映画の心理プロファイル

『恋するための3つのルール』(1999 米)

降って湧いたようなタイガー・ウッズの不倫騒動。
加熱するスキャンダル報道を抑えるためにウッズさん、公式サイトに謝罪文を載せたらしいけど、
その後も新たな女性が登場したりして、騒動はまだまだ収まりそうにない感じ。

・・・・と、なんでそんな話から始めたかというと、この映画の中に、
「男は隠し事をする(生き物だ)」という、男にしてみれば耳の痛~い女性からのお咎め台詞が登場するから(^^;
しかも始末が悪いのは、男の隠し事が“露見しやすい”点。
男の隠し事は、どうも“頭隠して尻隠さず”なところがあるようで(^へ^;。

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原題:『MICKY BLUE EYES』(102分)
監督:ケリー・メイキン
脚本:アダム・シェインマン
    ロバート・カーン
音楽:ベイジル・ボールドゥリス
出演:ヒュー・グラント
    ジェームズ・カーン
    ジーン・トリプルホーン
    バート・ヤング

この映画は同じヒュー・グラント主演の『ノッティングヒルの恋人』(1999)と同じ年に公開されてるんだね。いやあ、知らなかったな。

ヒュー・グラントというと、二枚目だけどほのぼの系な顔立ちで、人はいいのだけれど不器用で、恋愛で困った状況に陥っては目をパチクリさせる英国人という役柄が定番みたいになっている。しかも、彼はそういう役がぴたりとハマる。
この映画の彼も、たまたま愛した女性がNYの裏社会を仕切るマフィア幹部の娘だったものから、さあ大変、さあどうする、というお話を得意のキャラで楽しくかき回してくれている。

グラント扮するマイケルは、NYのオークションハウスに勤める真面目な英国青年。
そんな彼が学校に勤める真面目な女教師ジーナに恋をし、プロポーズをする。
プロポーズに選んだ場所は中華料理店。どうやら行きつけの店のようで、女主人に頼み込んでプロポーズの言葉をフォーチュンクッキーに仕込んでもらっていたらしい。そのシーンがこちら。
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ところが、そんな努力の甲斐もなく彼女には涙ながらに結婚を断られてしまう。
原因は、そう、彼女の父がマフィアの幹部だったから。彼女としてみれば、彼の身を案じて泣く泣く身を引いた形。
それでも、必死に説得する彼の熱意に負けてジーナはやっと結婚を承諾。
その時、マイケルはジーナから「絶対、あの人たちに気を許しちゃダメ。関わらないで」とダメ出しをされるのだけれど、ちょっと気を許したばかりに汚い金のマネーロンダリングの片棒を担がされるハメになる。
それがバレたら、彼女が結婚をご破算にしかねないから、もちろん秘密。
というわけで隠し事ができちゃった。だけど隠そうとすればするほど、嘘の上塗りで泥沼にはまってく。
案の定、マイケルの身にはマフィアがらみの災難が次々と襲いかかり、結婚までの道のりは一気に茨の道となっていくのでした。
まあ、お約束の展開なのだけれど、これが結構ツボを心得ていて楽しませてくれた。

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原題のMICKY BLUE EYESというのは、マフィア仲間からつけられたニックネーム。
ジーナの父親(ジェームズ・カーン)が気を利かせたつもりで
マイケルを他の街から来た同業者だと、マファア仲間に紹介してしまったのです。
でも、そのおかげでマイケルはマフィア独特の符丁を無理矢理覚えさせられるハメになり、
またまた悪戦苦闘(^^;。

ちなみに、男の隠し事が露見しやすい原因のひとつは、女性に比べてチェックが甘いという点にあるのかも。
心理実験でも確かめられているのだけれど、男が平均13回相手をチェックするあいだに、女性は23回もチェックしているのだとか。
男のそのチェックの甘さ、逆に言うと女性のチェックの細やかさが男の隠し事が露見する契機になっちゃうんだろうな、やっぱり(^^;。
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by kiyotayoki | 2009-12-06 17:02 | 映画(か行)