映画の心理プロファイル

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猛火、ハリウッドサインに迫る!

映画の都ハリウットのシンボルといえば、ハリウッドサイン
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このサインで思い出す映画といえば、うーんと、そうそうスピルバーグ監督作のコメディ映画『1941』(1979)かな。
潜水艦でアメリカ西海岸にたどり着いた日本兵たちが、潜望鏡でこの看板を見て「やったぁ、アメリカだぁ」って喜ぶシーンが確かあったと思います。

この看板が出てくる作品は、たぶんコメディが圧倒的に多いと思うな。
大阪・道頓堀のグリコの看板ぐらい有名なサインやから、シリアスな映画には不向きなんちゃうやろかと(と、なぜか関西弁)。

それは置いといて、Mt.Leeって山の中腹にあるこの世界的に有名な看板、いまその山の裏手から出火して火の手がどんどん看板に迫ってきているんですと!
さっき、ニュースでやっておりました。
消化活動がはかどって鎮火すればいいんだけど。
さぁて、ハリウッド・サインの運命やいかに(?_?;)。

たまたま見つけたエキサイト・ニュース(2007.3.1号)に、ハリウッドサインを裏から見た写真と一緒に、こんな記事が載っておりました。
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ちなみにハリウッドサインは、1923年に不動産会社の広告として設置されたのがはじまり。
当時の看板は「HOLLYWOOD」ではなく「HOLLYWOODLAND」だったが、のちの修復の際に「LAND」の文字が撤去されたのだそう。

ハリウッドサインでは、過去に女優ペグ・エントウィッスルさんが看板から飛び降りて自殺を図るといった悲しい事件もあったが、現在ではフェンスを乗り越えること自体が違法となっている
。”
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by kiyotayoki | 2007-03-31 12:55 | 閑話休題

キャノン PIXUSのCM

TVを見ていると、どうでもいいことが気になるもので・・・(^~^;。

このところ見かけるたびに気になっていたのが
キャノンPIXUSのCM。
山田優、蒼井優、夏帆という、いま売れっ子の3人が3姉妹という設定で登場するんだけど、長女が山田優だということはひと目でわかる。

だけど、次女はどっちだろ・・・

この世代に滅法疎いってこともあるけど、
2人とも童顔だし、会話からも想像がつかない。
キャリアからいうと、蒼井優がおねえちゃんなんだろうけど、
2人とも同い年くらいに見えるんだなぁ。

仕事しなきゃいけないのに、そういうときにかぎって調べたくなっちゃう。

結果は・・・
山田優演じる「さくら」が長女
蒼井優演じる「あやめ」が次女
夏帆演じる「かえで」が三女
でした。

意外だったのは、3人の実年齢。

山田優は1984年7月5日生まれの22歳。
まだ22歳だったのね!
大人顔なんだなぁ。

蒼井優は1985年8月17日生まれの21歳。
まだ高校生ぐらいかと思ってたのに!
しかも山田優と1つ違いだなんて!

夏帆は1991年6月30日生まれの15歳。
うわっ、まだ中学を卒業したばかりなんだ!
しかも蒼井優と6つも年が離れてるなんて!
なのにどっちが次女かわからないなんて!

・・・と、ホントにどうでもいいことで、
意外なほどショックを受けてしまったのでした(^~^ ゞ。

ンなことで驚いてるヒマがあったら仕事しろ?
はい、そうします(^^;。
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by kiyotayoki | 2007-03-30 11:15 | ART

『プリズナーNO.6』(1967 英)

60年代の海外TVドラマは数あれど、
このドラマほど子供心に衝撃を受けた作品はありませんでした。
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それが英国製の不条理でミステリアスなドラマ
プリズナーNO.6』。

検索してみたら、このドラマに衝撃を受けた人はボクだけじゃないらしく、いろんなサイトでカルト的な人気を博しておりました。
全17話で構成されたドラマがどんなものか、あるサイトに載っていた解説文を引用すると・・・


イギリスのある組織に属する情報部員(P・マッグーハン)はある日、自分の上司に辞表を叩きつけ、部署を後にした。
帰宅して荷物をまとめているうちに、突然彼はガスに包まれる...
気がつくと彼は見知らぬ場所にいた。
そこは世間と隔離された“村”で、村の人々は名前を持たず支配者から番号で呼ばれるのだった。
彼に与えられた番号は「No.6」。統括する姿無き「No.1」と、その直属で指令を下すリーダー「No.2」。
彼らは執拗にNo.6へ迫る。「辞職の理由」そして「情報をよこせ」と。毎回代わるNo.2とNo.6の頭脳戦、そして脱出を試みるNo.6。
果たしてNo.6は村を脱出し、自由を獲得する事ができるのだろうか。



