それらしく振舞うのさ いつものように
君は帰ってくるだろう、そうさ いつものように
僕は君を待っている いつものように
君は僕に微笑むだろう
そうさ、いつものように

そう、いつものように
それらしく振舞って
いつものように最後は愛し合って
いつものように抱き合うんだろうな
そうさ、いつものように


・・・・と、こんな感じで、「Comme D’habitude(いつものように)」が繰り返される歌だ。

自分の人生を振り返って力強く肯定しまくる「マイウェイ」とは、まるで違う。
グチだらけだし、言い訳がましいところもあるし(^^;。
主人公を女にしたら、日本の演歌になっちゃうところだ。

歌詞に出てくる男は、仮面をつけて暮らしているのかな。
男は昼勤、女は夜勤の仕事についているらしく、生活の時間もすれ違いが多いようだ。
とはいっても、そんな関係にそれほど不満は感じていないようにも思える。
少なくとも、現状を積極的に変えようとは思っていないようだ。
歌声と一緒に聴くと、余計にそう思える。
いつものように訪れる時間が愛おしい・・・、そんな感じ。

「キミは変わらなくていいよ。キミはキミのままでいてくれていい。
ボクも変わらないし、変えられないから・・・」
そんなふうに言っているようにも聞こえる歌だ。
まさに個人主義の国の人が作った歌って感じじゃありません?






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by kiyotayoki | 2008-10-24 17:51 | 備忘録