映画の心理プロファイル

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『おまけつき新婚生活』(2003 米)

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原題:『DUPLEX』(89分)
監督・Na:ダニー・デヴィート
脚本:ラリー・ドイル
音楽:デヴィッド・ニューマン
出演:ベン・スティラー
    ドリュー・バリモア
    アイリーン・エッセル
    ハーヴェイ・ファイアスタイン
    ロバート・ウィズダム

「いい物件には気をつけろ!」
当作品の公開時の宣伝コピーらしいんですが、これって今年後半の最大の社会的関心事、いわゆる「姉歯問題」を予見したような警告文ですよね。
2003年に作られたのに日本ではしばらくお蔵入りして今年の夏に公開されたらしい当作品、もうちょっと待てば(あと、タイトルをもう少しマシなものにすれば)時節柄スマッシュヒットしたかもしれないのに、残念~^^;。

監督ダニー・デヴィートのナレーションによると、アメリカ人の夢は「寝室が2つ、浴室が2つ、犬小屋1つ、ガレージ2つ、そしてゴミ箱が2つあって居心地がよく値段が手頃な」家に住むことだそうな。こんな物件はヒューザーじゃ扱ってませんね、少なくとも^^;。
新婚ホヤホヤのアレックス(B・スティラー)とナンシー(D・バリモア)もそんな夢のマイホームを探しています。でも、現実は厳しくNYで理想に近い物件を探すのは東大に合格するくらいの難事業。
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ところが、それがあった!
場所はマンハッタン島の向こう岸ブルックリン。『スモーク』の舞台となったのもココですよね。立地条件はいい。しかも築年数は古いものの、一戸建てで高級木材を使った室内はシックでリッチ。おまけに暖炉が3つも!
ただひとつ気がかりなのは、構造が二世帯住宅(デュプレックス)になっていて、2階には賃借人がいること。
つまりこの家を買うことは、大家さんにもなるってこと。でも不動産屋によると、その賃借人は百歳近いおばあさんで病弱。いつ死んでもおかしくない。ならば、遠からずこの家は自分たちだけのもの・・・。というわけで2人は大喜びで買う決心をします(不動産屋さんのダミ声は、あっ『トーチソング・トリロジー』のH・ファイアスタインじゃあ~りませんか^^)。
いよいよ甘~い新婚生活の始まり始まり・・・と思いきや、当然ながらそうは問屋が卸さなかった^^;。
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卸してくれなかったのは、そう2階の老婆コネリー夫人。病弱だと思ったら元気いっぱいで、夜中中TVは大音量でつけっ放しだし、何かというと階下に降りてきて「水道管を直して」「どぶねずみを退治しろ」と用を言いつける。締め切り前で必死こいてる作家のアレックスはその度に仕事中断、頭かきむしる日々。被害は雑誌の編集をしているナンシーにも及び、彼女は会社をクビに。
頭にきた2人は婆さん退治に乗り出すのですが・・・。

自分の城を守るためについにはコネリー夫人を殺そうとまでする2人。自分の行為を正当化しようとするエネルギーはどこから来るのかは、フェスティンガーって心理学者が作った『認知的不協和』って理論で解釈できそうだけど、まあ、大晦日の忙しい時期にそんな話はやめにしときましょう。

そうそう、愛すべきタフネス婆ちゃんコネリー夫人を演じたアイリーン・エッセルは、この作品の後『チャーリーとチョコレート工場』でも可愛いお婆ちゃんぶりを披露してくれてたんですね♪

なにはともあれ、あなたにとって2005年はどんな年だったでしょう。
さてさて、来年はどんな年になることやら。
お互い良い年になるといいですね♪

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by kiyotayoki | 2005-12-31 14:50 | 映画(あ行)

『FLY,DADDY,FLY』(2005 日)

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監督:成島出
原作・脚本:金城一紀
主題歌:Mr.Children
出演:堤真一
    岡田准一
    星井七瀬
    須藤元気

