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映画の心理プロファイル

ミスター・ボージャングルス

仕事先での雑談で、
オバマ家に“ボー”という名のワンちゃんが家族の一員として加わったという話題が出たとき、
思い出したことが2つあった。
ひとつは、ブログでよく行き来させていただいているボーさん(或る日の出来事)のこと。
そしてもうひとつは、サミー・デイヴィス・Jrのこと。
というのも、彼の持ち歌に『ミスター・ボージャングルス』という曲があったからなんですが(^^ゞ。

サミー・デイヴィス・Jといっても、若い人にはあまり馴染みがないと思うけれど、
軽やかな身のこなしにリズミカルなステップ、そして艶のある歌声、
エンターティナーって、この人のためにある言葉だなと子供の頃から思ってた。
シナトラ一家(ラットパック)の一員として『オーシャンと11人の仲間』(『オーシャンズ11』のオリジナル)など、沢山の映画に出演してもいる。

そんな彼が、黒人エンターティナーの大先輩ビル・“ボージャングル”・ロビンソンの思い出を重ね合わせながら歌ったのが、『ミスター・ボージャングルス』でした。
ボージャングルは彼のタップの先生だったんだとか。
   ※歌詞の中に出てくるボージャングルはボージャングル・ロビンソンではなく、別人らしいんだけど。

サミーは、「この曲を唄うと、自分が老いぼれたボージャングルのような気持ちになる」と言いつつ、
それでも「これは自分にとって特別な歌だから」と言っては唄ってた。

久しぶりに聴いてみたくなって、YouTubeで探してみました♪



・・・彼は言った 「今でも 踊るよ
安酒場や 機会があれば どこででも
酒とチップが もらえればね
だけど たいがいは
トラ箱で過ごすことが 多いんだ
ちょっとばかし 飲むんでね」

彼はそう言って 首を振った
彼は 首を振った
そのとき 誰かが 声をかけた

たのむよ、ミスター・ボージャングルス
なあ、ミスター
戻ってきて踊ってくれよ


聴いていたら、武道館で生で聴いた彼の歌声と姿が蘇ってきた。
あのときは、確か来られなくなったシナトラのピンチヒッターで来日したんじゃなかったっけか。

そんなサミーに大きな影響を受けたのがマイケル・ジャクソン。
下の映像は、1990年2月に行われたサミー・デイビス・Jr60周年祝賀会で
サミーに捧げる曲「You were there」を歌ったときのマイケル・ジャクソンです。
喉頭ガンで入院していたサミーでしたが、この日のためになんとか体調を整えて主賓席に座っています。



スポットライトに照らし出された最後のキメポーズは、まさにサミーと同じもの。
キリストと思われるyouをサミーに置き換えて歌ったのだと思う。
きっと万感の思いで最後のポーズをきめたんだろうな。



サミーが64歳という、まだまだ働き盛りの歳で亡くなったのは、この祝賀会の3ヶ月後のことだった。






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by kiyotayoki | 2009-04-17 12:39 | 閑話休題