ある日突然、拉致されて別世界での監視付きの生活を余儀なくされる・・・なんか北朝鮮による拉致を彷彿とさせられますね。
世間と隔絶された海辺の村がどんな世界かというと、
そう、ジム・キャリー主演の『トゥルーマンショー』(1998)の人工的に造られた町、あれをイメージしてもらえればいいかな。
そこに住んでいるのは、彼同様何らかの理由で拉致されてきた人々。ほとんどは、洗脳されたのか、逃げるのを諦めたのか、従順に暮らしてる。が、反骨のかたまりである主人公は毎回脱出を試みます。
そのたびに、村のどこかにある中央司令室からオレンジ警報が発動され、追っ手がさし向けられる。
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この追っ手というのが面白い。
巨大な白いバルーンなの。
こいつが矢のように追ってきて、主人公に覆いかぶさり、窒息させて意識を失わせちゃう。
SFチックな作品でもあったんです、これ。

とにかく謎の多いドラマでした。
主人公はイギリスの諜報部員というだけで、名前すらない。
そして、彼を拉致した組織の正体もずっと謎のまま。
なぜ彼が捕らえられているのかも謎のまま。
もちろん、村がどこにあって、どうすればそこから脱出できるのかも謎。
そんな謎だらけの世界でもがく主人公に感情移入して、一度見始めたら目が離せなくなっちゃった。
NHKさん、もう一度最初から観たいので、BSの深夜枠でもいいから再放送してもらえないかなぁ。

このドラマ以来のファンであるパトリック・マッグーハンは御歳84歳。まだご健在のようだけど、刑事コロンボでそのお姿を拝見して以来、最近はとんとご無沙汰です。
知らなかったけど、この人、初代ジェームズ・ボンド役の第一候補に名が上がったこともあったんですってね。

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        黒ずくめの出で立ちがクールで渋くてカッコよかったなぁ。
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by kiyotayoki | 2007-03-29 12:42 | TV

『逃亡者』(season5)

土曜日の深夜にやっている懐かしのTVシリーズ『逃亡者』、
録画しておいたものを観てみたら嬉しい驚き♪
ゲストが豪華版だったのです。

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この回、逃亡犯リチャード・キンブルを危機に陥れる覆面刑事として登場したのは、チャールズ・ブロンソン。今やっているのは1967年のシリーズらしいので、当時のブロンソンはもうばりばりの映画スター。
この年には『特攻大作戦』に出演。翌年には『さらば友よ』や『ウエスタン』に出演することになる全盛期。
そんな時期によく出てくれましたね、ブロンソン♪声も、お約束の大塚周夫さんでした。
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そしてもう1人のゲストがアン・フランシス。
マリリン・モンローを小ぶりにしたみたいな女優さん(口元にホクロもある)で、彼女の主演TVシリーズ『ハニーにおまかせ』を子供の頃ドキドキしながら観ていた記憶があります。
SFファンなら、『禁断の惑星』(1956)にロボットのロビーと出ていた彼女を覚えている人がいるかも。


リチャード・キンブル。職業、医師。
正しかるべき正義も時として盲(めしい)る事がある。

彼は身に覚えの無い妻殺しの罪で死刑を宣告され、
護送の途中列車事故に遭って辛くも脱走した。

孤独と絶望の逃亡生活が始まる。
髪の色を変え、重労働に耐えながら、
犯行現場から走り去った片腕の男を探し求める。

彼は逃げる、執拗なジェラード警部の追跡をかわしながら。
現在を、今夜を、そして明日を生きるために……

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こんなナレーションで始まる60年代の大ヒットTVシリーズ『逃亡者』。
調べてみたら、シリーズは1963年から1967年まで続いてた。ってことは、リチャード・キンブルは5年間も逃げ回りながら片腕の男(フレッド・ジョンソンという名前らしい)を捜し求めていたということ。
お疲れさま(^^;
今やっているのが1967年のものということは、最終シーズンということ(本国ではシーズン4に当たるみたいデス)。
ってことはいよいよ彼の苦難の旅も終わりを迎えるということか。
う~ん、しばらく見逃せないなぁ(^~^。
※検索してみたら、この回が108話目で、最終回は120話。
  全部やるとは限らないし、さて、あと何話あるんだろ。 
(映画を観る時間がないと嘆いているわりには、こういうTVドラマはしっかりチェックしております。正味45分くらいなので食事の時とかに、ながらで観るのにピッタリなんですよね^^;)

