映画の心理プロファイル

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『大列車作戦』(1964 米)

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原題:『THE TRAIN』(131分)
監督:ジョン・フランケンハイマー
原作:ローズ・ヴァラン
脚本:フランクリン・コーエン他
音楽:モーリス・ジャール
出演:バート・ランカスター
    ポール・スコフィールド
    ジャンヌ・モロー
   
この映画の原題ってこんなにシンプルだったんたね♪
確かに機関車が主役といってもおかしくはないけど。

随分前にTVの洋画劇場で見て以来で中味をほとんど忘れていたせいか新鮮に鑑賞することができました。
男っぽい映画を撮り続けたジョン・フランケンハイマー(当時35歳)の力作です。
『大列車作戦』という日本語タイトルからは好戦的な戦争アクションをイメージするけど、実際に見てみると、ハードなアクションは用意されているものの、戦争をする人間の愚かさを痛烈に皮肉った作品でもあります。

舞台は第二次大戦末期のフランス。
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連合軍がパリを奪還するのももう間近。
そんな中、ドイツ軍はバルドハイム大佐の指示により大量の名作絵画をパリの美術館から略奪、本国へ運び出すべく列車に積み込み始めている。
このバルドハイム大佐を演じるポール・スコフィールドが頑迷・冷徹を絵に描いたような、いかにもドイツ軍将校って感じの人。ご本人は英国人らしいけど、こういう役にぴったり♪

ドゴール率いる自由フランス軍は、国の誇りであり財産である絵画を敵国に奪い去られてなるものかと、鉄道事業に従事するレジスタンスに美術品奪還の指令を出します。
が、それにレジスタンスの長であるラビーシュは難色を示します。
戦争開始当初180人いた仲間も今やわずか3人。絵画にどんなに価値があろうとも、これ以上人命を犠牲にしてよいものだろうかと悩むラビーシュ。
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そんなラビーシュを演じているのは、バート・ランカスター。撮影当時50歳。でも、さすがタフガイらしく、ほとんどのアクションをスタントマンなしでこなしてる(たぶん)。
ただ、役柄はフランス人。アメリカ映画だから、みんな英語を喋るのは仕方がないとしても、見えないんだよなぁこの人、フランス人には(^^;。
一方、機関車の老運転士を演じたミシェル・シモン(写真左)は、いかにもフランス人という顔の人。フランス人って年をとると鼻がでかくなって顔に存在感が増す気がするのは、僕の勝手な思い込み?
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この老運転士の死が、ラビーシュに絵画奪還を決意させることになるんですが、紅一点として登場するのがフランスの名女優ジャンヌ・モロー(当時35歳)。
先日、『マルサの女』『マルサの女2』を見たけど、宮本信子とジャンヌ・モローって感じが似てますね。決して美人じゃないんだけど、ちゃんと華はあるところとか。

原作者のローズ・ヴァランという人は、当時のルーブル別館の館長なんだそうな。ってことは、奪還作戦自体は実際にあったことなのかも。
ルーブル美術館の壁に整然と飾られているルノワールやドガ、ピカソ、ブラックといった巨匠の名画の数々。でもその裏には、こんな血ぬられた歴史もあった、と・・・。この映画を観ると、絵の眺め方もちょっと変わってくるかもしれませんね。


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今年も一年、おつき合いいただき感謝です。
来年は子年。
干支でいうと、始まりの年。
気分一新、いい年にしたいものですね。
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by kiyotayoki | 2007-12-31 07:03 | 映画(た行)

『クリント・イーストウッド ジャズ・ナイト』(1997年)

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『クリント・イーストウッド ジャズ・ナイト』というタイトルで、
イーストウッドが1997年4月29日、ニューヨークのカーネギー・ホールに
お気に入りのアーティストを集めて行ったジャズライブがWOWOWでオンエアされた。

