「ほっ」と。キャンペーン

映画の心理プロファイル

<   2006年 10月 ( 21 )   > この月の画像一覧

『トランスポーター2』(2005 仏・米)

a0037414_11353083.jpg
原題:『THE TRANSPORTER 2』(88分)
監督:ルイ・レテリエ
脚本:リュック・ベッソン
    ロバート・マーク・ケイメン
音楽:アレクサンドル・アザリア
武術指導:コリー・ユン
出演:ジェイソン・ステイサム
    アレクサンドロ・ガスマン
    ケイト・ノタ
    ジェイソン・フレミング
    フランソワ・ベルレアン

ジェイソン・ステイサムが男のある種の理想像を具現化して見せてくれる映画です^^。
監督・脚本・武術指導は前作と同じ。
ただ舞台は、前作の南仏コート・ダ・ジュールから米国マイアミへ。
ステイサム扮するフランクは、どんなヤバい依頼品でも迅速かつ正確に目的地へと送り届けるプロの運び屋。そんな彼にとって車は大切なパートナー。だから、可能な限り金をかけてチューンナップし、ハイテク化し、また防御も万全に改造してあります。
愛車の色は今回も黒(ただし、今作はBMWではなくアウディ)。
着てるスーツも黒。きっと車同様、生地も仕立ても一級品なんでしょう。

今回の“”は6歳の男の子ジャック。ただし、この1ヶ月ずっと送り迎えをしているので、ボディガード兼運転手みたいなお仕事といったほうがいいのかな。デンゼル・ワシントンの『マイ・ボディガード』みたいな役どころ。
フランクがなぜそんな簡単な仕事をしているのかは不明ですが、ジャックとの間にはすでに強い信頼関係ができあがっています。父親が留守がちなジャックにとって、フランクは父親的存在になってるんですね。しかも、フランクは生きるためのルールまで教えてくれる。
父親的存在であること”、“指標を示してくれる賢者であること”・・・これは理想の男性像の2大ポイントでもあります。

そんな2人に危機が・・・。麻薬組織の女殺し屋が突然襲ってきたのです。狙いはジャック。フランクの気転と武術の腕でその場はからくも逃れたものの、結局、ジャックは女殺し屋の手に。
「必ずお前を守る」とジャックに約束していたフランクは、それを果たすべく単身強大な麻薬組織に挑んでいきます。そこがまたカッコイイ。まさにジャックにとってはヒーロー。
ヒーロー的存在”であること、これまた理想の男性像の大きなポイント。これに“永遠の少年的存在”が加われば完璧な男の理想像になるんですけどね。その部分もフランクは多分に持ってるかもしれないな。ってことは、フランクってかなり理想の男性像に近い存在なのかも。
a0037414_1941841.jpg

今回も、コン・リーに武術指導を受けたステイサムは、かなりのハードアクションを自分でこなしています。特に、消防ホースを使ったアクションは見もの♪
a0037414_2143988.jpg
また、前回に引き続き登場するフランスの刑事役のフランソワ・ベルレアンがいい味を出しています。この人、真顔になるととっても怖いご面相なんだけど、今回は終始リラックスモードでコミカル部門を担当してくれております。
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-31 19:05 | 映画(た行)

待ちぼう犬  vol.2

目黒にて。。。
d0017626_110367.jpg



犬入禁止

「ねぇ、まだなのぉ」




d0017626_111919.jpg
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-30 09:18 | 待ちぼう犬

俳優そっくり犬 vol.72

大ヒット作『ハリー・ポッター』シリーズのホグワーツ魔法学校の校長ダンブルドア役は一度役者が代わったことはご存じですよね。
初代は、リチャード・ハリス(1930~2002)。大好きな俳優さんでしたが、2作目に出演した後体調を崩して亡くなってしまいました。
「長身で銀色の長い髭、キラキラしたブルーの瞳、半月型のメガネがトレードマーク」というダンブルドアのイメージにぴったりで、ご本人も気に入ってやっていたというし本当に残念でした。
a0037414_11432896.jpg
ハリスの跡を継いだのは、同じアイルランド出身の俳優マイケル・ガンボン。
ハリスほど長身ではないので、威厳がちょっとなくなった感じはしますが、丸い顔で親しみやすさは増したかも。

まだ66歳なので、当分は役が務められそう・・・と思ったら、第6巻で亡くなっちゃうんですって?

