映画の心理プロファイル

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恐竜博物館&『スプラッシュ』

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la-pandaさんが教えてくださったんですが、福井県の勝山に『恐竜博物館』という施設があるそうです。
ホームページを見てみましたが、さすが日本一の恐竜発掘地にあるだけにかなり見応えのある博物館みたいですね。
写真のような恐竜の全身骨格標本が
40体近く常設。
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その中には地元・福井で発掘されたフクイサウルスも(イグアノドンの一種)。体長は4.7mあるそうですから、日本にもそれなりに大きな恐竜がいたってことですね。
他にも、巨大ジオラマや化石標本、パノラマ映像など、充実した内容のようです。恐竜ファンなら一度は訪れてみたい施設ですよ、これは。しかも、かなりお金がかかってそうなのに入場料が大人500円というのも嬉しいナ。もしかしたらミュージアムショップには前回ご紹介した『実物大 恐竜図鑑』も置いてあるかも♪

以前、『鉄腕DASH!』って番組でTOKIOの連中が恐竜の化石発掘にトライするシリーズがありましたが、夢のあるいい企画でした。地球という惑星の多様性っていうか奥の深さをかいま見れるんですものね。一度は夢中になって発掘作業、してみたいなぁ。
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恐竜の全身骨格標本というと、思い出すのはNYの自然史博物館で見た巨大な恐竜の骨格。館に入るといきなりでっかい肉食恐竜のホネホネ像がお出迎えしてくれる♪
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高いドームの天井にぶつかりそうなくらい首の長~い草食恐竜のどでかい全身骨格像も見ものだし。やっぱりホンモノは迫力が違いますね♪

この自然史博物館は外観も重厚で、セントラルパークに面していてロケーションがいいせいか映画のロケ地としてもよく使われます。
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例えば、『素晴らしき日』(1996)ではジョージ・クルーニーが子ども達を連れてこの博物館を訪れますし、トム・ハンクスとダリル・ハンナ共演の『スプラッシュ』(1984)では博物館の地下になんと軍の秘密研究所があることになっています(^^;。でもここの敷地はかなり広いし入り組んでるし、軍事大国アメリカですし、そういう研究所があっても不思議じゃないかも(^~^。

何はともあれ、太古の昔に思いをはせたり空想にふけったりするのには、博物館って最適の場所じゃないかな。

付記
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by kiyotayoki | 2006-09-30 18:21 | 映画(さ行)

『実物大 恐竜図鑑』

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艦長さんが話題にされていた『実物大 恐竜図鑑』、やっと手に入れました。

36㎝×28㎝の大型本なんですが、いくらなんでも実物大は無理だろう、そう思いますよね。
ところが、ちゃんと実物大のテラノサウルスが載ってるんですよっ!
驚きの大迫力!
ただし、載ってるのは一部分だけですけど(^^;。
どんな一部分かは、下の写真を見ていただければその部分と迫力がわかると思います(^~^。

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これ、ティラノサウルスの口の部分の実物大イラスト(もちろんコレは縮尺が違いますけどね)!
見開き1m超で、やっとこんだけの部分。
全体像は推して知るべしです。
写真の子供なんかひと呑みだな(^^;。いや、呑み込む前にバリバリッと引きちぎってガリゴリッと噛み砕いちゃうでしょうね、きっと。

他にも「恐竜のたまご」や「ティラノサウルスのウ○コ」などの実物大イラストがリアルに載っております。
1800円、映画観るのと同じお値段(大型本にしてはお手頃価格です)。
興味のある方は、本屋さんでご覧になってみてください♪

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by kiyotayoki | 2006-09-28 20:00 | 閑話休題

