映画の心理プロファイル

『キサラギ』(2007 日)

以前から観たかった映画、やっと観ることができた♪
舞台劇のようなワンシチュエーションドラマだから、
脚本と出演者によほど魅力がないと凡作になりかねないのだけれど・・・。
いやいや、練りに練られた脚本と出演陣の熱演、それから巧みな演出が相まって、
目が離せない上質の密室サスペンスコメディに仕上がっておりました。

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(108分)
監督:佐藤祐市
原作・脚本:古沢良太
音楽:佐藤直紀
出演:小栗旬
    ユースケ・サンタマリア
    小出恵介
    塚地武雅
    香川照之

自殺”したマイナーアイドル如月ミキの一周忌に、ハンドルネームしか知らないファンサイトの5人が集い、それぞれの立場から突然の死のなぞ解きをしていくというお話。

とにかく初対面で出会う5人の個性がそれぞれに際立っていて、その絡み合いだけでも十分楽しめる。
5人には、それぞれ「家元(小栗旬)」「オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)」「スネーク(小出恵介)」「安男(塚地武雅)」「いちご娘(香川照之)」というハンドルネームがついておりまして、いわゆる“アイドルおたく”の男たちなんだけど、中のひとり、オダ・ユージの一言で和やかだった雰囲気が一気に不穏なムードに変わってしまう。

その一言とは、
「如月ミキは自殺したんじゃない、殺されたんだ!」

そのあとの怒濤の展開は、実際に見ていただくのが一番だと思うのでここに書くべきじゃないだろう。

冷静に考えると、それぞれが自己紹介をしているだけのお話ではあるんだけれど、
自己紹介をこれだけのサスペンス&エンターテイメントに仕立て上げた脚本の技には脱帽。

また出演者も、いま乗りに乗ってる香川照之はもちろん、みんないい味を出していて気持ちよくみていられた。
小栗旬って好みの俳優さんではなかったのだけれど、彼のイジけ方は良かった。見直しちゃった。

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しつこいまでのエンディングも大いに楽しみました。
ただ、どうでもいいことだけど、ひとつだけ気になったことがある。
途中で大立ち回りになって、床にポップコーンやポテチが散乱するんだけど、いつの間にかきれいになっていた。
いつの間に誰が掃除したの?(^^ゞ
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by kiyotayoki | 2010-01-21 23:51 | 映画(か行)