クリント・イーストウッドは大の音楽好き、ジャズ好きとしても知られてる。
ジャズにのめり込んだのは、少年の頃、母親がたくさん買ってきたファッツ・ウォーラーのSP盤を熱心に聴いたのがきっかけだったらしい。
1946年に生演奏を聴いたチャーリー・パーカーとレスター・ヤングに夢中になった時は、本気でジャズ・ピアニストを目指そうと思ったこともあったんだとか。

ライブが終わって、ステージに登場したイーストウッドは出演したミュージシャンたちに感謝を述べると、おもむろにピアノに向かって鍵盤をつま弾き始めます。
曲はスタンダードナンバーの『After Hours』。

ちなみにアフターアワーズとはステージが終った後のひとときのこと。
お客さんが帰った後 ミュージシャンたちが残ってリラックスした状態で好きな曲を演奏したり談笑したりする時間。

心憎い選曲をしたイーストウッド。
演奏もまさにそんなひとときにふさわしいものでした。

あんな風に気ままに軽やかに弾けたらなぁ・・・。

そういや、今年はじめの目標は「ピアノを弾けるようになる」でありました。
結局、熱心に練習したのは最初の2ヶ月ぐらいで、近頃はたま~に思い出した時にたどたどしくつま弾く程度。
あ~情けない(^^;。
この目標は、来年も継続したいと思っております(^~^ゞ

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by kiyotayoki | 2007-12-28 13:37 | TV

『マルサの女』(1987 日)

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英語題:『A Taxing Woman』(127分)
監督・脚本:伊丹十三
音楽:本田俊之
出演:宮本信子
    山崎 努
    津川雅彦
    大地康雄
    伊東四郎
    大滝秀治

NHK-BSでやっていたので久しぶりに鑑賞。
やっぱりよくできた作品ですね。
洋画好きだったので、公開当時に観た時は「日本映画も、それから日本の俳優さんたちも、捨てたもんじゃないな」と、不遜ながらも思ったもの。
テーマ曲が印象に残るところも日本映画離れしてる♪
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これ以前に『お葬式』(1984)『タンポポ』(1985)もあったけど、以来、伊丹監督には随分と楽しませていただきました。
亡くなってもう10年も経つんだなぁ。

今回、観て気づいたのは、
これは20代の若手俳優の出ない珍しい映画だってこと。
普通なら、若者層や若い子好きの層を取り込むために、ピチピチした男優・女優をキャスティングしそうなものだけど、この映画では一切排除してある(^~^。
主だった出演陣は、みな40歳超だもの。
主演の宮本信子が撮影当時41歳、山崎努50歳、津川雅彦46歳、伊東四郎49歳、大滝秀治61歳、岡田茉莉子53歳、そして芦田伸介は69歳ときた。
ストーリーが面白いだけでなく、プロの役者の熟練の演技が堪能できる映画なんですね、これ。
しかも、監督が俳優出身だけあって、どの人にも、たとえ脇役であってもちゃんと見せ場が作ってある。役者さん達は嬉しかったと思うな。
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山崎努がうまいのは当然として、中年になってやや影が薄くなっていた津川雅彦はこの作品で中年の危機を脱した感じがしたし(その後の活躍はご存じの通り)、“マルサのジャック・ニコルソン”大地康雄はこれでブレイクしちゃったし(^^。
中でも、役者として輝いたのはやっぱり主役の宮本信子でしょうね。旦那でもある伊丹作品に出演する毎に、女っふりが上がってった気がする。
一方、伊丹監督のほうはというと、才能は輝き続けたけれど、いくら素晴らしい女優でも毎回同じではマンネリに陥っても不思議ではないですよね。
早めに奥さん以外の人で映画を撮っていたら、自殺するまで思い詰めることはなかったかも・・・なぁんてね(^^;。

お話は、税務署から国税局査察部(マルサ)に転進した板倉亮子(宮本信子)が、ラブホテル経営者・権藤(山崎努)を脱税で摘発するまでを描いた痛快娯楽作。
マルサというそれまで馴染みの薄かった職業にスポットを当てたのも見事だけど、巧妙な手口で脱税を行う事業家たちとそれを鮮やかに見破る捜査官たちとの手に汗握る虚々実々の対決もテンポがよくてスリリング。いい意味の下品さもたっぷり盛り込まれてる。とにかく、第一級のエンターテイメント作に仕上がっています。