2代目ダンブルドア似犬
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-29 12:27 | 俳優そっくり犬

『風のダドゥ』(2005 日)

a0037414_21263378.gif
(95分)
監督:中田新一
脚本:南柱根
音楽:岩代太郎
出演:木村文乃
    榎本孝明
    勝野 洋
    萬田久子
    犬塚 弘

友人にもらったチケットで観てまいりました。
公開は10月27日まで。しかも上映は朝10時20分からの1回のみ。上映館はキネカ大森・・・と、ハードルが高かったんだけど、なんとか最終日にクリア(^^;。

舞台は郷里熊本の、今は姉が住んでいる阿蘇山。
e0068764_179227.jpg
広いんですよ、阿蘇山って。
阿蘇山は五岳(根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳)からなっていますが、それを巨大な輪っかのような外輪山が取り囲んでる。その一帯の総称が阿蘇山。
ある意味、阿蘇は外輪山で外界から守られた聖域のようなところ。自然もまだまだ溢れてる。山から湧き出る水がまた格別に清らかで美味しい。姉が熊本市内から阿蘇に移り住んだ気持ちがよっくわかります。

主人公の歩美(木村文乃)はそんな地を死に場所に選んだ高校生。
級友からのいじめ、最愛の父の死、母との心のすれ違いから、人生に絶望し死を選んだ歩美でしたが、たまたま通りかかった老人に助けられ、老人が働く「阿蘇ふれあい牧場」で心身の傷を癒すことになります。
「ふれあい牧場」の主は競馬の元調教師・安藤幹夫。演じているのは勝野洋。愛すべき大根役者って感じの人。なぜか彼だけが熊本弁です。しかもヘタクソな(ご当地映画は、地元ではこれでどうしても点数が辛くなりますよね^^;)。
牧場には、失声症の少年、教え子の自殺で教師をやめた男という先客がいました。ここは馬とふれあうことで心を癒すホースセラピーを実践している施設だったのです。
まあ、出来過ぎた話ですが、歩美の心の師となる老人役・犬塚弘の味のある演技に免じて先へ進みましょう。

知らせを聞いて、歩美の母親(萬田久子)「が福岡から駆けつけてきます。これがまたステレオタイプな仕事人間の母親。その後も彼女の出てくるシーンのつくりはかなりおざなり。しかもとってつけたような編集。台詞も陳腐。なんか萬田久子さんが可哀想でした。

途中割愛^^;。ストーリーは予想通りの展開を見せて大団円を迎えます。
心が擦れてしまってるこっちが悪いんだろうけど、これじゃ気持ちよく泣けないよぅ(^"^;。でも、館内では鼻をすする音があちこちから聞こえてきました。やっぱりこっちの感性が擦り切れちゃってるのかな。

とはいえ、「生きるとは」という大命題に果敢に挑戦した心意気は認めてあげたい気持ちにはなる映画です。それはとりもなおさず地元の人さえ思わずため息をもらしそうな阿蘇の自然をスクリーンに切り取った撮影監督のおかげかも。

ちなみに、「ダドゥ(駄動)」とは「馬の体内から聞こえてくる音」「命の響き」のことなんだそう。
朝ご飯も食べずに映画館へ駆けつけたので、映画が終盤にかかる頃、自分のお腹から聞こえてくる「ダドゥ」が周りに聞こえやしないかヒヤヒヤ。
感動作なのに、ホントに不謹慎なヤツです(^^;ゞ。
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-28 11:39 | 映画(か行)

『メジャー・リーグ』(1989 米)

a0037414_144452.jpg
監督・脚本:デヴィッド・S・ウォード
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:トム・ベレンジャー
    チャーリー・シーン
    レネ・ルッソ
    ウェズリー・スナイプス
    デニス・ヘイスバート

プロ野球の日本シリーズは、日本ハム・ファイターズの44年ぶりの優勝で幕を閉じたのはご存じの通り。
優勝が決まった第5戦目、途中からTVで見たんですが、
一番驚いたのは新庄選手でした。
感動して泣いていたから?いや、新庄があまりにもスリムだったから。あれは野球選手の体型じゃない。モデル体型ですよね。
本当かどうかわからないけど、新庄って“ジーパンがはけなくなるから”という理由で下半身を鍛えたがらなかったとニュースで言っておりました。
常識はずれなことを平気でして周りを驚かせる人をトリックスターといいますが、新庄はまさにトリックスターな人ですね。