           ☆       ☆       ☆

いま、ニュース23で知りましたが、植木等さんが亡くなったんだそうです。
子供の頃の大スターがまたひとり逝ってしまわれました。
60年代でまず思い出すのは、今回記事にしたアメリカ製TVドラマとクレイジーキャッツだもの。
80歳ですか・・・、もうしばらくあの元気なお姿を拝見していたかったなぁ・・・
ご冥福をお祈りいたします。
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by kiyotayoki | 2007-03-27 09:58 | TV

神楽坂は坂の町

神楽坂は、その名に“坂”という字がついていることからも
わかるように坂の多い町
上ったり下ったりだから、自転車で走り回るのはホネです(^^;。

調べてみたら、坂下の海抜が5m、坂上の一番高い赤城神社あたりで24m。ふうん、高低差は20mほどか(もっとあるかと思った^^;)。

中には、自転車じゃ上り下りできない階段坂もある。
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これもそのひとつ
袖摺坂
命名の由来は、すれ違うと袖が擦れ合うほど狭いところからついたんでしょうね、
たぶん。

本日のBGM
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by kiyotayoki | 2007-03-24 16:44 | 閑話休題

神楽坂

この時期、テレビドラマは次々に最終回を迎えますね。
昨夜やっていたのは、うちの近所の神楽坂を舞台にした『拝啓、父上様』。
倉本聰さん脚本のドラマって自分が若かった頃は別にして、セリフ回しが何か気恥ずかしくてあまり観る気がしないので、コレも今まで観たことがありませんでした。
なのに昨日観てしまったのは、つい先日神楽坂で火事があったことも関係してるかな。
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写真は、火元となったおにぎり屋さんの残骸。そばに行きつけのスポーツクラブがあるので、昨日現場をのぞきに行ってきました。
そういえば、火事があった日もひと仕事終えてスポーツクラブへ行く途中にこの火事に出くわしたんだっけ。


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昼過ぎから出火。空気が乾燥していたこともあって、5棟を焼く大火事になっちゃった。怪我人だけですんだのは不幸中の幸いでしたが、気がかりだったのは火元が何度か行ったことのある料理屋のある横町の店だったこと。


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案の定、その料理屋ももらい火で半焼しておりました。古い仕舞た屋を改造した雰囲気のあるお店だったのにな。残念(休業を知らせる貼り紙が痛々しい)。
この辺りの路地裏は石畳の道で、粋な黒塀の店が連なっており町の雰囲気もいいので、『拝啓~』のロケにもきっと使われていたはず。
それだけに、焼けたところをまとめて平地にして再開発で高層ビル化・・・なんてことにならなきゃいいんだけどな。

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そうそう、この火事の現場のすぐそばには、馴染みの名画座があります。
それが軽子坂下にあるギンレイホール
火事は狭い路地で起きたので、坂下にあるギンレイホールの前にまで消防車が停まっておりました。


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2本立てで料金は1500円。
名画座経営は苦労も多いだろうけど、もう少し料金を下げてくれたらなぁ。
最近、2本観る時間がとれなくて、なかなか行けないでいますが、いい組み合わせだったら時間をやりくりしてでも行くのになぁ。
それか、1本だけ700円で見せてもらえないもんだろ~か。
それくらいのフレキシビリティがあってもいいだろうに。
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by kiyotayoki | 2007-03-23 14:20 | 閑話休題

光ケーブル切断(;_;)

誰の仕業かわかりませんが、
家の外の光ケーブルが切断され、
数日間インターネットもメールも
できなくなっておりました(T_T)。

やっと復旧♪
工事の様子を見ていましたが、
光ケーブルってホントに細いんだなぁと感心。

いや~しかし4日ほどとはいえネットとつながらない生活って
淋しいものですね。
ちょっとだけ拘置所に入ってたホリエモンの気持ちが
わかった気がいたしました。

この4日ほどで変わったことといえば・・・
あ、それは明日にしようかな。
なにしろメールがいっぱいたまっているもので(^ ^;
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by kiyotayoki | 2007-03-22 20:16 | 閑話休題

『NOEL ノエル』(2004 米)

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原題:『NOEL』(96分)
監督:チャズ・パルミンテリ
脚本:デヴィッド・ハバード
音楽:アラン・メンケン
出演:スーザン・サランドン
    ペネロペ・クルス
    ポール・ウォーカー
    アラン・アーキン
    ロビン・ウィリアムズ