今夜放送の続編も楽しみだ(「1」に比べると、内容をかなり忘れているので^^;)♪

《印象に残った台詞》
 亮子が摘発を受けて落ち込む権藤に投げかける言葉
 「査察が入って潰れた会社はない」
  (ちょっと意外な気がしたけど、査察に入られるような事業者は
   皆したたかで、一度や二度の挫折じゃめげやしないんだろうな、きっと^^;) 
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by kiyotayoki | 2007-12-26 12:27 | 映画(ま行)

クリスマスカード

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YouTubeでクリスマスカードが作れるんだね♪

Video Holyday Card
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by kiyotayoki | 2007-12-25 10:51 | ART

Painted Hands

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左の画像は、クエバ・デ・ラス・マノス
日本語にすると、「手の洞窟」

南米アルゼンチンのリオ・ピントゥラスという渓谷にある洞窟に残る1万年以上前の人類の手形です。

何のためにこんな手形を残したのか。
それには諸説あるようだけど、遊び心があったのは確かですよね。
こんな遊び心があったからこそ、人類はここまで文化を爛熟させてきちゃったんだろうな。

てなところから、ちょっと無理矢理な感じですが、「Painted Hands」という遊び心いっぱいの画像を見つけたのでご紹介。

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                     ハクチョー♪
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                     ゾォー♪
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                     ワシー♪ 

もひとつ、おまけに
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by kiyotayoki | 2007-12-23 12:14 | ART

光学迷彩

このところ何度か「カモフラージュ・アート」を取り上げてきたけれど、
芸術的にではなく科学的に物体を見えなくする技術ってのも研究されているんですね。

科学的なカモフラージュ技術の名は『光学迷彩』というらしい。

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日本でこの名称が用いられる元になったのはアニメ『攻殻機動隊』「熱光学迷彩」と呼ばれていたのが始まりだっていうから面白いじゃありませんか。

実際、アメリカ軍やイギリス軍では、プレデターやスタートレックの宇宙戦艦用の遮蔽装置みたいなものを本気で研究しているらしい。

日本でも、軍事用ではなく平和利用のために東大や電気通信大でこの「光学迷彩」技術が研究されているようだ。
その研究の一端を知ることのできるサイトがあるのでご紹介。
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光学迷彩研究
ページの下のほうにあるMoviesを見ると、現在の研究成果を確かめることができますよ♪



原理は、身体に隠れる後ろの風景を服などの上に投影するというもの。
光ファイバーや受発光ビーズを使って、リアルタイムに背景を服の上に映し出す仕組み。後ろの風景が服に映し出されていれば、背景にとけ込んだようになって、姿がみえなくなるというわけ。
後ろの風景をデジタルに高速処理し、それを高解像度で投影する技術が必要なんだけど、実用化は時間の問題?





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by kiyotayoki | 2007-12-22 14:32 | ART

『戦場のアリア』 (2005 仏・独・英・ベルギー・ルーマニア)

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原題『JOYEUX NOEL』(117分)
監督: クリスチャン・カリオン
脚本: クリスチャン・カリオン
音楽: フィリップ・ロンビ
出演: ダイアン・クルーガー  
    ベンノ・フユルマン  
    ギョーム・カネ    
    ゲイリー・ルイス   
    ダニー・ブーン    
    ダニエル・ブリュール  

バリ島での温暖化防止会議が米国や中国の国家エゴで紛糾したニュースを耳にした時に観たので、製作国に米国の名がなくて、なんとなくホッとしてしまったのでした(^^;。
こうした何カ国も参加する映画に米国が加わると、良くも悪くもアメリカらしさが色濃く作品に出てしまうから(キャスティングもかなり変わっていただろうなぁ^^;)。