・・・な~んて話をマクラでしたのは、この映画の登場人物たちも体型がプロ野球選手には見えないから。
仕方ないですよね、役者がやってるんですから。だけど明らかに体型が違うので(みんな細身!)、いくらチャーリー・シーンが剛速球を投げてもな~んか迫力がない(^^;。いくら演技がうまくても体型は似せられないから無理な注文だとは思うけど、なんとかならないのかなってスポーツ物の映画を観るといつも思っちゃう。
まあ、それぐらい一般人とスポーツ選手は体のつくりが違うってこと。
チームの中では最もいかついカリブ出身の大男(デニス・ヘイスバート:この人『24』ではパーマー大統領を演ってます)でさえ、ユニフォーム姿はスリムに見えますからね。

逆に言えば、それだけプロって体の鍛え方がすごいってこと。
だからこそプロなんでしょうけど。
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-27 18:00 | 映画(ま行)

待ちぼう犬 vol.1

街で見かけた“待ちぼうけを食ってる犬”を
待ちぼう犬』と名づけて、
こちらでご紹介することにしました。
いつまで続くかわかりませんが、
1回目は、池袋の歩道で見かけた待ちぼう犬です。

d0017626_23342685.jpg


        「私のこと、スコップと同じくらいにしか
                        思ってないんじゃない?」

d0017626_1552225.jpg

[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-26 08:54 | 待ちぼう犬

『救命士』(1999 米)

a0037414_22414680.jpg
原題:『BRINGING OUT THE DEAD』(121分)
監督:マーティン・スコセッシ
原作:ジョー・コネリー
脚本:ポール・シュレイダー
音楽:エルマー・バーンスタイン
出演:ニコラス・ケイジ
    パトリシア・アークエット
    ジョン・グッドマン

この映画って『タクシードライバー』(1976)『レイジングブル』(1980)の監督・脚本家コンビの作品だったんですね。

ニコラス・ケイジという役者さんは、アクション物からファンタジー物、そしてシリアス物まで幅広くこなす芸達者な人ですが、この映画で彼が扮するのは、アメリカでは当たり前になってる民間の救急救命士。
救急医療の仕事がどんなにハードかってことは『ER』などの医療ドラマでもお馴染みですが、こちらで描かれるのは事故現場から患者を救急病院へ運ぶ仕事の過酷さ。かなりシリアスな役です。

主人公曰く、
俺たちは人の命を救うのではなく、人の死を見届けるのが仕事だ

彼ら救命士に認められているのは、緊急蘇生術のみ(日本ではそれすら満足に認められていないようですが)。命を救うのが仕事なのに、それ以上の処置は出来ず後は病院へ荷物のように搬送するだけ。そんな欲求不満と悔恨の日々を送る主人公のフランクは、過労に加え慢性的な睡眠不足で精神に変調をきたし始めます。
このあたりは、同じ監督・脚本の『タクシードライバー』(1976)を彷彿とさせる展開。違うのは、こちらのフランクはあくまでも善良であることかな。

心を病んだフランクは過去に助けることができなかった少女の幻覚に悩まされます。
幻視や幻聴といった幻覚は、断眠や感覚遮断によって正常な人でも体験するといいますから、フランクみたいに慢性的な寝不足で長い間車の中で過ごす仕事をしていると感覚遮断状態になってそんな怖い体験をしてしまうんでしょうね。
タクシードライバーやトラックの運転手の中には深夜、長時間運転中に幽霊を目撃する人がいるようですが、あれも感覚遮断による幻視なのかも(ホンモノを目撃した人もいないとは限りませんけどね^^;)。
 
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-25 12:59 | 映画(か行)

若き日のスターに会える番組『コンバット!』

a0037414_21531087.jpg
古い映画同様、毎週月曜日の深夜にNHK-BSでやっている『コンバット!』も若き日のスターに出会える嬉しい番組です。

これまでも、リー・マーヴィンジェームズ・コバーンレナード・ニモイテリー・サヴァラスといった面々がゲスト出演していましたが、さて、昨日登場したのは誰だったと思います?

昨日のゲストは・・・
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-24 22:47 | TV

『リトル・ドラマー・ガール』(1984 英)

a0037414_135734.jpg
原題:『LITTLE DRUMMER GIRL』(129分)
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
原作:ジョン・ル・カレ
脚本:ロリング・マンデル
音楽:デイヴ・グルーシン
出演:ダイアン・キートン
    ヨルゴ・ヴォヤギス
    クラウス・キンスキー

