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映画の心理プロファイル

『トランスフォーマー/リベンジ』(2009 米)

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原題:『TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN』(150分)
監督:マイケル・ベイ
脚本:アーレン・クルーガー他
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演:シャイア・ラブーフ
    ミーガン・フォックス
   ジョシュ・デュアメル
    タイリース・ギブソン
    ジョン・タートゥーロ

マイケル・ベイ監督の力業に、観てるだけでヘトヘトになる映画でした。
こんなに目を酷使する映画は滅多にないんじゃないだろうか。

酷使させられる原因(元凶?)は、
「これ以上スピードが速かったらもうついていけませ~ん」と泣き言をいいたくなっちゃうほど目まぐるしく変化する映像。
動体視力の弱ってるおじさんには、かなりキツイ映画でありました。
1作目の学習効果か、どちらのロボットが人類の味方かで戸惑うことは減ったけれど、肉弾戦になって敵味方が入り乱れるともうどっちがどっちかわかんな~い(^^;
しかも、それが2時間半も続く(T皿T)

映画を観ながら思い出したのが、深夜に騒ぐ若者を遠ざけるために公園のトイレに設置されたという高周波発生装置のこと。
ある音域の高周波は10代から20代の若者にしか聞こえない耳障りな音なので、それを流せば嫌がって近寄らないってやつ。
この映画は、それの映像版なんじゃないかしらん。ただ、こっちはその圧倒的なスピード感に若者は“快”を感じ、動体視力の鈍ってるおじさんは“不快”を覚える。だから、中高年を遠ざけることになっちゃうけど。

ただ、アクションにつぐアクション、破壊につぐ破壊シーンの連続なので、
2時間半がそれほど長く感じなかったも事実なんだけれど。

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本作は、2007年に公開された「1」の続編。主人公を守る金属生命体の集団オートボットに敗北した悪の一味ディセプティコンが復讐のため新たな仲間と共に再び地球へ襲来するというもの。
「へぇ~」と思ったのは、ちょいとばかし『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせるオープニング。
宇宙からやってきた金属生命体は、人類の祖先もびっくりさせていたんだね。

興味深かったのは、米軍自慢のピンポイント爆撃に、
「爆撃は正確なのか?」という現場の兵士のいぶかる台詞が挿入されていたこと。
昨今の戦争での米軍の誤爆、少しは反省してるのかしらん(爆撃の巻き添えをくらう住民への配慮は映画でも一切なかったけれど)。

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主人公サムを演じるのは一作目に続きシャイア・ラブーフ。その恋人ミカエラも同じくミーガン・フォックスが演じている。
童顔のシャイア君は大学生になっても相変わらずって感じだったけれど、ミーガンちゃんのほうはあちらの男性誌のグラビアのトップを飾れそうなほどセクシーになってらっしゃった。
こんなに濃いキャラでいいのかなと思ったけど、圧倒的な迫力で展開する映像にはこれぐらいキャラも濃くないと太刀打ちできないんだろうなと、見ていて思い直した次第です。

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なんだかまだまだ続編も作られそうな勢いだけど、
動体視力は今よりもっと落ちてるだろうし、ちゃんと最後まで観られるか自信ないなぁ(すでにもう超弱気になっております^^;)。
by kiyotayoki | 2009-07-07 10:18