会議では、EUの代表はCO2の削減目標の数値化を提案したらしいけど、経済発展優先の大国(&日本)や発展途上国がそれを阻止したカタチ。
地球からの警告がけたたましく鳴り響いているのになかなか腰を上げないその様は、先日ニュースで報道された「ドンキホーテ火災を通報した女性店員と消防署員の会話の録音テープ」を聞いているようで、なんとももどかしい。
あらら、話が横道へそれちゃった。

この映画は、EUに加盟する国々の人々が集まって作った、戦争中の心温まるお話。ただ、戦時下だけにシビアな結末も用意されていますが・・・。
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架空のお話ではないようです。大戦下のクリスマス・イブに、互いに敵対する者たちが、クリスマス・キャロルの歌声をきっかけに、戦闘の最前線で歩み寄り、挨拶をし、フランスのシャンパンで乾杯したというエピソードを元に、それを映画的に再現した物語だという。

第一次世界大戦下の1914年12月。
フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍が連日砲弾を鳴り響かせているフランス北部の凍てつく村。3カ国の歩兵部隊は100mも離れていない塹壕に身をひそめて対峙。塹壕と塹壕のあいだの丘には、繰り返された突撃で死んだ兵士の屍が大地と共に凍りついている。
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やがて訪れたクリスマスイブの夜。ドイツ軍の塹壕には皇帝からのプレゼントが届けられる。温かいスープかと思いきや、それは無数のクリスマス・ツリー。苦笑いの兵士たち。
と、スコットランド軍の塹壕からはバグパイプの音色が聞こえてくる。
その音色をきっかけに、オベラ歌手だったドイツ兵が「聖夜」を朗々と歌いだす。
すると、その歌声に合わせて、バグパイプ奏者が伴奏を始める。
戦場にハーモニーが生まれた瞬間でした。
そのハーモニーが敵対する兵士たちの心を和ませ、聖夜の休戦という、いわば奇跡のような出来事を生んだのでした。

ただ、映画を見終わってからゾッとしたのは、このエピソードが生まれたのが1914年のクリスマスであったこと。1914年といえば第一次世界大戦が始まった年。戦争はそれから1918年までまだ延々と続いたのです。
ということは、これは1914年のクリスマスだからこそ生まれたエピソードだったとも考えられますね。戦闘は厳しさを増していたとはいえ、まだ国にも兵士たちにも疲弊感や絶望感はそれほど蓄積していなかった。だから、クリスマスを祝う心のゆとりが残っていたのかも・・・。

映画も、言葉を交わし友情を感じ、戦争が終わったら互いの家を訪問すると約束し合った兵士たちのその後味わったであろう過酷な運命を想像させるような作りになってる。
特に、勝手に休戦した罰としてもっと過酷なロシア戦線に送られたドイツ歩兵部隊のその後は悲惨を極めただろうなぁ。しかも部隊長はもし生き残ったとしても、未来にはもっと過酷な運命が待っている。というのも、彼はユダヤ系ドイツ人だったから・・・・。
そんな、クリスマス映画なのに、どこまでもシビアな運命を予感させる作りになっているところが欧州製の映画らしい、というか米国が参加していない映画らしいところかもしれません。

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by kiyotayoki | 2007-12-21 10:25

続・カモフラージュ・アート Camouflage Art


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ボーさんのコメントに、
「そのへんにいて、気づいたら、びっくりしてしまいそう」
とありましたが、子供たちの反応がまさにそんな感じですね(^ε ^

こんな手もあったか♪
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by kiyotayoki | 2007-12-19 00:07 | ART

カモフラージュ・アート Camouflage Art

先日取り上げた「自分という存在をその場にとけ込ませるアート」の続編です。
正式名称があるのかわからないので、
とりあえずカモフラージュ・アートとでも呼んでおきましょうか。
(「カメレオン・アート」「恐くないプレデター・アート」でもいいけど^^)
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いやあ、見事に本棚にとけ込んでいますね。
足元が見えてなかったら、
「本棚が歪んで見えるのは目の錯覚?」って思っちゃうかも?(^~^