観たあとに軽やかな爽快感の残る復讐劇です。

郊外の一戸建てに住む平凡な3人家族。
そんな一家に不幸が訪れたのは、夏休みを前にしたある夜のこと。
娘がカラオケボックスで暴行を受け病院に担ぎ込まれたという電話が夫の鈴木一(堤真一)の勤める会社にかかってきたのです。
息せき切って病室に駆け込んだ父親は2つの間違いを犯します。
1つは、顔の包帯が痛々しい娘を「父さんの言うことを聞かんからだ」といきなり叱責したこと。2つめは、廊下で待っていた加害者の男子高校生・石原(須藤元気)と教頭にいいようにあしらわれ、結果的に見舞金の札束を受け取ってしまったこと。そのため娘は父を拒絶、殻に閉じこもってしまいます。
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娘を守れずプライドもズタズタにされ、包丁を隠し持って高校へ乗り込む鈴木一。ところがそこは別の高校だった上に、校舎から現れた不敵な面構えの高校生に一発KOされちゃう(^^;。

目を覚ました鈴木一がいたのは「ゾンビーズ」という落ちこぼれグループの部室で、そこには彼をKOした張本人の学生パク・スンシン(岡田准一)の姿も。
事情を聞いたソンビーズのメンバーは、おっさん(鈴木一のこと)が狙った相手はボクシングの高校チャンプで、互角の勝負をしたいのなら体を鍛える必要があること。その指南役には喧嘩屋のパク・スンシンが最適であるし、自分たちも全面的に支援すると申し出ます。
鍛錬の期間は、夏休みの間の40日。
悩んだものの、おっさんは娘のため、家族の絆と自分のプライドを取り戻すため、パク・スンシンの下でハードな訓練を開始するのでした・・・。
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正直なところ、堤真一ってあまり好みの役者さんではないので、グロリアさんちで紹介されていなかったらたぶん観なかった作品。
でもやっぱり映画って観てみなきゃわからないもの。この映画で堤真一の株は随分上がりましたよ、個人的に。それに、女性を虜にしてるらしい岡田准一クンの魅力も堪能。パク・スンシンの口から飛び出すキザなセリフもこの子が言うんなら許せるって感じ。ただ、今回の作品(原作・脚本の金城一紀は『GO』の原作者)は復讐劇に重きをおいたせいか、在日と日本人の間にあるボーダー感はかなり薄められています。その分、おっさんとスンシンの歳の差というボーダーが取り除かれていく過程はじっくりと描かれていますけどね(^_^)v。
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さて、今日のそっくりさん。
堤真一に似てる人を探していて、ふと思ったんですが、この人ってレイザーラモンHGの格好させたら似合うんじゃないかなぁって。
というわけで、今日は各界の「レイザーラモンHGの格好が似合いそうな人」を集めてみました(^^;)。
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クールな中田ヒデも案外似合いそうだフォー!
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新庄はいかにもって感じなので、ここは硬派阪神の金本さんがフォー!
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イケメン、デヴィッド・ベッカムもフォー♪

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『マトリックス』のキアヌ・リーブスもフォー!
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もっとマッチョな『ターミネーター』のシュワちゃんも迫力フォー!
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日本映画界からは、72歳の今もマッチョなクールガイ、宍戸錠さんがフォー!


でもこれだと、ただの「サングラスが似合う人」なので、最後はポーズでキメてもらおうと思います。
来年のWカップでもゴールを量産してくれそうなロナウドがフォー!
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by kiyotayoki | 2005-12-28 16:45 | 映画(は行)

M-1グランプリ

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「何を笑うかでその人の性格がわかる」
文豪ゲーテの言葉だそうです。
うーん、なるほどね。そういや、そうだ。
だけど「笑う」を「泣く」に変えても通じる言葉じゃありますね^^;。

