旅客機の機内でも本を販売してはどうだろう
出版不況が叫ばれる中、書店以外で新刊本を売る動きが活発になってきているそうだ。
おしゃれな洋服や雑貨の横に小説を並べて思わぬヒットを飛ばしたり、
カフェのメニューに文庫本を加えたりするショップが話題になっているというのだ。
たとえば文庫本をカフェのセットメニューにしているのが、東京・南青山にあるスパイラルカフェ。
4月に始めた「文庫本セット」は、文庫本1冊とドリンク1杯で1350円。
本は5冊ぐらいから、ケーキを選ぶような感覚でチョイスできるようになっているらしい。
夕方5時以降の限定メニューだそうだけど、若い女性を中心にほぼ毎日注文が入るという。
こういう異業種間のコラボってアイディア、面白いね。
これを応用すると、飛行機の機内で本を販売するというのもアリなんじゃないだろうか。
特に、海外へ行く場合は、機内で過ごす時間はたっぷりある。時間つぶしに苦労するほどだ。
そんな時、キャビンアテンダントがトレイに文庫本を乗せて持ってきてくれたら、思わず買っちゃいそうだし、
結構需要がありそう。
乗客のためを考えれば、無料で読めるミニ図書館を設置するという手も考えられるけど、
出版不況のおりだし、ふだん本と出会う機会のあまりない人に本を手にとってもらえる機会が増えるというのは、
本を書く側にとっても嬉しいこと。
第一、機内での時間つぶし、映画だけじゃつまらないものね。
と言いつつ、書き忘れていた、先日のオーストリア旅行、帰りの便で観た映画を記録として残しておこうと思う(^^;。
『ベッドタイム・ストーリー』(BEDTIME STORIES 2008)
日本では今年の春に公開されたアダム・サンドラー主演のコメディ作品。
ベッドタイム・ストーリーというのは、子供を寝かしつける時に語って聞かせるお話。
小さい頃は、祖母の話してくれるお話が大好きだったなぁ。
ファンタジーの要素が盛り込まれているけれど、案外現実的なお話でした。
『メメント』のガイ・ピアース、すっかり脇役俳優になっちゃったなぁ。
『ボルト』(BOLT 2008)
日本ではこれから(8/1)公開されるCGアニメ。
自分はスーパーヒーロー犬だと思っている子犬のボルトが
離ればなれになってしまった飼い主の女の子を探し求めて旅をする
ロードムービー。
スリルとサスペンス、笑いと感動がほどよくミックスされていて楽しく鑑賞。
『イエスマン』(YES MAN 2008)
ジム・キャリー主演のコメディ。ネガティブ思考の男が、すべての答えを
NOからYESに変えたことで人生が一変してしまうというお話。
同じジム・キャリーが主演した『ライアーライアー』と似た設定だったなぁ。
ただし、“飛び降り自殺を止めるシーン”があったので、個人的には収穫。
『スラムドッグ$ミリオネア』(SLUMDOG MILLIONAIRE 2008)
今回、一番得したなぁと思ったのは、見逃していたこの映画が観られたこと。
今年のアカデミー賞を8部門も独占した作品。
ブラジルの貧民街を舞台にした『シティ・オブ・ゴッド』と似たエネルギーと
バイタリティを感じさせる映画でありました。