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映画の心理プロファイル

ヴァニラスカイと東雲

海老会の主催者のお一人、chiharaさん
ご自分でお撮りになった“ヴァニラスカイ”の画像を送ってくださった。
白み始めた空に、淡いヴァニラ色の雲。
こんな空を自由に飛び回れる雀たちに、ちょっとだけ嫉妬を覚えてしまいました(^^ゞ。
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そうそう、日本の古い言葉に「東雲」というのがある。
東の雲と書いて「しののめ」。
闇から光へと移行する夜明け前に茜色にそまる空を意味する言葉だ。
そして、東雲色は朝焼けの光に染まった雲の色から名付られたというから、
ヴァニラスカイ≒東雲と考えてもいいのかも。
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東雲より、もう少し早い時間帯をさす言葉に「彼誰時(かはたれどき)」というのがある。
向こうにいる彼が誰か、訊かなければ判らないくらい薄暗い朝方のことを言うんだそうだ。
昔の日本人は発想力や表現力に富んでいたんだね。




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ネットのニュースで知ったのだけれど、
明治から昭和にかけて、九州最大規模の花街として栄えた熊本市二本木に唯一残っていた遊郭跡「旧日本亭」の取り壊しが9月1日から始まるのだそうだ。

この日本亭は、“東雲のストライキ”で有名になった東雲楼(しののめろう)の一角に建てられたものだったらしい。
二本木という町には最盛期、東雲楼など約70の遊郭が軒を連ね、800人余の遊女がいたとされている。

実はこの二本木、父方の祖母の実家があったところ。
祖母の実家は蕎麦屋さんで、東雲楼などにも出前をしていたらしい。
子供の頃に祖母から聞いたのだけど、店に長ドスを持った血だらけのヤクザが転がり込んできて大騒ぎになったことがあったんだとか。
花街・二本木は、少々物騒な街でもあったんだな。

そんな二本木だけど、今はもう往事の姿を偲ぶものはほとんどない。
グーグルアースで見てみたら、やたら駐車場が目立つ町になっていた。
唯一残っていたのが「旧日本亭」だったんだね。それが壊されるということは、花街の名残りはほぼ消滅するということだ。
建物の中には、朱色に塗られた渡り廊下や階段の手すり、飾り窓などが残りされていて往時を偲ばせるというし、なんとか残す手だてはなかったんだろうか。

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by kiyotayoki | 2009-08-30 15:41 | 閑話休題