昨日やってた『M-1グランプリ』、
第一回以来久しぶりに見ました。
第一回の2001年が「中川家」、2002年「ますだおかだ」、2003年「フットボールアワー」、そして去年は「アンタッチャブル」と、優勝者には納得の名前が並んでいます。
で、今年の注目株はというと、「優勝すれば結婚」を公約に掲げていた南海キャンディーズと、この番組の規定(結成10年以内のコンビに限る)で今年が最後の挑戦となる品川庄司。
でも、お笑いと関係がないそんなことが話題になるようじゃ今年は混戦だなと思ったら、案の定っていうか注目の2組はあえなく敗退。
まあ、この2組は今やバラエティ番組の常連で、ネタを作り練るヒマもあんまりないでしょうし、ウケはうまくても漫才の腕は落ちてるでしょうから敗退して当然なのかも。実際、ネタもあんまり面白くなかったし。
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で、混戦の中、グランプリを勝ち取ったのは、ダークホースのブラックマヨネーズ。混戦と書いちゃいましたが、実際はこのコンビのぶっちぎりの優勝って感じでした。
「笑いは心の慣性(先入観や常識)を破壊することで生まれる」という心理法則がありますが、この2人は、テンポのいいかけ合いと意外な返しで、気持ちよく心の慣性を破壊してくれましたよ、ホント。
スター性にはちょっと欠ける2人だけど、来年はブレイクするのかなぁ。

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さて、今日のそっくりさん。
敗退した品川庄司の品川祐って、今年の話題の人「杉村太蔵」衆議院議員に似てません?
特に、馬鹿笑いした時の2人は似てます。その写真がない(杉村議員が馬鹿笑いしなくなった)のが残念ですけど。
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by kiyotayoki | 2005-12-26 11:39 | 閑話休題

クリスマス

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我が家も
ちょっぴり
クリスマス気分
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by kiyotayoki | 2005-12-25 01:15 | 閑話休題

『キリクと魔女』(1998 仏)

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原題:『KIRIKOU ET LA SORCIERE』
    (71分)
監督・原作・脚本:ミッシェル・オスロ
音楽:ユッスー・ンドゥール

フランスでアニメの歴代興業収入第1位に輝いたという本作は、いきなり軽い驚きで観る人の心をこの不思議な世界にひき込んでしまいます。

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だって、妊婦のお腹の中の子がいきなり喋るんですから。
「母さん、ボクを生んで!」って。

それに応える母親の言葉もふるってます。
「母さんのお腹の中で話す子は、自分ひとりで生まれるのよ」
すると、その子は言われた通り自分でお腹の中から這い出し、自分でへその緒を切ると母親に向かってこう言います。
「ボクの名はキリク♪」
この赤ん坊は自分の名を知ってる!
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英語でgiven nameというように、名前は与えられるもの。人の一生は、本当の名前を探す旅、自分探しの旅といえるのかも。
なのにキリクはそれを生まれた時から知っている。
それこそキリクが特別の存在であるという証拠なのでしょう。
だからってキリクは神様ヅラはしません。
なりは小リス並みだけど、気転と好奇心の強さだけは人一倍で色んなことに首を突っ込みたがり、お節介を焼きたがります。そして、無類の速さで突っ走る!インクレディブル家のダッシュ君と競争させてみたいくらい^^。
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最初の好奇心の対象は、魔女カラバに戦いを挑もうとする叔父さんでした。村の男達のほとんどがカラバに喰われた上に大切な水まで止められ、村は今、存亡の危機にあったのです。
強力な魔力と大勢の部下をもつ魔女カラバにひとりで戦いを挑むなんて死にに行くようなもの。
それを得意の気転で助けたのがキリクでした。
怒ったカラバはますます村に圧力をかけるようになりますが・・・・。
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アフリカを舞台にしたこのお話は、原作者で監督・脚本も務めるミッシェル・オスロさんが幼少時代を過ごしたギニアでの体験が基になっているそうです。
大地の色と原色を多用したカラフルな色使いがアフリカムードをますます高めています。原色は人の心を元気にしてくれる色。この映画を観ると力がわいてくる気がするのは、元気なキリクと原色のおかげかもしれませんね。