Ruijiさんちで紹介されていたクリスマス映画、やっと観ることができました。
クリスマスのお話で、何組かの人々のアンサンブル劇になっているので、観ていて『クラッシュ』(2005)を思い出してしまいました。
クリスマス映画らしく、小さな奇蹟が起きるところも似ていますが、こちらのほうがよりファンタジー度は高めかな。
でも、思い通りにいかない人生をリアルに描いているところはやはり同じ。
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登場する俳優の中で際立っているのは、スーザン・サランドン。
撮影時、57歳ぐらいだったんでしょうけど、孤独で健気な中年女性を魅力的に演じています。

クリスマスイヴは人と人が絆を確かめ合う日。
それだけに絆が希薄な人間にとってはツライ1日になってしまいがちです(ぐっすん;;)。

サランドンが演じるのは、出版社で働くバツイチ女ローズ。
仕事と重病(アルツハイマー病?)の母親の看病で精一杯の日々。
イヴの夜、若い男性社員にデートに誘われたものの、気後れと母親に対する申し訳なさから一歩踏み込めずに結局孤独な自分を再認識するはめに・・・。

共依存』という言葉があります。
重病の母親はすべてを娘のローズに依存している。一方、ローズのほうも母親の世話が唯一の生きがいになってしまってる。互いに依存し合っているんですね。自己犠牲が生きがいになっているから、自分だけが幸せになることに強い抵抗感を覚える。だから、新しい恋にも踏み込めない・・・。
ローズがまさにそうでした。

でも、ひとりでイヴの夜を過ごすのは淋しすぎる。
結局、向かったのは母親のいる病室でした。
けれど、絆を確かめ合いたくても年老いた母の心は閉ざされたまま。表情も凍りついたまま。
絶望という二文字がローザの心を覆います。
そんなローザが向かったのは、凍てつく川のほとり。
・・・なんだかリアル過ぎる話ですね。
でも、ご安心を。これはクリスマスストーリー。
ラストはちゃんと温かな涙がこぼれるようにできています。
クリスマス映画ですから、ファンタジー気味な部分も許せちゃうし。

許せるといえば、これはある意味“赦し”がテーマの映画でもあるんでしょうね。
自分で自分を赦せずにいることって沢山あります。それを自分で赦してあげることで、どれだけ心が楽に、明るくなることか。そしてそれこそが未来の扉を開く鍵ともなるのに。
ただ、それに気づいても、なかなか自分を赦せないのが凡夫のカルマでもあるのかな(^ ^;。

他の共演者、特に先日アカデミー助演賞をとったアラン・アーキンも持ち味全開の演技を披露してくれていますよ♪
監督は、性格俳優としても活躍しているチャズ・パルミンテリ・・・といっても顔が思い浮かびませんよね。

チャズってこんな顔
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by kiyotayoki | 2007-03-19 09:54 | 映画(な行)

おしぼりアート

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昨日、友人の絵描き兼イラストレーターyuzzle君から「結婚しました」というお知らせをいただいた。
おめでとうございます♪
末永くお幸せに☆☆☆

その彼に、去年だったかな、葉山のデニーズであるモノの作り方を教えてもらったことを、ふと思い出しました。
そのあるモノとは、『おしぼり人形の作り方』。
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思い出して作ってみました。
なんとも味わいのあるお人形でしょ。
質感もGOOD♪
作り方は簡単。だけど、途中で一回ひねりを入れるところはなかなか思いつかないところ。
その上、おしぼりの袋を襟巻き代わりに使うんですからムダがない。

作ったあと、一緒にいた同じく絵描き兼イラストレーターのnanaさんと3人で童心に返って小一時間もお人形さん遊びを楽しんでしまいました。

おしぼり人形を知らなかった方、作り方を覚えたい方は是非上の「作り方」をクリックして作ってみてください。ポーズをつけさせたり、物を持たせたり、フキダシをつけて喋らせたり、けっこう楽しめますから(ひとり遊びは侘びしいので、おしぼりの出る喫茶店等で仲間とワイワイやるのがオススメ)♪
※タオル製のおしぼりの出る店じゃないと遊べないのが難点デス。
 ボクが教えてもらえたのも、思えばタオル製のおしぼりを出すデニーズ
 だったからこそだったんだな(^ - ^)。

おしぼりは、適度に湿っているところがミソ。
これが乾いていると形が崩れて人形の体をなさない。
誰が最初に作ったのか知らないけど、作った人、あんたはエライ!