こちらはもっとアートしちゃってる♪
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by kiyotayoki | 2007-12-17 09:46 | ART

『あるいは裏切りという名の犬』(2004 仏)

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原題:『36 QUAI DES ORFEVRES』(110分)
監督:オリヴィエ・マルシャル
脚本:オリヴィエ・マルシャル他
共同脚本:ドミニク・ロワゾー
音楽:アクセル・ルノワール
出演:ダニエル・オートゥイユ
    ジェラール・ドパルデュー
    ヴァレリア・ゴリノ
    ミレーヌ・ドモンジョ

劇場公開された時から、観たいなぁと思っていた作品。
久しぶりのフランス製ノワール・ムービー。
そのせいか、観ていて思ったのは
香港映画みたい
だった(^^;。
『インファナル・アフェア』なんかの根底に流れる虚無性や退廃的なムード、あれに似たものを感じたからなんだけど、そういえば『インフアナル・・・』を観た時は「フランス映画みたい」って思ったんだっけか。
仏製の犯罪映画が本家だとすれば、香港製の犯罪映画は分家って感じ?
だけど、激しい銃撃シーンなんかは、本家が分家のマネをしてるんじゃないかと思うほど(っていうか、ハリウッド映画っぽいというか^^)。
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原題のオルフェーヴル河岸36番地というのはシテ島にあるパリ警視庁の住所なんだね。
映画は、その標識をフルフェイス・ヘルメットの2人組が盗み出すシーンから始まる。何かの犯罪に使用されるのかと思いきや、引退する仲間へのプレゼントだったことがわかるという粋な滑り出し(粋だけど、引退の度にやられたらパリ警視庁もたまらないだろうな^^;)。
そんな警察の身内話から始まるところは、さすが実録モノって感じ。共同脚本のドミニク・ロワゾーという人は元刑事で、この人の体験が脚本に色濃く出ているらしいデス。

映画で知ったことだけど、パリ警視庁にはBRI(探索出動班)とBRB(強盗鎮圧班)という2つのームがあって、手柄を競い合っているらしい。で、BRIのトップがダニエル・オートゥイユ扮するレオ・ヴリンクス。BRBのボスがジェラール・ドパルデュー扮するドニ・クラン。
観ていくうちにわかってくるけれど、かつて2人は親友だっただけでなく、同じ女性カミーユ(ヴァレリア・ゴリノ)を愛した過去があった(結局カミーユはレオを選択)。
以来、友情は壊れ、現在では次期長官候補として激しく対立するライバル関係にある。  
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自負心が強く自己評価が高い男ほど“扱いにくい女”に惹かれやすい」という心理法則があるけれど、ドニがまさにそう。恋に破れたあと、ドニはハイソでモデル体型の、しかも皮肉屋の女性と結婚。しかし、関係はかなり冷え切っている様子。

そんな2人を中心に、派手な現金強奪事件や、レオが使っていた情報屋の殺人事件などが折り重なり複雑に絡み合って進んでいくんだけど、わりと親切に作ってある(先が読めるっていうか)のでストーリーで戸惑うことはありません。
見どころはやっぱり、丁度いい具合に歳をとった2人、ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューの渋~い表情合戦かな♪年輪が顔に出たフランス人の顔って、ほんと味があるんだな。
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そうそう、この映画にはいい具合にお歳を召した女優さんも登場しております。右の写真は、若かりし頃のもの。ミレーヌ・ドモンジョという懐かしい女優さんです。撮影時は御年65歳ぐらい?
お姿を見るのはかなり久しぶりだったし、映画の中ではいきなり暴漢に顔をボコボコにされてしまう役だったせいか、データを調べるまで彼女だとはまったく気づきませんでした(^^;
役は、バーのマダムで、レオとは腐れ縁の間柄。フィルム・ノワールには欠かせないタイプの女性なんだなぁ、これが(^~^。
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by kiyotayoki | 2007-12-15 14:32 | 映画(あ行)