俳優そっくり犬 vol.67

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この見目麗しいお方はどなたでしょ。

そう、若き日の美輪明宏さん。たぶん、銀座7丁目にあった銀巴里の花形歌手だった頃の写真じゃないかな。
シャンソンの殿堂銀巴里、1度だけ行ったことがありますが、閉店したのは1990年といいますから、なくなってもう16年も経つんですね。
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美輪さんが、1951年にオープンした銀巴里で歌手デビューしたのは翌年、弱冠17歳の時だったとか。
銀巴里の歴史は美輪さんの歴史でもあったんですね。
『メケメケ』(1957:当時22歳)が大ヒットした時、マスコミは“神武以来の美少年”とはやし立てたんだそうな。すごい形容だけど、それだけ美しさが群を抜いていたってことでしょう。
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そんな美しいそっくり犬が探せるか・・・。それはちょっと自信がないので、今回は美輪さんがお歳をめしてからの、笑顔強調版のそっくり犬です(^^;。

美輪さん的笑顔犬
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by kiyotayoki | 2006-09-27 17:30 | 俳優そっくり犬

関西のテレビ番組

前々から関西のテレビ番組を観てみたいと思っていました。
関西の番組には、何て言えばいいのかな、関東の番組にない妙なパワーというか、泥くささというか、発想のユニークさがあるから。

以前は、東京でも『探偵ナイトスクープ』(朝日放送)をやっていたので、ある種の欲求不満は解消できていたけれど、それも残念なことに去年の春に放送打ち切りとなってしまいました。
(関西圏では高視聴率をとってるらしいこの番組も、深夜枠だったせいか関東圏では数字が取れず、放送日時が度々変わる悲運な流浪の番組でした)

そんな折り、ザッピングをしていたら「おおっ!」
たかじん 胸いっぱい』って番組をやってるじゃありませんか♪
やっていたのはテレビ神奈川というローカル局。普段は滅多にチャンネルを合わせない局、というか存在すら忘れている局です。
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司会は、東京ではお目にかからなくなって久しいやしきたかじん
毒舌の人って印象がありましたが、お年をめしたせいか随分と表情が柔らかくなりましたね。
レギュラー出演者陣には、個人的に好感度の高い桂ざこば師匠。番組では「ざこびっち」と呼ばれておりました。期待できますねぇ♪
総集編だったようで、上半期の名場面が紹介されておりました。お得です♪
中で「へえ~」と思ったのは、「関西人に聞いたタレント好感度ランキング」♪
一位は明石家さんま。明石だと思ってたら、明石だったんですね(^^;。
さて、司会のやしきたかじんサンは何位だったと思います?

もったいぶる必要はないんですが(^^;
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by kiyotayoki | 2006-09-26 09:48 | TV

俳優そっくり犬 vol.66

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高田純次という人を初めて見たのは、確か渋谷のジァンジァンで東京乾電池の芝居を観た時でした。
平成の無責任男と異名をとる今のお気楽純ジイからは想像できない、と~っても地味で根暗な役だったような・・・。
経歴を調べてみたら、芝居をやめて宝石店で働いていた高田純次さんが柄本明さんやベンガルさんのやっていた東京乾電池に加わったのは1977年、29歳の時だったそうな。とすると、観た時はこの人、もう30を越えてたんだな。


キミ、誰かに似てるね~、誰かはわからないけど」なんてことをさらりと言っては笑いをとる変なおじさん。今回は、そんな高田純次似のワン公です。

平成の無責任犬
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by kiyotayoki | 2006-09-24 10:44 | 俳優そっくり犬

『誰かに見られてる』(1987 米)

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原題:『SOMEONE TO WATCH OVER ME』
    (106分)
監督:リドリー・スコット
脚本:ハワード・フランクリン
音楽:マイケル・ケイメン
出演:トム・ベレンジャー
    ミミ・ロジャース
    ロレイン・ブラッコ
    アンドレアス・カトスラス

リドリー・スコットとしては珍しく直球のラブ・サスペンス。
スティングの歌う『SOMEONE TO WATCH OVER ME』で始まり、
ロバータ・フラックの歌う同じ曲で終わる映画です。
それがタイトルにもなっている。
ガーシュイン兄弟作詞作曲のジャズナンバーで、大好きな曲の1つですが、普通は『誰かが見つめてる』とか『私を見守る人』という日本語の曲名がついています。それはもちろん、恋の歌だから。