夜中の3時頃、居候猫に起こされ、途中からだったけどつい最後まで観てしまった映画です。

スパイ小説の大御所ル・カレ原作の当作品、DRUMMER GIRLって、ドラムを叩く女性ではなく、どうやら旅回り劇団の女優という意味のようです。
当時37歳だったダイアン・キートンが演じるのは、確かにイギリスのどこかで舞台女優をしているチャーリーという女性。
そんな女性がなぜスパイ合戦に巻き込まれたのか・・・途中からだったので首を傾げっぱなしでしたが、解説を読むとイスラエル情報部(モサド)が「演技ができること」、そして「とてもスパイには見えない」という理由から彼女に目をつけたらしい。それだけ聞くと、笑えるマリオネーション『チーム★アメリカ』を思い浮かべますが、これ決して喜劇じゃありません。イスラエル対パレスチナゲリラの血で血を洗う怖ろしいテロ合戦を描くポリティカルサスペンス、いやスリラーといったほうが正解かな?フィクションとはいえ、テロは怖いです。
a0037414_21215119.jpg
モサドは、パレスチナゲリラの首魁を亡きものにするため、チャーリーを首魁の弟の恋人に仕立てて送り込むことにしたのです。
しかし、チャーリーはなぜこんな危ない仕事を引き受けたんだろ。その理由を知るためには、やっぱり見逃した前半を観る必要がありそうだな(^^;

大切なお話の導入部を見逃してもつい最後まで観てしまったのは、何を隠そう画面に怪優クラウス・キンスキーが出ていたから。キンスキーにしては大人しめの役でしたが、モサドのスパイチームのボスをあのギョロ目で重々しく演じておられました。

そうそう、こういう古い映画を観る楽しみがひとつあります。
それは今、旬の俳優さんの無名時代の姿がおがめること。
この映画にもいました、いました♪
当時はまだ34歳!だから、最初は「似てるけど、本人かなぁ」と自信ありませんでした。だけど、確かに彼でした♪

その人の名は・・・
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-23 21:51 | 映画(ら行)

『処刑人』(1999 米)

a0037414_1102640.jpg
原題:『THE BOONDOCK SAINTS』(110分)
監督・脚本:トロイ・ダフィー
音楽:ジェフ・ダナ
出演:ウィレム・デフォー
    ショーン・パトリック・フラナリー
    ノーマン・リーダス
    デヴィッド・デラ・ロッコ

見始めてしばらくは、てっきりイギリス製で、ロンドンが舞台の映画だとばかり思っていました。
主演の兄弟は敬虔なクリスチャンでいかにもアイリッシュっぽいし、風景もイギリスの街並みっぽい。作風も、『ロック・ストック&トゥ・スモーキング゙・バレルズ』のガイ・リッチーを思わせるし。
それが「あれっ、ここはアメリカ?」と思い直したのは、FBI捜査官ポール・スメッカー(W・デフォー)が登場した辺りから。国内犯罪を扱うFBIがロンドンの殺人事件を担当するわけないですものね。
うっかり見逃していまたが、オープニングシーンにテロップで「サウスボストン」と出ていたんですね。ボストンはヨーロッパの香りが色濃く漂う街。うーん、だまされちゃった。
a0037414_215506.jpg

この映画、以前に小夏さんやruiji3さんが取り上げていらっしゃって、是非観てみたいなと思っていた作品でした。

原題にあるBOONDOCKという単語、辞書を引いてみたら“片田舎の”と訳されていました。ってことは『片田舎の天使』?いやあ、他にもっと的を射た訳があるんじゃないだろうか。だって、この天使たち、かなりヤバイんです。法で裁けない悪人たちを銃で次から次に処刑していっちゃうんですから(^^;。報酬をもらわない必殺仕置人みたいな連中なン。

撃ちまくり殺しまくるので殺戮シーンはけっこうハード。
なのに、主人公の2人に凶悪さを感じないどころかシンパシーを覚えるのは、この兄弟が神の啓示を受けて殺人を行っているせい?
それとも強大な悪に対して見て見ぬフリをせず敢然と立ち向かう姿勢に好感が持てるから?
うーん、それもあるかもしれないけど、やっぱり2人のルックスとキャラクターが憎めないからなんでしょう。
ショーン・パトリック・フラナリーとノーマン・リーダス扮するこの兄弟、ひょっとしたら二卵性双生児なのかもしれません。
顔は似ていないけど、双子かと思うほど仲がいいし。双子かと思うほど息が合ってるし。ザ・タッチの2人みたいに仕草や言動が同調しちゃう。心理学でいうところの『同調行為(シンクロニー)』というやつです。同調行為は心が一つになっていればいるほど起こりやすいのです。

しかし、この映画の白眉はなんといってもウィレム・デフォーの怪演でしょう。
その怪演ぶりの一端は是非小夏さんのブログでご覧下さい♪
[PR]
by kiyotayoki | 2006-10-21 19:21 | 映画(さ行)