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ちょっと忘れかけていた「今日のそっくりさん」。
今日は、魔女カラバのそっくりさんで^^。
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by kiyotayoki | 2005-12-22 19:18 | 映画(か行)

『おかしな夫婦』(1970 米)

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原題:『THE OUT-OF-TOWNERS』(97分)
監督:アーサー・ヒラー
脚本:ニール・サイモン
音楽:クインシー・ジョーンズ
出演:ジャック・レモン
    サンディ・デニス


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「NYで25年ぶりに交通機関ストライキ。都市機能マヒ」というニュースを聞いて思い出した作品です。

オハイオの田舎町からニューヨークへやってきた中年夫婦の身にふりかかる数々の災難をコミカルかつシニカルに描いた作品。N・サイモンとJ・レモンが『おかしな二人』(1968)に続いて再びコンビを組んだコメディです。
旅の目的は本社への栄転のための面接を受けるため。
そのせいで元々几帳面でせっかちな夫のジョージ(レモン)は普段以上に緊張し焦りまくってる。そんな夫の手綱をのんびり屋の妻グエンが「あらあら、まあまあ」と引きずられながらもゆる~く掴んでる感じの夫婦。
そんな2人を待ちかまえていたのが、飛行機の到着遅延と荷物紛失、それと当時は名物だったらしい地下鉄のストライキ。
災難はそれだけじゃ終わりません。やっと着いたホテルは予約が入っておらず、しかも満室で部屋がとれない。外に出たら雨が降り出す。でもって結局、公園で野宿するはめに・・・(^^;。
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そんなトラブルに直面するたびにキレまくり「告訴するぞ!」と叫ぶジョージ。一方のグエンはというと、「オーマイゴッド」と呆れながらも、案外泰然としてる。その辺りの2人のやりとりがN・サイモンの脚本らしく軽妙洒脱で楽しませてくれる作品です。
“われ鍋にとじ蓋”といいますが、夫婦って案外こういう2人のほうがうまく人いくのかも。『相補性』といって、補い合える関係のほうが互いの足りない部分が埋められるので結婚は長続きするという心理データもありますしね。
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これ、1999年にリメイクもされています。日本での公開時のタイトルは『アウト・オブ・タウナーズ』。こちらはスティーヴ・マーティンとゴールディ・ホーンが夫婦を演じています。「モンティ・パイソン」のジョン・クリーズも出ていて、期待して観ましたが、映画としては今ひとつ・・・だったかなぁ。

災難やハプニングに直面した時って、その人の素の部分が出がちなもの。それを見て頼もしく思えるか幻滅するかでその後の夫婦生活は一変してしまうかも。
旅にハプニングはつきもの。夫婦(カップル)の相性の良し悪しを知りたいのなら、二人で旅をしてみるといいのかも(その場合は、パック旅行ではなく個人旅行がオススメです^^)。

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by kiyotayoki | 2005-12-21 16:39 | 映画(あ行)

『プリンス&プリンセス』(1999 仏)

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原題:『PRINCES ET PRINCESSES』
(70分)
監督・脚本:ミッシェル・オスロ
音楽:クリスチャン・メイル

アニメーションの歴史の中では初期のもので、後には廃れてしまったものと思っていた影絵アニメーションが現代のフランスでも作られていたんですね♪

作ったのは『キリクと魔女』で知られるフランスの映像作家ミッシェル・オスロ。
絵が案外シンプルだなと思ったら、もともとはTV用に作られたものを再編集、王子と王女を題材にした6話をオムニバスアニメに仕立てたものだそう。だからか絵の完成度は前回紹介したロッテ・ライニガーには劣るものの、現代的でエスプリの効いたおとぎ話の世界は魅力的。
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収録されているのは、「プリンスとダイアモンド」「少年といちじく」「魔女」「泥棒と老婆」「冷酷なプリンセス」「プリンス&プリンセス」の6作品。