心を焦がすほどに会いたい人がいる
その人がずっと 
私を見つめてくれることを願わずにいられない・・・

恋する女性の切ない想いが織り込まれた名曲です。
けれど、映画の日本語タイトルは『誰かに見られてる』。
『誰かが見つめてる』とはニュアンスが少々違いますよね。
それもそのはず、この映画の“誰か”はひとりではないから。

華やかなパーティに出席した大富豪の令嬢クレア(M・ロジャース)は殺人を目撃したため、殺人犯から命を狙われるはめに。犯人からすれば“見られた”わけで、その“誰か”はクレアでした。一方、クレアのほうは、その日以来“怖ろしい誰か=犯人”から命を狙われ(見られ)続けることになってしまうのです。

警察に助けを求めたクレアには、その日から警護の刑事がつくことになります。“誰か=刑事”に見守られる生活が始まったのです。その刑事というのがマイク(T・ベレンジャー)。
当初、2人はそりが合いません。
だって彼女はマンハッタンの豪華なアパートメントに住むセレブ。
マイクはというとブルックリンの安アパートで妻と幼い息子と3人でつましく暮らす一介の公務員。貧富の差は甚だしいし、身分も違う。
けど、一旦恋に落ちると、そんなものは関係なくなっちゃう。
価値観もモラルも消滅し、愛する人しか見えなくなっちゃう(時期がある)。

2人がただならぬ関係になったことにまず気づいたのはマイクの妻でした。
亭主が自分のプレゼントしたものじゃないネクタイを締めて帰ってきたら、そりゃ疑います。しかも、そのネクタイは品があるしデザインもいい。値段も高そう。
妻として腹立たしいのは亭主の言い訳が下手だからというより、そのネクタイが似合っているから。お金さえ惜しまなければ自分だって買える。だけど、センスの良さまでは買えない。それが悔しいのです。
その日からマイクは“誰か=妻”にいつも見られているような強迫観念に苛まれるようになります。
この物語の登場人物はみな“見る”“見られる”関係にあるんですね。しかも感情は様々。愛しい思いで見る人もいれば、憎悪の感情むき出しで見る人もいる。
そのニュアンスを上手く表現した日本語タイトルを考えた人、あんたはエライ!
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この映画で怖い殺人犯を演じたアンドレアス・カトスラス、『逃亡者』(1993)では片腕の男を演じた人ですが、今年の2月に亡くなっていたんですね(享年59歳)。個性的な悪を演じられる人だっただけに残念です。

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『SOMEONE TO WATCH OVER ME』
いろんなシンガーが歌っています。
エラもいいけど、個人的にはジミー・スコットのが好きかな。
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by kiyotayoki | 2006-09-22 20:26 | 映画(た行)

味覚の冒険


ブログをやっていて「よかったな」と思う時があります。
それは自分ではなかなかチョイスしない映画に出会った時。
『ベルヴィル・ランデブー』(2002)『アイアン・ジャイアント』(1999)『王と鳥』(1979)といったアニメ作品は、ブログをやっていなかったら観ることはなかったかも。
それは、『わすれな草』(1999)『インファナル・アフェア』(2002)などの香港映画にも言えること。
ホントにブログ様々です。っていうか、よくお邪魔するブログの書き手の皆さんのおかげ。未知の映画を教えてもらって視野が広がる上に、視覚の冒険ができるんですから嬉しいったらありゃしない♪

だけど五感は視覚だけじゃありません。
たまには他の感覚の冒険もしたいもの・・・と思っていたら、
昨日、味覚の冒険をするチャンスに恵まれました。
オーストリア料理を味わう会に飛び入りで参加させてもらったのです。
欧州料理っていうと、フレンチかイタリアン、気が向いたらスペイン・ドイツ料理ってのがほぼ定番。さて、オーストリア料理って・・・。

