「ほっ」と。キャンペーン

映画の心理プロファイル

天文薄明

ヴァニラスカイのことを調べていて、
天文学では日の出前や日の入り後の時間帯が3段階に分けられていることを知って驚いた。

a0037414_12325228.jpg
太陽が沈んでから空が暗くなるまでの間と、
空が明るくなり始めてから太陽が昇るまでの間の空の状態を「薄明」と呼ぶけれど、
その薄明には空の明るさの状態に応じて次の3つのカテゴリーがあるんだそうな。

【市民(常用)薄明】
太陽は沈んでいるけれどまだ空は明るく、「灯火なしで屋外の活動ができる」状態の空。
子供たちなら「もう少し遊んでいたい」くらいの空で、日本では日の出前・日の入り後30分間程度をいう。
この頃の空がヴァニラスカイなのかな。

【航海薄明】
太陽は沈み空は暗くなり始めているけれど、海上の船は航行が可能な程度の明るさ。
周りの景色がぼんやり見えている時間帯。

【天文薄明】
空はかなり暗くなっているけれど、星の見え方に太陽の影響がまだ残る時間帯。
六等星の星が見えるか見えないかぐらいの空をいう。日の出前・日の入り後1時間30分程度。
天体観測や天体写真撮影に最適なのは、天文薄明が終わってから天文薄明が始まるまでの間。


天体観測や天体写真撮影をやっている人なら、当たり前の知識かもしれないけれど、
門外漢からするとなんとも意外。しかも「市民薄明」とか「天文薄明」というネーミングがまた意外や意外だった♪
「市民薄明」なんて、うっかりすると「美人薄命」と聞き間違えちゃいそうなネーミングだもの(^^ゞ。


それはそうと、睡眠文化に関する本を読んでいたら、そこにも「へえ~」という記述があった。
日本最古の文学作品『源氏物語』から約1000年前の生活習慣を推測してみたら、
当時の「一日の始まり」は「丑寅の境(午前3時ごろ)」だったというの。

これが夏至の頃だと“天文薄明”の時間帯に相当するというんだね。
『夕月』の巻に、庶民がその時間帯にはもう起きて活動を始めていたという記述があるらしい。

昔の人は、豆腐屋さんも真っ青の早起きさんばかりだったんだね。
ま、現代人と比べればうんと早寝さんでもあったんだろうけど。

ということは、現代人にとっては徹夜明けぐらいにしか見ることのないヴァニラスカイだけど、
いにしえの人たちにとっては日常茶飯事、別に珍しくもなんともないものだったのかな。
[PR]
by kiyotayoki | 2009-08-31 14:19 | 備忘録