映画の心理プロファイル

『傷だらけの男たち』(2006 香港)

a0037414_17101293.jpg
原題:『傷城 CONFESSION OF PAIN』
監督:アンドリュー・ラウ アラン・マック
脚本:フェリックス・チョン アラン・マック
音楽:チャン・クォンウィン
出演:トニー・レオン
    金城 武
    スー・チー
    シュー・ジンレイ

トニー・レオンが八嶋智人に見えるという噂(^^;)の映画を
WOWOWで観た。

だからってコメディじゃないんですよ。
『インファナル・アフェア』の製作チームが新たに手掛けた得意の“恨み節”映画。

かつて刑事として上司と部下の関係だった2人の男がある殺人事件をきっかけに再会、
真相を追うにつれ哀しみと痛い過去が浮き彫りになっていくというストーリー。

クリスマスのイルミネーションとジャジーにアレンジされたSilent Nightで始まるオシャレな出だしから、
夜の空撮で見せる車の追跡シーンへと続くオープニングは、心地よく、また期待感ふくらむものだった。

“だった”と書くと、その後、期待感がしぼむような印象を受けるかもしれない。
確かに、仮面をかぶって生きているトニー・レオン扮する主人公は前作が前作だけに既視感を覚えるし、
展開を早くするためか、ムード先行のためか、ストーリーが端折られている感じで、戸惑うこともあった。
けれど、演出なんかはさすがだなと思う部分も多々あるんです。
たとえば、過去と現在を同時に同じ空間で映像に入れ込む演出法とか。
『インファナル・アフェア』以来の作品ということで過剰な期待をしなければ、
香港映画独特の“恨み節”を堪能できる映画だとは思いましたよ。
ただ、タイトルは一考の余地があったんじゃないかな。
原題の『傷城』にサブタイトルでもつけたほうが良かったんじゃないかしらん。


判断を迷ったのは、金城武という俳優さんの役者としての力量かな。
恋人を失って自暴自棄になり、酒におぼれて刑事を辞め、しがない探偵稼業に身を落としている役なんだけど、
酔いどれぶりがな~んか板に付いていないんだな。
先日観た『レッドクリフ』でも、諸葛孔明役はミスキャストな気がしたし。
カッコイイし、雰囲気のある役者さんだから、期待してるんだけどな。
今、テレビで盛んに予告を流してる「K-20 怪人二十面相・伝」 はさて、どうだろ。

a0037414_9285148.jpg






そうそう、トニー・レオン、八嶋智人に似てるという先入観があったせいか、
見ていてどんどん似て見えてきて困ってしまいました(^^;。

画像をチェックしていて思ったんだけど、この人、中川家のお兄ちゃんにも似てるネ(^^ゞ

a0037414_926314.jpg
a0037414_927658.jpg
[PR]
by kiyotayoki | 2008-11-10 09:34 | 映画(か行)