お店は、今年3月、溜池山王(赤坂1-4-6)にできた日本では数少ないオーストリア料理の店『K.u.K(カー・ウント・カー)』。

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こちらは、オーストリア国家公認料理マイスターの称号を持つ神田真吾さん(31歳)のお店。
隣には同じく国家公認コンディトール(製菓)マイスターの称号を持つ栢沼シェフの洋菓子店『ツッカベッカライ カヤヌマ』(一度じゃ絶対覚えられそうにないナ^^;)が並んで建っております。そんなに大きな店じゃないけど、内装は質実にして豪華。
シックな調度品や器、グラスもきっとオーストリア製なんでしょう。

味わう会なので、コースメニューで左のように決まっておりました。
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一皿目はオードブルの盛り合わせ。
美味しかったのは、やっぱりパインシンケン(骨付きモモ肉のハム)。ふた口ぐらいでパクパクッと食べられる分量だったので余計味わい深かったなぁ(^~^。
辛口のリースリングがまた料理に合うんです。
久しぶりにオーストリアワイン(ハウスワイン)を飲んだけど、白も赤も美味でした。オーストリアワインのファンになろうかしらん。

二皿目は胡瓜の冷製スープ。キュウリの冷製スープなんて初めて。
これぞ味覚の冒険♪ほんのり緑がかった乳白色のスープは、味は確かに胡瓜。でも臭みは香草のディールが消してくれていました。

三皿目は大イワナの切り身をセメル粉で香ばしく揚げた魚料理。
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でもって締めが、梅山豚(メイシャントン)のスネ肉のロースト。
幻の豚肉といわれる梅山豚も初体験♪
これがまあ柔らかくてヘルシー。脂身がさらっとしてる。
少食の人でもペロリといけちゃいそうなお肉でした。

デザートは小さめでフルーティーな杏子のクーヘン。
いやいやいや、たまには味覚の冒険もしてみるもんです♪
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by kiyotayoki | 2006-09-21 21:50 | 閑話休題

俳優そっくり犬 vol.65

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『X-MEN』の“X”つながりで思い出した人。
下のほうに重心が偏ってる顔と、優しげな下がり目・下がり眉が特徴のデヴィッド・ドゥカブニー(46歳)。
『コニー&カーラ』(2004)など、時々映画でもお見かけしますが、やっぱりドゥカブニーといえば9シーズンも続いたヒットTVシリーズ『X-ファイル』のモルダー捜査官でしょう。

今回のそっくり犬は、『X-ファイル』ばりに超常現象にみまわれてしまった可哀想なワン公です。

これは超常現象か?! モルダー似犬
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by kiyotayoki | 2006-09-19 00:04 | 俳優そっくり犬

『X-MEN:ファィナルディシジョン 』(2006 米)

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原題:『X-MEN THE LAST STAND』(105分)
監督:デレット・ラトナー
脚本:ザック・ペン、サイモン・キンバーグ
音楽:ジョン・パウエル
出演:ヒュー・ジャックマン
    ハル・ベリー
    パトリック・スチュワート
    ファムケ・ヤンセン
    イアン・マッケラン
    アンナ・パキン

X-MENシリーズの最終作と銘打たれた作品、観てまいりました。
このシリーズの魅力のひとつは、“謎解き”。
前作では、ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンの過去が明らかに。
で、今回、明らかにされるのは・・・
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こ、怖ッ・・・。
前回、その身を犠牲にして死んだ・・・はずだったジーン・グレイ。今回の主役といってもいい彼女の過去が明らかにされます。
そのため、オープニングは20年前からスタート。
だからエグゼビア(P・スチュワート)もマグニートー(I・マッケラン)も微妙に若い♪

なぜ彼女は生き残れたのか。
それは彼女が・・・書いちゃっていいのかな・・・『鉄腕アトム』でいえばプルートゥ並みのミュータントだったから。
考えてみれば、彼女がミュータント中のミュータントであることは名前からも想像できたんでした。ジーン(Jean)ってスペルを変えればジーン(Gene:「遺伝子」)ですものね。
彼らミュータントが突然変異で生まれたってことは、遺伝子が変異したってこと。そんな名を隠し持つ彼女(しかも苗字は灰色グレイ)が特別な存在であることは、物語の最初から運命づけられていたということなのでしょうね。