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時代設定は古代エジプト時代から西暦3000年の未来まで物語によって様々。面白いのは「泥棒と老婆」の舞台が19世紀初頭の日本であること。葛飾北斎の浮世絵に触発された作品で、フランス人が好むジャポニスムが色濃く反映してる感じ。

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by kiyotayoki | 2005-12-20 22:47 | 映画(は行)

『ロッテ・ライニガーの世界』

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見たいと思っていた影絵アニメーション『ロッテ・ライニガーの世界』、最終日に滑り込みで東京都写真美術館へ行って観てきました。

短編を含む6本が上映されましたが、代表作『アクメッド王子の冒険』(独、65分)が世界初の長編アニメとしてドイツで公開されたのは今から約80年も前の1926年。ディズニー初の長編アニメ『白雪姫』が公開される11年も前のこと!
1999年に映像の修復が行われ、音楽も付け替えられての再公開となったようなんですが、いやあ、その光と影の幻想的な世界、魅了されましたよぉ。
アラビアンナイトをベースにしたラブロマンス&冒険ファンタジーなんですが、ただの影絵だと思ったら大間違いで、糸や棒で操られているわけでもないのに手足が指がくちびるが動くし、飛んだり跳ねたり、変身したりもする。つまりは影絵の技術をふんだんに活用した影絵のムードたっぷりのアニメーションなんですね。
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この独特の世界を創り出したのは、ドイツの女性影絵アニメーション作家ロッテ・ライニガーさん(1899~1981)。

日本公開は3年後の1929年。それまでアニメといえば短編のドタバタ漫画しかなかった頃ですから、影絵の範疇を逸脱したこの魅惑の映像世界、見た人たちはさぞ驚いたことでありましょう。
世界は広く、映像の可能性は限りがないと実感させられた作品でした。
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by kiyotayoki | 2005-12-18 18:50 | 映画(ら行)

『エリック・ザ・バイキング』(1989 英吉利・瑞典)

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原題:『ERIK THE VIKING』(104分)
監督・脚本:テリー・ジョーンズ
出演:ティム・ロビンス
    イモジェン・スタッブス
    ジョン・クリーズ
    ミッキー・ルーニー
    テリー・ジョーンズ
    関根 勤

“「モンティパイソン」フリークの関根勤が監督に自分を売り込んで出た”という話だけは知っていたので前から興味のあった作品です。
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金太郎ヘアーの関根さん、どこに出てくるのかと思ったら、バイキング船の漕ぎ手頭役。奴隷の漕ぎ手たちを鞭でいたぶる役なんですが、セリフはなぜかオール日本語(^^)。いったいこいつ、何者(^^;)?
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モンティパイソン出身のテリー・ギリアムが『バロン』
を発表した同じ年に世に出たこの作品。手がけたのは、メンバーのリーダー格だったテリー・ジョーンズ。西海に浮かぶパラダイス「ハイブラジル」の長として出演もしています。
息子のために書いた自作の童話を映画化したんだそうな。
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お話の主人公は、バイキングの村を治める長老(M・ルーニー)の孫エリック。演じるのは、前年公開の『さよならゲーム』で注目されたティム・ロビンス。当時30才。若い!
略奪・暴力・レイプに明け暮れるバイキングの日常に疑問を抱いたエリックは、呪術師フレイヤから「巨大な狼が太陽を呑み込んでから、この世は冬の時代、暴力の時代になってしまった。このままではいずれ滅亡するだろう。太陽を取り戻したいのなら、はるか遠く、西の海に浮かぶハイブラジルへ行きホルンを3度吹いてみよ」とのお告げをもらい、仲間たちと船でハイプラジルを目指して旅立ちます。
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けれど、旅は困難の連続。暗黒の時代を終わらせたくない領主ハーフダン(J・クリーズ)が大型船で追ってきた上に、巨大な海のドラゴンに襲われ沈没の瀬戸際に追いやられてしまいます。
でもそこはファンタジー。捨てる神あれば拾う神あり。沈没寸前、目の前になんと夢にまで見たハイブラジルの島が姿を現しちゃう。
そこはまさに楽園っていうかパラダイスっていうか桃源郷っていうか、天草四郎的に言えばハライソっていうか、とにかく暴力とは無縁の天国のような世界。暴力に明け暮れていたバイキングたちにとってはもうカルチャーショックの連続。
ただ、そういう世界はもろいもので、暴力で流れた血が一滴でも大地に吸い込まれると海に沈むことになってます。さて、粗暴なバイキングたち、一滴の血も流さずホルンを手にいれることができるんでしょうか・・・。