今回、検索してみて驚いたんだけど、おしぼりを使った人形づくりは随分と発展して、今やアートの域にまで達しつつあるようですね。おしぼりアートの達人が何人もいらっしゃるし、本も出てるみたい。素晴らしい♪
コレはその一例。

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ボクも簡単そうなものをマネして作ってみました。
これ、何だと思います?
答えは・・・

《答え》
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by kiyotayoki | 2007-03-15 08:56 | 閑話休題

『パフューム ある人殺しの物語』(2006 独・仏・瑞西)

昨年末以来、
ずっと控えていた劇場での映画鑑賞、
久しぶりに楽しんできました。
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今年初の映画に選んだのは、
あちこちのブログで話題になっていた
パフューム ある人殺しの物語』。

原題:『PERFUME: THE STORY OF A
    MURDERER』(147分)
監督:トム・ティクヴァ
原作:パトリック・ジュースキント
脚本:トム・ティクヴァ他
ナレーション:ジョン・ハート
出演:ベン・ウィショー
    ダスティン・ホフマン
    アラン・リックマン

もう何年も前のことですが、魔がさして坂本龍馬を主人公にした小説をペンネームで書いたことがあります。
そのとき資料を調べていて「へぇ~、そうだったんだ」と思ったのは、幕末に日本を訪れた欧米人が日本の清潔さに驚き、何人もが日誌に書き留めていたという事実。
彼らが驚いたのは下々の人々までが清潔に暮らしていたこと。身につけているものは粗末でも、みんな小ぎれいに身繕いをしてる。悪臭も放ってない。自分の国ではあり得ないことだと驚いてるんですね。
江戸時代の庶民の文化がそれだけ高かったってことでしょうけど、この映画を見ると彼らが驚くのも無理もない話だと思えてしまいます。

舞台は18世紀のパリ。この時代のパリは文化の香りだけでなく、悪臭もふんぷんと放つ街であったことが冒頭でこれでもかと描かれます(^^;。
画面に現れた魚市場はドロドロ、ベトベト、グチャグチャ。とにかく吐き気をもよおす(実際、吐いてる人もいる;)グロい世界。
主人公ジャン=バティスト・グルヌイユはそんな中で、急に産気づいた売り子の女によってボチャッとこの世に生を受けちゃう。
そのままうち捨てられるところを命長らえたジャン=バティストには、ひとつだけ人と違う能力があった。それが犬も真っ青の鋭い嗅覚だったのです。
その嗅覚がどれほどすごいのかを表す映像が面白かったな♪
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ジャン=バティストがその類い希な能力に磨きをかけるのは、パリの落ちぶれ調香師バルディーニの押しかけ助手になってからのこと。
バルディーニに扮するは名優ダスティン・ホフマン。
ホフマンといえば「だから調香師に選ばれたのかな」と思うほどのデカイ鼻の持ち主。ところが、皮肉にも年のせいかその鼻がもう利かなくなっちゃってる役なんですね、これが(^^;。
その鼻の代わりを自分ならできると、ジャン=バティストは売り込んだのです。
売り込み方はさすが超絶嗅覚の持ち主って感じ。カクテルだってあんなに乱暴には調合しないだろって勢いで、矢継ぎ早に香りのエッセンスを混ぜ合わせて、アッという間に当時流行していた香水のコピーを作ってみせちゃう。

嗅覚って、視覚や聴覚と違って脳の本能を司る部分に中枢があることがわかっています。だから考えて判断できるものじゃないんですね。配合に必要なのは直感なんだな。だからこそのあのワザだったんでしょう。

不幸だったのは、ジャン=バティストの目指したものが“一流の調香師になること”ではなかったってこと。彼なら、望めばすぐにでも超一流の称号は手に入れられたはず。
ところが、彼の心をとらえて離さなかったのは、そんな下世話なものじゃなかった。
彼が求めていたのは、心をとろけさせるようなある芳しい匂いをできるだけ長く留めておく方法だったのです。
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果たして彼の超絶嗅覚が究極の香りとして探り当てたものとは・・・(ひょっとして、この赤毛の女の子と関係ありなのか???)。
それを求めるあまりに、ジャン=バティストは恐るべき凶行へと駆り立てられていくのだけれど・・・。


まだ始まって間がないし、これ以上の映画評は書かないでおこうと思いますが、久しぶりの映画館での鑑賞だったので、余計に満足度は高かったですよ♪

そうそう
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by kiyotayoki | 2007-03-12 23:40 | 映画(は行)