そんなジーン以外にも特殊な能力を持つミュータントがわんさか出てくるので、今回ははっきり言ってウルヴァリンの存在感はやや希薄。主人公なのにな(^^;。10万馬力の鉄腕アトムだって100万馬力のプルートゥと戦うため100万馬力にパワーアップしてもらったのに、ウルヴァリンはそのまんまなんですから。
しかも、仲間は次々と倒れていく。
でも、そんな彼でも彼なりに自分の能力の限りを尽くし、今まで苦手だったチーム力を駆使してマグニートー率いるミュータント軍団に挑みます。そこがとっても健気。

まだ公開されて間がないので、これ以上書くのは控えたいと思いますが、最初から最後まで緊張感が持続する面白い作品でしたよ♪

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by kiyotayoki | 2006-09-17 16:31 | 映画(あ行)

『ディック&ジェーン』(1977、2005)

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オリジナル版とリメイク版を見比べてみました。

基本的なお話は同じ。
夫のディックが突然失業。それまでのリッチな生活から一転、生活保護を受けるまでに。
窮したディックは妻のジェーンと泥棒稼業を始め、最後は会社を潰しておいて自分だけのうのうとリッチな生活を送る元社長に仕返しをするというコメディ。

オリジナル版で夫婦を演じるのは、ご無沙汰のジョージ・シーガルジェーン・フォンダ。リメイク版はジム・キャリーティア・レオーニ
まあ、リメイクされるまでに四半世紀以上(28年)も経っていますから、ハリウッドもすっかり世代交代してしまいましたね。
時代が感じられるのは、それぞれの亭主が勤める企業。
オリジナル版は宇宙開発企業、リメイク版はIT開発企業。共通してるのは、どちらもちょっと盛りを過ぎた産業であること。だからこそ企業のオーナーは資産温存のために自ら会社を潰すという暴挙に出ちゃうんですね。

そのしわ寄せは何も知らない社員に。突然の解雇に戸惑うディックとジェーン。
オリジナル版のほうは、時代が時代だけに収入源は夫だけ。だからさっそく生活に赤信号が点っちゃう。
だけど、リメイク版は夫婦共働きが当たり前の現代。ジェーンもちゃんと働いています。収入源が1つ減っても急にシグナル点滅とはならないし、生活に窮して泥棒を働くこともないだろう。
さて、どうするのかなと思ったら、さすが脚本家、うまいこと考えますね。
実は経営者の策略なんですが、まずディックは解雇されるどころか昇進しちゃう。重役のポストをもらい給料も大幅アップ。有頂天になった夫は妻に「子供のためにも会社をやめて家事に専念すれば?」と勧めます。社内の人間関係に疲れていた妻もそれを快諾し退社。ストレスのないバラ色の人生が始まると喜んだ直後に、亭主が失職の憂き目にあっちゃうという仕掛け。

だけど、貧乏になったからって急に生活のレベルは落とせない。ご近所に対する見栄もあるから、今までと変わらない生活をしようとする。となると、借金まみれになるのは時間の問題。このあたりの展開は時代は変われどどちらも同じ。人間の悲しい性(さが)が出ていて、コメディなのにちょっと重た~い気分になっちゃう(^^;。
それにしても自民党の業界ベッタリの貸金業規制法案には頭にきますね。年金利を28%から25.5%にして良しとする神経が信じられない。
比較するのは変かもしれないけど、大切な落とし物、たとえば財布を拾ってくれた人へのお礼でさえ1割が相場。それを3割近くも取るなんて尋常じゃない。しかも、借りる側は他に金策のあてがない困窮者がほとんど。その救済のための法案なのに、議員たちの顔は政治献金をしてくれる業界のほうにばっかり向いちゃってる。
まあ、お金に不自由しない特権階級の人達に貧乏人の気持ちや実情を分かれっていうほうが無理な相談のかなぁ。

映画としての出来ですが、どっちもどっちという感じではあるけれど、
結末はオリジナル版のほうが好きかも。
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by kiyotayoki | 2006-09-16 10:43 | 映画(た行)