この物語の主人公エリックは、純粋で楽天的な若者。どんな危機に直面してもポジティブに楽観的に取り組むので、結果として何度も難局を乗りきってしまいます。まあ、人生そんなものかもしれません。「だめかな」「だめかも」と思って物事に対処すると、決まって失敗しますものね。
エリックのように何事も前向きに取り組むことで望む結果が得られることをある心理学者は『ポリアンナ効果』と呼んでいるくらいですし。これはE・H・ポーターの小説『少女ポリアンナ』から採られた用語。ポリアンナは厳しい環境に暮らしながらも、父から習った「よかった探し(人や物事の良い面を探す)」をすることで自分も周りも幸せにしていく少女なんですね。
最近なんかというとマイナス思考になりがちだし、ボクもエリックやポリアンナを見習わなきゃダメかな(^_^;)。

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さて、今日のそっくりさんは監督テリー・ジョーンズのモンティパイソン時代の得意の決めポーズ(^_^;)のそっくりポーズ。たまたま海外のサイトを検索していて見つけたのでポーズをとってるのがどこのどなたかはわかりましぇ~ん^^;。 
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by kiyotayoki | 2005-12-17 15:50 | 映画(あ行)

『Mr.&Mrs.スミス』(2005 米)

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原題:『MR.AND MRS.SMITH』(118分)
監督:ダグ・リーマン
音楽:サイモン・キンバーグ
出演:ブラッド・ピット
    アンジェリーナ・ジョリー
    ヴィンス・ヴォーン

ハリウッドの今が旬のスター、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、夫婦でありながら実は別組織に属する凄腕の殺し屋に扮するアクション・コメディです。それなりにシリアスな『ニキータ』を観たばかりだったので、コメディ部分がより際だっちゃったかな。
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“壮絶な夫婦喧嘩”という評がありましたが、まさにそんな感じ。
運命的な出逢いをして恋に落ち、そのまま結婚しちゃった2人。どんなに仲のいい夫婦にも1つや2つ隠し事があるもんですが、この夫婦には相手に絶対知られてはならない大きな秘密があったんですね。それは自分が殺し屋を生業にしていること。
この6年は、なんとかバレずにすんだんですが、同じターゲットの殺しの依頼を引き受けたばかりにとうとう互いの正体を知ることになっちゃったものだからさぁタイヘン・・・というお話。

まぁしかし、6年もバレなかったことのほうが奇跡的なことなのかも。
亭主は気づかなくても、女房のほうはわりと気づいちゃうものなんですけどね。

「13回vs23回」という心理データがあります。
これは、男女を向かい合わせて5分間のあいだに何回相手をチェックしたかで統計をとって出た数字。男が13回、相手の女性をチェックしているあいだに、女性はなんと23回もチェックしていたというんですね。
それだけに女性のほうが男の変化に気づきやすい。一方、男性は適当にしか見ていないから変化になかなか気づかない。
だから男の浮気はカノジョにバレやすいし、カノジョが髪型を変えてデートにやってきても男は気づかないもんだから、「ひど~い、私のことに興味がないのね」って叱られることになっちゃう(^^;)。
男はそういう生き物なんだからって弁解しても、やっぱ許しちゃくれないでしょうね。

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そうだ、そっくりさんを忘れてました。
今回は、苦し紛れで、アンジェリーナ・ジョリーの「くちびる」のそっくりさん。
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by kiyotayoki | 2005-12-16 14:35 | 映画(ま行)